JR東日本 信濃境から840円区間ゆき矢印式券

平成28年3月に、中央東線信濃境駅で発行された、840円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JRE地紋のA型大人・小児用矢印式券となっています。着駅は松本方面は篠ノ井線広丘駅、反対の小淵沢方面は中央東線酒折駅と小海線の佐久海ノ口駅となります。


同駅は地元自治体が受託している簡易委託駅となっており、常備軟券の他、各種補充券類が設備されていました。

乗車券を蒐集している旨を伝えて購入いたしましたが、窓口の受託者様によりますと、今まで840円区間の乗車券も金額式で設備されてましたが、在庫が少なくなって請求した際に突然矢印式となって納品されたとのことでした。かつて、51km以上の近距離乗車券は地図式や相互式などが使用されていた時代もありましたが、現在は金額式が基本になっていますので、今の時代に敢えて矢印式として設備された理由が定かではありませんが、辰野から先の飯田線沢駅および塩尻から先の中央西線洗馬駅が同じ運賃帯ではありますがJR東海の営業区域となりますため、乗車券としては有効であるもののJR東海との間で会社間の精算が生じる他社区間へ使用されることを防止するための措置と思われます。


以前、同駅は収集家を歓迎しない、というか毛嫌いされ、「お前なんぞに売る切符はないぞ」オーラが出ている雰囲気で有名な駅でした。初めて訪問したときは「運悪く」その方に当たったようで、窓口に向かって行く時から緊張を強いられ、券箱に刺さっているものを求めても「そんなもんない!」と売ってもらえなかった経験がありましたが、以後そのような高いハードルにはぶち当たることなく蒐集をすることができました。

現在、同駅にはPOS端末が導入され、常備軟券の発売はありません。

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