井笠バス 福山営業所発行 福山から110円区間ゆき乗車券

頂き物ですが、平成20年代の井笠バス末期の頃に福山自動車営業所で発行された福山から110円区間ゆきの片道乗車券です。


   


青色PRCしせつてつだう地紋のB型大人用金額式券となっています。

裏面です。


   


料金機対応として裏面にも社名および金額が記載されています。


井笠バスはかつて軽便鉄道を運営していた井笠鉄道のバス部門でしたが、沿線の過疎化や規制緩和などによる経営悪化のため、会社は破産手続に移行されて平成22年10月末で事業を停止し、その後破産手続に移行し解散してしまっています。緊急処置として同地域のバス会社大手である中国バスが社内分社として中国バス・井笠バスカンパニーを設立して暫定運行を行っていましたが、平成23年1月に中国バス100%出資の井笠バスカンパニーが設立されて現在に至っています。


同社では末期まで硬券の乗車券を発行していましたが、最後まで鉄道を運行していた時代から同じ印刷場で硬券を調製していたようで、昭和46年に鉄道が廃止となってから40年以上が経過していますが、依然として鉄道時代の地紋を使用していたようです。


   


参考として地紋部分を拡大してみました。鉄道時代のままであることが分かるかと思います。

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