京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

秋の色と香

2020-10-15 | 京だより

京都へお越しの皆様ありがとうございます。

駐車場の一角にほうき草を見つけました。正式にはコキア。

 

枯れた枝を箒として使ったことに由来するとか。
秋になると紅く染まって紅葉の一角を担います。

そして、同じ時期に街のあちらこちらで甘い香りを漂わせるのが金木犀。



華やかさはありませんが、この香りはさすが三大香木に数えられるだけはあります。
ただこの花、雨が降るとその下が橙色に染まるほど。掃除が大変ですが、落ち葉も同じ。
感謝をこめて箒で履きましょうか。

因みに、三大香木とは、春は沈丁花、夏は梔子。確かに皆いい香りがします。
ん?冬は・・・と知らべると蝋梅を数えて四台香木とも言われるとか。
冬というよりは早春のイメージですが。
いつの間にか10月も半ばを過ぎ、時代祭も、エリアのお祭りもない秋が深まっていきます。

橋本でした