京都市交通局 電車通勤定期券

親戚が使用していた頂き物ですが、1962(昭和37)年11月に通用の京都市交通局電車通勤定期券です。


   

橙色京都市交通局自局地紋の通勤定期券になります。ここで言う「電車」は地下鉄ではなく、かつて京都市内を走っていた京都市電になります。
利用区間は清水道(きよみずみち)~河原町丸太町(河丸、かわらまちまるたまち)間で、赤線で引かれて表示されている通り、熊野神社前(熊野、くまのじんじゃまえ)を経由して乗車するようになっています。
東京都交通局の都電の定期券も路線図に赤線で乗車経路を引くようになっており、考え方は同じであったようです。
券面に捺されています「○壬」の印は壬生車庫(現・市営バスみぶ操車場)で発行されたことを示す印であると思われます。


   

京都市交通局の自局地紋の拡大です。現在でも現役かどうか不明ですが、局紋を囲んで「きようとしこうつうきよく」と書かれた帯があります。囲み帯はまんまるではなく細長く、地紋としては特徴的です。


   

裏面です。右側には縦書きで御注意事項として使用上の注意が記載され、左側には万一落とした際にわかるよう、住所や勤務先を記入するようになっています。

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