JR東日本 新幹線運休時の特急券払戻し ~その1

8月2日金曜日の早朝、JR東日本の東北・上越・秋田・山形・長野の各新幹線は、東京~上野間の停電事故の影響を受け、東京~大宮間で区間運休となりました。

当日は夏休み期間中かつ金曜日の朝ということで、ビジネス客の他に行楽客や帰省客で東京駅新幹線改札周辺は溢れかえるような混雑となり、案内の係員さんは問い合わせ等の対応に追われている状況でした。


当日は珍しく新幹線で大宮まで行くことを考えて自由席特急券を購入しましたが、あえなく運休の情報を得て断念し、いつも通り在来線の利用となりました。


   


改札口で「在来線に切り替えるので払戻しをお願いしたい」と申し出たところ、改札掛員氏は「ここでは払戻しできませんが、今日明日の間に窓口でお願いできますか?」と言われました。どうやら、有効期限が明日まであるので、今日明日中にそのまま窓口へ持って行けば払い戻しができると考えられたようです。

恐らく、ここでひとり払戻しをすると他にも払戻しを希望する旅客が改札口に殺到して混乱が生じる他、改札に用意されている釣銭のストックが底を突く事態になるための措置だったのでしょう。

「もしかすると行けないかもしれない」と申し上げたところ、「絶対にもう使用されませんね?」と言われましたので「もう使いません」と返答したところ、御覧のような「払戻申出」のスタンプを捺されました。


このスタンプがあることで、8月2日の6時50分に払戻しをする意思を表明したという証明となり、特急券の有効期間終了以降も運休による事故払戻しという扱いとなり、無手数料で全額払戻しされることとなります。

ただ、事故での払戻し用の証明印の場合、様式が違っていたような気がしますが、これでも運転見合わせである時間に払戻しの意思を表明したことが確認できるので良いものと考えます。


文字が重なって分かりづらいので、スタンプ部分を拡大してみました。


   


「  月  日  時  分  払いもどし  申出」
となっており、JR東日本東京駅という意味の「(東)東京」という駅名小印が付いています。右側の四角の中には担当者の印鑑が捺印されています。

この中でもう一つ、「(I)」という記号がありますが、これは改札の記号なのでしょうか?この部分が意味することが良く分かりません。

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