京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

平安時代のロマン~源氏物語

2020-09-01 | 京だより

平安時代中期、紫式部によって書かれた「源氏物語」。
光源氏を主人公が様々な女性との恋愛、栄華、没落などが描かれた、54帖におよぶ古典文学。
原文を読むのは無理ですが、瀬戸内寂聴や角田文代さんをはじめ多くの作家によって書かれている現代語訳や、
最近人気のコミック漫画を読むと少しは「源氏物語」がわかりやすいです。
今回、宇治市にある「源氏物語ミュージアム」に行ってきました。



宇治は「源氏物語」54帖、最後の10帖、「宇治10帖」の舞台。
「源氏物語ミュージアム」は平成10年に開館。
館内は模型や映像を通して「源氏物語」と平安時代の文化を紹介。
千年の時空を超えて広がる王朝絵巻の華やかな世界が楽しめます。

 

 

 

企画展示室ではテーマを定めた企画展を開催。
現在は平安時代の生活様式を紹介する「ワンダーランド」を開催。
近くの「さわらびの道」は源氏物語宇治十帖ゆかりの地をめぐる散策道。
秋には是非訪れてみて下さい。

京都市内にも「源氏物語」ゆかりの地が多くあります。
蘆山寺



紫式部邸宅跡。
この地に住み「源氏物語」を執筆。境内には「源氏庭」

野宮神社




嵯峨竹林のなかにあり、縁結び、子宝、学問のパワースポット

「源氏物語」では第十帖「賢木の巻」で登場

嵯峨清凉寺




光源氏のモデルといわれている「源融」の山荘をお寺に改めたのが始まり

京都好き男 細木