長野電鉄 須坂駅発行 補充片道乗車券 (~その2)

前回エントリーにて長野電鉄須坂駅で発行された補充片道乗車券に旧券と新券が存在したことを御紹介いたしましたが、今回はそれらの活字を詳細に見てみましょう。


先ずは各々の券を再度掲載します。


    (旧券)

    (新券)


1枚目(上)が旧券で、2枚目(下)が新券です。見た目は同じ様式ですが、活版印刷からオフセット印刷に印刷方法が変更されましたため、仔細に見ますとところどころ違います。

今回はいくつかあるフォントの違いを比べてみたいと思います。比較の画像はすべて、上段が旧券で下段が新券です。


先ずはヘッダー部分です。


   


社名の「(長野電鉄)」の文字が、いかにも活版印刷チックな雰囲気を醸し出しており、「口東」の符号もかなり太さが違います。また、「甲」の文字もポイントが大きくなっておりますし、「普通乗車券」の文字は明らかにポイントと間隔が異なります。


   


次は発駅名の表記です。新券はポイントが大きくなり、かなり大きくなった印象を受けます。


   


次は通用期間の表記です。「発売」と「共」、「間有効」の文字の大きさはほぼ同じですが、「日」の横幅がかなり太くなっています。


   


発行箇所名です。字の大きさは殆ど変りませんが、新券のものはかなり詰め込まれたような感じです。


   


最後に枠と四隅の「工」の文字および入鋏欄です。新券では入鋏欄の点線が太くなり、「工」の文字がやや細くなっています。


これらの違いは購入した時には気づかないまま後日手元の券と見比べて気づいたものですが、なかなか現地では気づきにくいものですから、「もう持っているから」と購入の見逃すと、あとで後悔してしまいそうです。

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