明知鉄道 明智駅発行 恵那ゆき片道乗車券 ~その2

前回エントリーで明知鉄道明智駅で発行された恵那ゆきの片道乗車券を御紹介いたしました。平成2年当時は活版印刷で調製された券が発売されていましたが、それから19年後の平成21年7月に訪問した際には新しい印版印刷の券に変わっていましたので御紹介いたしましょう。


こちらは前回御紹介いたしました、平成2年に発行された、活版印刷による券です。


   


日本交通印刷で調製された活版印刷による硬券は、印刷の圧にムラがあるのか、文字に濃淡があって均一感のないものが散見されますが、この券は比較的安定した印刷となっていました。


   


こちらは平成21年7月に発行された、印版印刷となった新券です。写真だとあまり違いが分かりませんが、現物を比較すると明確にわかります。

特に、活版印刷券では着駅の「恵那」の文字に歪みがありますが、印版印刷券はきれいに整っています。また、活字の字体はほぼ同一ですが、「発売当日限り有効」の文言は双方の字体が顕著に違っています。

該当部分を比較して見てみましょう。まずは「恵那」の文字です。


   


上が活版印刷のもので、下が印版印刷のものです。活版印刷より印版印刷のほうが若干フォントが太く、活版印刷に見られた歪みは印版印刷には見られません。

次に「発売当日限り有効」の文言です。


   


上が活版印刷のもので、下が印版印刷のものです。活版印刷より印版印刷のほうが若干フォントが横に大きく、活版印刷に見られた若干の歪みが印版印刷には見られません。

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