比布駅発行 普通入場券

昭和55年7月に宗谷本線比布(ぴっぷ)駅で発行された普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。


比布駅は宗谷本線が「天塩線」として開通した明治31年に開業した駅で、鉄道弘済会の売店(KIOSK)のある中規模の駅でしたが、国鉄合理化の一環で昭和59年に無人化されて簡易委託駅となり、JR化後の平成22年に完全な無人駅となってしまっています。


今の若い方は御存じないかと思いますが、昭和55年頃でしょうか、ピップ株式会社(当時はピップフジモト株式会社)のピップエレキバンのCMで一躍有名になった駅です。

CMの内容は、比布駅の駅名板の前で故人であるピップフジモト会長と女優の樹木希林さんが演じるもので、樹木希林さんが「何か来ないうちにおっしゃったらどうですか」と会長に話しかけ、会長が「ピップ」と言おうとした途端、キハ56系気動車による急行「宗谷」と思われる通過列車に遮られるというものでした。
YouTubeに当時のCMがアップされていましたので、「なつかしい」と思う方も「どんなCMだろう」と思う方もココをクリックして見てみてください。


その後平成27年になって、なんと地元比布町役場がこのCMのパロディの観光CMを作っているんです。こんどはココもクリックして見てみてください。こんな動画を作ってしまう、町役場の広報担当の方、すごいユーモアですね。

町では他にもたくさん制作されているようで、鉄道の話題だけじゃないんですが、一つづつ見ていくと結構はまります。 
「わっかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」。

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