JR東日本 下館駅発行品川・目黒間ゆき硬券乗車券

平成4年1月に下館駅で発行された、品川~目黒間ゆきの硬券乗車券です。

 

   


青色JRE地紋のA型券で東京印刷場にて調製されたものです。

平成4年当時、下館駅はすでに硬券は廃止されておりましたが、発行箇所名が「〇社 下館駅発行」となっておりますように、関東鉄道側の窓口ではまだ硬券による発売が行われていました。


現在では下館駅は東京近郊区間内の駅となっており、同区間は有効期間1日で途中下車ができませんが、この券は東京近郊区間拡大前のものであるため、途中下車可能で有効期間は2日間の青券となっています。


山手線内の駅までの2日間有効の青券は、営業キロが200km以内であれば「東京山手線内」ゆきで、201km以上であれば「東京都区内」ゆきとなっているものが一般的ですが、この券を一瞬見ると「品川・目黒間ゆき」となっているために違和感を感じます。
しかし、下館から小山経由で品川までの営業キロは103.6km、目黒までの営業キロは107.7kmなのに対し、東京山手線内ゆきの基準である東京までの営業キロは96.8kmしかないため、東京山手線内ゆきとはならなかったことによります。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )