会津鉄道 特別補充券A

前回エントリーまで近年の同社特別補充券を御紹介して参りましたが、昭和62年に同線が開業した際に使用されていた特別補充券Aが手元にありましたので御紹介いたしましょう。


   


緑色会津鉄道自社地紋の軟券で、駅名式となっています。これは昭和62年の夏に乗車した際に実際に使用したもので、会津高原駅(現・会津高原尾瀬口駅)から西若松駅までの全区間用として発券されています。当時の運賃は1,000円でしたが現在は1,850円となっており、だいぶ運賃が上げられているようです。また、現在は駅名式の特別補充券は無いようで、図補に切り替えられているようです。


この券は開業当初の様式となりますが、昭和63年4月には湯野上温泉駅と弥五島駅間に塔のへつり駅が開業していますので、その時に新券に切り替えられたかも知れません。


近年の図補同様に「乗務員発行」と「  駅発行」の様式で発行箇所名が記載されており、やはり駅での出札補充券としても使用できるように作成されているものと推察されます。


事由欄が特徴的で、「入場券」という欄があることから、この券を入場券として発行することも可能なようです。入場券として発行した場合、駅名欄にはどのようにパンチを入れたのでしょうか?

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