JR東日本 横倉から越後鹿渡・越後田沢ゆき片道乗車券

前回エントリーに続き、飯山線の常備軟券の話題です。

平成28年9月に横倉駅で発行された、越後鹿渡・越後田沢ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JRE地紋のA型一般式券で、大人・小児用券となっています。こちらの券はJR東日本の最新の、1枚づつ「耳」の付いた様式になります。ただし、乗車券箱の硬券ホルダーに刺してありますので、耳は付いていません。


   


前回エントリーの平滝駅発行のものを再度アップして比べてみましょう。綴り方の様式が異なるばかりではなく、字体もかなり異なっていることが分かります。

隣の平滝駅とは1.9Kmしか離れていませんので、越後鹿渡・越後田沢までの運賃は同じ320円です。ところが、字体が違うとかなり印象が異なってきます。


   


特に、着駅の字体は、上の平滝駅の旧様式よりも下の横倉駅の新様式のほうが字間が詰まっており、かつての特活のような感じです。


ここでひとつ気づいたことがあります。

越後鹿渡駅と越後田沢駅は隣同士の駅で途中に駅はありません。ですから、平滝駅発行分の「越後鹿渡・越後田沢ゆき」という表記が正しいのですが、横倉駅発行分の「越後鹿渡・越後田沢 間ゆき」は、両駅の間に途中駅が存在するときの表記方法であり、常備券としては表記ミスということになってしまいます。

購入した時は気づきませんでしたが、当日の夜に眺めていたらミスに気付いてしまいました。


   


横倉駅です。開業時からの旧駅舎は平成23年の長野県北部地震の際に被害に遭い、倒壊の恐れがあることから新しい現駅舎に建て替えられています。

同駅も長野県栄村が受託する簡易委託駅となっており、数口座の常備券が設備されています。一部情報では補充券の取り扱いがあるように書かれていますが、補充券の設備はないとのことでした。


受託者様の話に拠りますと、最近JR東日本の担当者がPOS端末を入れることか可能かどうか、出札窓口の採寸をしていったそうです。JR東日本では常備券を発売している簡易委託駅は飯山線の3駅と山田線の陸中川井駅および鹿島線の臨時駅である鹿島サッカースタジアム駅だけとなっているので、時代の流れには逆らえないような気がします。
しかし、1日20人に満たない利用客数で売り上げも5,000円前後ということで、利用料が発生するPOS端末を入れてまで村として簡易委託を受託し続けるのか、受託者様もまだわからないということです。

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