肥前山口駅発行 普通入場券

昭和61年7月に長崎本線肥前山口駅で発行された普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、門司印刷場で調製されたものです。

門司印刷場では普通入場券の小児断片に駅名を入れる場合、旧国名を略して表記しているようで、この券についても旧国名である「肥前」の文字を略して「山口」と記載されています。

しかし、中には必ずしもルールに則っていない例も見受けられます。


   


こちらは昭和59年3月に肥前山口駅で発行された普通入場券です。
スキャンの縮尺を間違えてしまいましたので1枚目より画像が小さいですが、元の大きさは同じです。
この券の場合、「山口」ではなく、「肥山」と記載され、上記のルールに則っていません。このような例は日向住吉駅の普通入場券でも「住吉」とせずに「日住」と記載されているものが手元にありましたので、少数派ながらこのような表記をされている券も存在するようです。


この頃では複数の窓口で売り上げを管理していたようで、料金の左側および小児断片に窓口番号を示す「口1」の符号があり、1番窓口で発売されたことが分かります。

ところで、1枚目の料金の右側にあります「〇2」の符号は何でしょうか?


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