JR東日本 鶯谷駅発行 普通入場券

2007(平成19)年11月にJR東日本東北本線の鶯谷駅で発行された普通入場券です。


   

青色JRE地紋の熱転写式特殊共通券紙が使用された指定券券売機で発券された乗車券に、入場券の代用印が捺印されたものです。

同駅は2004(平成16)年2月末にみどりの窓口が廃止された駅で、現在同社が進めている駅窓口の廃止施策のなかではトップバッターの駅になります。 窓口廃止後から2007(平成19)年3月までは指定券券売機(MV30)にてマルス様式の入場券を発売しておりましたが、2007(平成19)年3月のダイヤ改正時より指定券券売機の入場券ボタンが削除され、マルス様式の入場券は発売されなくなってしまいました。

マルス様式の入場券が発売されなくなった以降、公務のために同駅で下車いたしましたところ、改札窓口のすぐ側に置かれていた印箱の中に「入場券」という代用印があるのを見つけ、改札係員氏にこのゴム印を乗車券に捺印して頂くことが可能かどうかをおたずねしたところ、「最短区間の乗車券であれば捺せますよ」ということでしたので捺していただきました。

硬券がまだ現役の頃は、郊外の小駅には硬券の入場券が設備されていない駅があり、最短区間の乗車券に入場券の代用印を捺印して発券されたことがありましたが、JRになって以後、代用印がまだ存在したことに驚いたものでした。

現在ではさすがにこの印は廃止されていると思いますが、入場券を指定券券売機で発売しなくなる最初のケースでしたので、何かあるといけないので予備的に置かれていたのかもしれません。そのためか、この当時でも、どう見てもどこかの駅で使用されていたものが転用されたような年季の入ったものでした。

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