JR東日本 鴨宮から富士フイルム前ゆき連絡乗車券

2008(平成20)年1月にJR東日本中央本線三鷹駅の指定券券売機で発行された、東海道本線の鴨宮駅から伊豆箱根鉄道大雄山線の富士フイルム前ゆきの片道連絡乗車券です。


   


青色JRE地紋の熱転写式特殊共通券紙を使用した券となっています。
経由表記は「東海道・小田原」となっており、乗車経路は鴨宮~(東海道本線)~小田原~(大雄山線)~富士フイルム前です。

着駅の富士フイルム前駅は全角7文字で印字する文字数がオーバーフローしてしまうため、「富士」の部分を縦書きにして詰め込んで印字されています。マルスでは2段書きするパターンが多いように感じますので、このような表記は比較的少ないように思われます。


同駅は富士フイルム(当時は富士写真フイルム)の神奈川工場足柄サイトに近い駅であるためにこのような駅名になったようですが、隣の和田河原駅の方が工場の正門に近く、イマイチ意味が分かりません。

また、企業名は富士フルムではなく富士フルムが正しいようで、駅名も企業名通り富士フルム前となっています。

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井笠鉄道 笠岡から鬮場ゆき片道乗車券

1970(昭和45)年11月に井笠鉄道笠岡駅で発行された、鬮場(くじば)ゆきの片道乗車券です。


   


水色RTCてつどうじょうしゃけん地紋のB型一般式大人・小児券となっています。
笠岡駅は国鉄(現JR)山陽本線笠岡駅の構内に乗り入れており、乗車券類の発売は国鉄に委託されていました。


井笠鉄道は笠岡駅から井原駅に至る本線と、矢掛駅に至る矢掛線と神辺に至る神辺線から成る軌間762㎜の軽便鉄道でありましたが、1971(昭和46)年4月に全線が廃止されてしまっており、廃線跡の一部は井原鉄道の線路に使用されています。

鉄道廃止後の同社は井笠バスとして存続しておりましたが、両備グループ傘下で中国バス100%子会社となる井笠バスカンパニーに事業が継承され、2012(平成24)年10月に事業を停止のうえ、破産手続きに移行のうえ、現在会社は解散しています。

着駅である鬮場駅は同社の直営駅で、車庫のある駅でした。
路線廃止後も車庫は保存されておりましたが、1980(昭和55)年の放火による火災により全焼し、現在跡形もなく、デイサービス施設になっていると聞きます。

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近畿日本鉄道 特急券用特別補充券

本年2月の後半、近畿日本鉄道(近鉄)で発行されたドットインパクト券時代の特急券を御紹介して参りました。
そろそろ飽きられてしまうころでもありましたので一時中断いたしましたが、今回、同じ時代の手書き特急券を御紹介致したいと思います。


   


1980(昭和55)年4月に日本交通公社(現・JTB)大阪阿部野橋営業所で発行された、手書きの特急券です。
近鉄社内での正式な呼び方を存じておりませんが、JRの料金専用特別補充券(料補)のようなもので、近鉄版の料金専用特別補充券のような、特別急行券用特別補充券になります。
青色近畿日本鉄道自社地紋の軟券で、複写式にはなっておらず、控え片は補片のように横に一枚ついているものと思われます。

券面のレイアウトは当時のドットインパクト式特急券に準じており、この様式は若干変化があるものの、現在でも乗継用の一部端末では発券できない場合や正月の特急券などで使用されているものを見かけます。

ただし、出札用の特別補充券でも特急券を発行する欄があるために代用ができることから、すべての特急券発売駅に設備されているものではないようです。

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JR九州 吉塚から下山門ゆき 通過連絡片道乗車券

2008(平成20)年10月にJR東日本東京駅の指定券券売機で購入した、JR九州鹿児島本線吉塚駅から同じくJR九州筑肥線下山門駅までの通過連絡片道乗車券です。


   


青色JRE地紋の指定共通券券紙の85㎜券となっています。

経由欄は「鹿児島線・博多・福岡市高速鉄・姪浜・筑肥」となっており、「福岡市高速鉄」は福岡市交通局が運営する福岡市営地下鉄で、正式名称が福岡市高速鉄道となっていることからの表記であると思われます。
乗車経路は、吉塚~(鹿児島本線)~博多~(福岡市交通局1号空港線)~姪浜~(筑肥線)~下山門です。


現在でもJR九州・西日本・東海・四国の各社で当該区間の乗車券を購入することは可能であると思われますが、JR東日本との連絡運輸は2014(平成26)年4月に廃止されてしまっておりますので、同社管内で購入することはできません。

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JR東日本 高輪ゲートウェイ駅から品川駅ゆき 片道乗車券

2020(令和2)年3月にJR東日本東海道本線の高輪ゲートウェイ駅で発行された、品川駅ゆきの片道乗車券です。


   


青色JRE地紋の指定共通券紙の券売機券になります。同駅にはみどりの窓口がありませんのでマルス端末はありませんが、指定券券売機がありますので、このような乗車券も購入することができます。

発駅である「高輪ゲートウェイ」は文字数が多いために限られたスペースの中にすべての文字を挿入するには工夫が必要で、従来は文字数の多い駅の場合2段書きで収められていましたが、同駅の場合は「高輪ゲートウェイ」と高輪の文字が通常の文字となり、ゲートウェイの文字は小さな文字になっています。


   


こちらは英文表示バージョンになります。JR東日本の券売機では英文表示の乗車券をダイレクトに発行する機能はありませんが、英語が苦手な方ですと操作に面喰ってしまうかもしれませんが、時刻表検索画面を英文表示にして操作することで発券することができます。

英文表示バージョンの場合、もともと駅名表記が日本語と英語(ローマ字)の2段書きであるため、問題なくスペース内に収めることができたようです。


なお、まだ購入いたしておりませんが、JR東日本のPOS端末の場合、同駅の日本語表記は2段書きになっています。

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JR東日本 高輪ゲートウェイ駅から140円区間ゆき片道乗車券

2020(令和2)年3月、JR東日本東海道本線の高輪ゲートウェイ駅で発行された、同駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JRE地紋のA型金額式券売機券です。

同駅の駅名は文字数が多く、従来のフォントでは発駅欄の長方形の中には入れられないことは明確であり、拙ブログ2019年12月17日エントリーの「JR東日本 さいたま新都心から130円区間ゆき片道乗車券」の記事の中で、高輪ゲートウェイ駅は8文字になりますのでやはりこのようなデザインになるのではないかと申し上げておりましたが、やはり2行書きの表記となっておりました。


   


さいたま新都心駅で発行された券を再掲します。
同駅のものでも字が小さい感じが否めませんが、高輪ゲートウェイ駅のものは文字が平たくなっており、もっと小さい字になってしまっています。

どうやら、2行書きの場合、券面が横書きだからでしょうか、左側を第1行目としているようです。



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