JR西日本 穴水駅発行 乗車券・急行券連綴券

平成3年8月に七尾線穴水駅で発行された、金沢ゆきの乗車券・急行券連綴券です。


   


桃色JRW地紋のD型券で、大阪印刷場で調製された様式となります。


当時の穴水駅は国鉄から継承されたJR七尾線の主要駅で、金沢駅から急行「能登路」が運転されたほか、平成3年2月までは上野から急行「能登」が休日を中心として輪島駅まで延長運転されていました。


平成3年頃になると駅の出札業務の機械化が進み、硬券による急行券を発売する駅は数える程となってしまいました。その中でも比較的需要の多い区間については出札業務簡易化のために連綴券が設備されていましたが、この頃になりますと急行列車の廃止や特急列車への格上げが相次いで急行列車そのものが希少なものとなり、連綴券となると、かなり限られた駅にしか設備されていなかったようです。


七尾線はこの券が発行された翌日の9月1日から七尾~輪島間はのと鉄道に移管されています。そのため、8月31日限りでJR穴水駅は廃止され、翌1日からはのと鉄道の駅となっています。

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