西秋留駅発行 普通入場券

いまからちょうど35年前の1985(昭和60)年12月23日に五日市線の西秋留(現・秋川)駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

同駅では長らく普通入場券の常備券の設備がなく、最短距離券である120円区間ゆきの乗車券に代用印を捺印して発売しておりましたが、当時の国鉄増収策の一貫であったのでしょうか、突然同年10月頃より専用の入場券が設備されました。


   

以前にも御紹介したような気がしますが、こちらが代用券時代の同駅の普通入場券になります。
窓口氏に拠りますと、当時、記念用として入場券を購入しようとした旅客が、同駅には御紹介のような代用の入場券しか無いことを説明すると、大抵の場合は「じゃあ、いりません」ということになったようです。

西秋留駅は秋川市(五日市町との合併により、現在はあきる野市)の中心であることから、国鉄民営化直前の1987(昭和62)年3月31日に秋川駅に改称されますが、翌4月1日にJR東日本の駅に継承されており、国鉄時代の秋川駅は最短の営業日数1日という記録保持駅です。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )