新大阪駅発行 岡山から高松ゆき 普通列車・連絡船用グリーン券

前回エントリーで昭和53年に新大阪駅で発行された岡山から高松ゆきの普通列車・連絡船グリーン券を御紹介いたしましたが、それより前の時代の同区間のグリーン券がありましたので御紹介いたしましょう。


   


昭和50年10月に新大阪駅で発行された、岡山から高松ゆきの普通列車・連絡船用グリーン券です。
若草色こくてつ地紋のA型券で、こちらも大阪印刷場で調製されたものです。

この券は昭和45年のモノクラス化の時に登場した様式で、題字には「普通列車・連絡船グリーン券」と「用」の文字が入っています。
その後、昭和50年3月に東海道・山陽新幹線が岡山から博多まで開業し、そのタイミングで矢印が三角に変更され、また「用」の文字が削除された前回エントリーの様式となったようです。


   


再掲しますが、こちらが新幹線博多開業後の様式になります。


前回エントリーで高松駅の表記が「(讃)高松」となっていないことを申し上げましたが、矢印時代の券は「(讃)高松」となっており、線名符号を付けなくても問題がないからというわけではなく、もしかすると文字を大きくしたために「(讃)」の符号を入れるスペースが確保できなかったことが最大の理由であったのかもしれません。

前回エントリーのコメントにNAO様より、四国島内で発行された一葉券は確か「〇讃」高松表記だったとご教示いただきました。

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