西荻窪駅発行 山梨市・竜王・甲斐住吉間ゆき片道乗車券

昭和58年11月、中央本線西荻窪駅で発行された、山梨市・竜王・甲斐住吉間ゆきの片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。
以前のエントリーで1,500エントリーを迎えました際、「1500円や1500番の乗車券が手元にあるか」と探しておりましたところ、この時代の101~120km帯の国鉄運賃が1500円であったため、比較的多くの枚数があることがわかりました。今回御紹介いたしますのはその中の1枚です。


昭和58年頃になりますと首都圏(特に国電区間)の主要駅には「軟券化」の波が押し寄せ、硬券乗車券を取り扱う駅は数えるほどになっていたような気がします。
この券は所用で甲府に行く際、自宅から一番近い硬券取り扱い駅であった西荻窪駅から乗車したもので、途中下車印がありませんが、甲府駅で途中下車を申告して手元に残したものです。

今ではマルス端末によって着駅のみが表示されるので、途中下車が可能な乗車券であれば記載の着駅より手前の駅で途中下車が可能なことが明白ですが、当時は着駅が券面表示の区間内であれ、最遠の駅でなければ途中下車できましたので、このようにして長距離券を手元に残すことがよくありました。

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