JR東日本 姨捨駅硬券入場券

日本三大車窓に数えられている篠ノ井線姨捨駅はスイッチバック式の無人駅ですが、昭和9年に建築された駅舎の整備を機に、期間限定(本年は11月30日まで)で硬券入場券の発売が行われています。

同駅は国鉄時代の昭和40年代に無人化され、以後平成初期までは売店の受託者が乗車券の発売をしていましたが、委託解除後は完全な無人駅となっており、今回の入場券発売は大変喜ばしいことです。なお、JRになってからの末期の乗車券を、拙ブログ2010年9月25日エントリーの「姨捨駅発行 稲荷山ゆき乗車券」にて御紹介させていただいております。

   JR東日本長野支社HP

 

   


発売は観光協会が受託しているため入場券1種類しかありませんが、硬券の入場券は発売都度ダッチングで日付を印字され、台紙が付けられます。
台紙には姨捨駅の駅舎の写真が表紙に印刷されています。

 

   


台紙を開けると、背面には日本三大車窓である姨捨駅から善光寺平を見渡した夜景の写真が印刷されています。

 

   


台紙を開いた裏面です。

姨捨の棚田の写真と、硬券入場券を入れる袋が付いています。購入した入場券はここに入れるようになっています。

 

   


硬券の入場券です。

印刷場は不明ですが、白色無地紋のB型券で、大人専用券となっています。発売されている券種はこれ1種類のみで、小児用の設定はありません。

JR東日本では入場券の2時間制限をかけていますが、もともと無人駅の観光記念の位置付けだからでしょうか、時間制限の欄は設けられていません。尤も、JRの規程では時間制限については定められておらず、必要に応じて「発売当日1回限り有効」の部分を変更することができるとされていますので、これで良いと思います。

 

   


裏面です。

上段に「姨捨駅来駅記念」、下段に「姨捨駅発行」と発行箇所名が印刷されています。同駅の管理駅は篠ノ井駅ですが、発行箇所名を篠ノ井駅の特定窓口としたり「〇ム姨捨駅」とせずに姨捨駅としたところは、観光入場券という性格からでしょうか?

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