京都御所の外苑である「京都御苑」のことなんですよ。
メジャーな観光スポットの一つでもありますが、まだまだ知られていないところの多い場所かも。
一般的に「御所」と言っていますが、御所(正しくは「京都御所」)は築地掘に囲まれた一角だけを言います(東西249メートル、南北448メートル)
北は今出川通、南は丸太町通、東は寺町通、西は烏丸通に囲まれた一帯を正確には「京都御苑」ということなんです。
この広大なスペースには、二百ほどの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいたそうですが、明治になって天皇とともに公家たちも東京へ移ったために急速に荒れてしまったそうです。
その様子を知り深く悲しまれた明治天皇の意を受けて保存事業が始まり大正天皇即位に際する整備ともってほぼ、現在の京都御苑の姿となったとか。
戦後、新宿御苑や皇居外苑とともに国民公園とすることが定められ、広く一般に開放される公園となりました。
(ちなみに京都御所の管轄は、宮内庁ですが京都御苑の方は環境省となっています。)
公家屋敷の名残を残す遺構としては、閉院宮廷跡と九条家ゆかりの茶室が一般公開されていますので、当館からも近くでもあり立ち寄ってはどうでしょうか。
今の時期ですと緑の青もみじでしょうか、生き生きとした木々に囲まれておいしい空気を存分にお楽しみください。
「平安の都、京都」を象徴する一大観光スポットであるとはいえ、観光客であふれ返っているわけでもなく、ジョギング、散策、木陰でくつろぐ人等、ごく普通の講演とかわりない光景が繰り広げられている京都御苑、歴史の重みや新しい発見でワクワクドキドキのことと思います。
時間をかけて歩くと御苑のイメージが変わること間違いなしと思いますよ。
京都大好き しーちゃん