堀川通りに一条戻り橋という橋が架けられています。
橋自体は(当然ながら)近代になって架けなおされたものですが、その場所には794年の平安京遷都から変わらずにあるというのが感慨深いですね。
なぜ戻り橋という名かというと、
漢学者・三善清行の葬列がこの橋を通った際、父の死を聞いて急ぎ帰ってきた子の浄蔵が祈ると、雷鳴とともに父が生き返り抱き合ったという伝説が残されているからだそう。
その他にも、
『実家に戻る』を連想させるため縁談にかかわる人は近づかない
だとか、
出征した兵隊の家族が無事に帰ってこれるように祈った
など、様々なエピソードが語られる戻り橋。
サスペンスドラマのロケ地によく使われることでも知られています。
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