〇委 上総亀山から180円区間ゆき 片道乗車券

1986(昭和61)年10月に久留里線上総亀山駅で発行された、180円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

同駅は1936(昭和11)年に久留里線久留里~上総亀山間が延伸開業された際に開業した駅でしたが、開業から8年後の1944(昭和19)年、戦局の悪化により延伸部分は休止に追い込まれ、戦後の1947(昭和22)年に運転が再開されています。

久留里線は国鉄民営化後の2012(平成24)年までタブレットによる閉塞方式が行われており、同駅には運転要員が配置され、窓口業務も行われていましたが、特殊自動閉塞化されると運転要員の配置が不要となり、現在は久留里駅が管理する無人駅になっています。


久留里線の延伸区間は気象の影響を受けやすい路線で、本年9月に上陸した台風15号の被害によって約1か月間運休となり、10月に運転が再開されるも、10月の豪雨の影響によって再度運休となり、11月になってやっと運転が再開されています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )