JR四国 窪川駅発行高知ゆき 乗車券・急行券連綴券

平成2年7月に窪川駅で発行された、高知ゆき乗車券と100kmまでの急行券の連綴券です。


   


青色JRS地紋のA型券で、急行券と乗車券の境目にあります切り離し用の破線の辺りに太い赤一条のラインがあります。

国鉄高松印刷場で調製された様式が継承されておりますため、左に急行券・右が乗車券と、他社の連綴券とは左右逆になっています。これは国鉄時代より四国では急行列車が終着駅に到着する直前に車掌が車内で急行券のみ回収する習慣があり、この時に旅客から預かった連綴券を二つに折って半分から切り離した上、右手で乗車券のみ旅客へ渡しやすいようにと考えられたものと聞いています。


JR四国の発行である「口四」の符号は急行券部分にのみ印刷されておりますが、これはA型券であるが故の券面スペースの都合でしょうか、乗車券部分にはありません。


本年4月の消費税率改定の際にJRの急行券類の有効期間が当日限りと改訂されましたが、御紹介のような連綴券の場合、営業キロが100km以下の乗車券が発売当日限り有効であるにも拘わらず、急行券については発売日共2日間有効となっており、発券時の手数を減らすために導入された連綴券ですが、何となくしっくりきません。

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