今年のNHK代がドラマ「麒麟がくる」では13代義輝から15代義昭までの将軍と、守護大名、戦国武将との権力闘争のシーンがたびたび登場しています。
そんな足利氏の菩提寺で尊氏の墓がある等持院を訪ねました。
等持院は尊氏が天龍寺の禅僧である夢窓礎石(夢窓国師)にお願いして衣笠山の南麓に創建された臨済宗の寺院。
世界遺産天龍寺の創建も尊氏で開基は夢窓疎石です。
等持院の霊光殿(内部の写真撮影は不可)では歴代足利将軍の木像が安置されています。
だたし五代義量(よしかず)と14代義栄(よしひで)の木像はありません。
義量は在位期間が短期であったかあるいは焼失とも言われています。
義栄は将軍の座には就いたが一度も入洛しなかったためと言われいます。
等持院の庭園の作庭は天龍寺、西芳寺(苔寺)の庭園も作庭した夢窓疎石。
庭園は心宇池、芙蓉池を中心に広がり方丈北側の小高い所には茶室清漣亭。
書院に座して茶の香りを愛でながら庭の四季折々に咲く花の眺めは心を癒してくれます。
等持院も新型コロナウィルスの影響で訪れる人はまだまだ少ないようです。
等持院の北側には金閣寺、龍安寺、仁和寺の三ケ寺の世界遺産を巡る観光道路「京都きぬかけの路」がありますので併せてお楽しみください。
こんな時こそ市民で京都の観光を盛り上げたいものです。
当館らは三か寺の前を通る市バス59系統で「立命館大学前」下車。または循環系等の205系統で「衣笠校前」下車でいずれも徒歩約10分です。
京都好き男 細木