JR北海道 〇簡 石狩太美駅発行 あいの里教育大・釡谷臼間ゆき片道乗車券

平成3年1月に札沼線石狩太美駅で発行された、あいの里教育大・釜谷臼間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JR北地紋のB型一般式大人専用券です。

発行駅である石狩太美駅は昭和9年に札沼南線の駅として開業した駅で、国鉄時代の昭和59年に無人・簡易委託化され、JR化後の平成11年に完全無人化されています。そのため、発行箇所名の先頭には簡易委託駅であることを示す「〇簡」の符号が冠されています。

「あいの里教育大」は7文字で釜谷臼と同じ長さには入りきれないため、特活は使用せず、ポイント数の小さい活字を組んであります。

この券の最遠着駅とされる釜谷臼駅は現在のあいの里公園駅で、平成7年に駅名改称されています。


ここで、札沼線の交流電化区間の駅を順に確認してみましょう。
桑園・八軒・新川・新琴似・太平・百合が原・篠路・拓北・あいの里教育大・あいの里公園(旧・釜谷臼)・石狩太美・石狩当別・北海道医療大学、という順になります。すると、ご紹介の券は何か不自然なことがあることがわかります。

駅順からして「石狩太美からあいの里教育大・釜谷臼間ゆき」というのはあり得ないことで、しかも、釜谷臼駅とあいの里教育大駅の間には駅が存在しないことから、「石狩太美から釜谷臼・あいの里教育大ゆき」とするか、「石狩太美からあいの里教育大ゆき」とするのが正当であるミス券であるということになります。

ミスがあることに気づかれているのかいないのかわかりませんが、ミス券のまま、普通に使用されていたようです。

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