西武鉄道 是政から武蔵境ゆき片道乗車券

前回エントリーで西武鉄道多摩川線是政駅から90円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしました。当時の同駅の自社完結の乗車券は90円区間の他に110円区間ゆきがありましたので、今回は後に購入しました110円区間ゆきの片道乗車券を御紹介致しましょう。


   


1990(平成2)年5月に是政駅で発行された110円区間ゆきの片道乗車券です。緑色せいぶてつどう自社地紋のB型券ですが、こちらは矢印式大人・小児用券で設備されていました。

当時の同駅からの運賃は競艇場前駅・北多磨(現・白糸台)駅・多磨墓地前(現・多磨)駅が90円区間、新小金井駅および武蔵境駅が110円区間となっており、JR中央線との接続駅である武蔵境駅は同一ホームで乗換が出来たことから、西武鉄道の乗車券のままJR線に乗り換えてしまう旅客が、JRの駅や車内で精算するときに西武鉄道内の運賃は収受済であることが判るよう、敢えて矢印式にしたようです。
また、武蔵境駅は国鉄時代からJR東日本が駅業務を行っており、改札業務がJRに委託されていることから、着駅が解り易いようにすることも意図していたかも知れません。

現在の武蔵境駅は改札が分離されており、このような「心配事」は解消されています。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )