JR東日本 千駄ヶ谷から120円区間ゆき 片道乗車券

昭和最後の年、1989(昭和64)年1月に、JR東日本中央本線の千駄ヶ谷駅で発行された、120円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色JRE地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。

同駅では硬券による近距離乗車券の通常発売は行われておりませんが、日付からもわかるように、明治神宮の初詣客による券売機の混雑対応として硬券による臨時発売が行われたもので、出札所前に会議テーブルを置いて発売されていました。
尤も、現在のようにSuicaなどのIC乗車券が主流になると、どんなに混雑していても券売機で乗車券を購入する利用者が少なく、券売機の需要の殆どが交通系IC乗車券へのチャージ客であり、このような臨発が行われることもなくなりました。

昨年の東京オリンピックの開会式の日、千駄ヶ谷駅は大変混雑しておりましたが、券売機前は数名しか並んでおらず、たとえ硬券乗車券が存在していても、臨発が行われるには程遠い感じでした。

本日10月10日は東京オリンピックの開会式が行われたことから、かつては「体育の日」に制定されていましたが、2020(令和2)年1月1日に国民の祝日に関する法律が施行されたことで、体育の日が「スポーツの日」に変わり、日にちも10月10日ではなく、10月の第2月曜日に変更になっています。

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