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民具や写真 貴重な80点

2018-06-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/04 16:00
来月オープン 標茶町博物館
 【標茶】町内は河川や湖沼に恵まれ、塘路と虹別の両地区ではアイヌ民族の集落(コタン)が栄えた。7月1日にオープンする町博物館では、両地区にまつわる資料を中心に80点ほどの展示品が並ぶ予定。準備が進む同館2階「標茶のアイヌ文化展示室」を訪ねた。(山本忠彦)
 同館によると、塘路地区のコタンでは、秋になると塘路湖でヒシの実(ベカンベ)を採取してきた。でんぷん質に富み、保存食となることから、秋の収穫前に湖の神に感謝をささげる儀式「ベカンベ祭り」が催された。
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 祭りは明治期以前から行われてきたが、1990年ごろに後継者不足で休止に。塘路湖畔に立つ同館は、かつての伝統行事を紹介するため、儀式で使われたエムシ(刀)やトゥキ(杯)、イクパスィ(捧酒箸)など約30点を展示室のメインにするという。
 その中には、26年(大正15年)に塘路湖畔でベカンベ祭りを撮影した写真もある。同祭りに関して現存する最古の写真で、儀式後に撮影されたとみられる。アイヌの人々と和人の移住者が交じり合って写真に納まった様子から、お互いに力を合わせてベカンベ祭りを行ったことが推測されるという。
 同館の坪岡始学芸員は「ベカンベ祭りは塘路地区のコタンだけで行われた珍しい儀式。ヒシの実は塘路小中学校の校章にデザインされたり、地元保育園の名称に採用されたりするなど、今も地域のシンボルとして親しまれている」と話す。
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塘路の「ベカンベ祭り」紹介 虹別のイオマンテも
 虹別地区のコタンに関する資料では、39年(昭和14年)に行われたヒグマのイオマンテ(霊送り)の記録写真が見どころの一つ。ヒグマの研究で知られる動物学者の犬飼哲夫北大教授が調査のために撮影した。写真は計4枚。山で捕獲した子グマをコタンで大切に育てた後、神の国へ送りかえすという儀礼の進行具合がよく分かるという。
 アイヌの生活民具のコーナーも興味深い。マキリ(小刀)やニス(臼)、イテセニ(ゴザ編み機)、マカニッアイ(狩猟用の仕掛け弓)などが約30点が並ぶ。町教委は2000年から11年まで、道内の博物館や大学に保管されている町とゆかりあるアイヌの収蔵品を調査。結果を手掛かりに、地元の木彫家に復元を依頼した。これまで一部は町郷土館(現在は休館中)で展示してきた。
 坪岡学芸員は「町内は大きなコタンがあったため、戦前からアイヌ研究者がひんぱんに訪れ、多くの民具が流出してしまった。復元された民具を見ながら、アイヌの人々の往時の暮らしぶりを想像してほしい」と話している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/196134

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台湾原住民の小学生合唱団、ウィーンの国際コンクールで最優秀賞

2018-06-05 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2018/06/04 19:08

シューベルト国際合唱コンクールで最優秀賞と大会特別賞を受賞した台湾先住民の子どもら
(ブリュッセル 4日 中央社)台湾原住民(先住民)タイヤル族の子供たちからなる小学生合唱団が2日、オーストリア・ウィーンで行われたシューベルト国際合唱コンクールで最優秀賞と大会特別賞を受賞した。伝統衣装に身を包んだ子供たちはブヌン族の民謡や昨年開催されたユニバーシアード台北大会のテーマ曲など4曲を歌い上げ、会場から拍手喝采を浴びた。
コンクールに出場したのは北部・新竹県尖石郷嘉興小学校義興分校の子供たち。同校の全校児童はわずか21人で、一度は廃校の危機に立たされながらも、2016年に立ち上げられた合唱団が優秀な成績を収めたことで危機を乗り越え、今年、ウィーンのコンクールへの参加資格を勝ち取った。だが経済的な困難を抱える家庭の児童が多く、航空券や旅行用のスーツケースが買えないという申し出が相次いだ。教員らは児童たちの願いをかなえようと奔走。事情を知った企業や一般市民から支援を受けられることになり、エバー(長栄)航空からは往復航空券が提供された。
同校の李衛民主任はメディアの取材に、子供たちは歌い終えた後、ほっとした様子だったと話した。だが、成績発表前になると緊張を隠しきれなくなり、「ちゃんと歌えていたかな」などど何度も尋ねてきたという。
同団の出場部門には、ロシアやベトナムなど計5つの団体が参加。最優秀賞は同団とロシアの団体に与えられ、大会特別賞は同団だけに授与された。同校の徐栄春校長によれば、歌声の美しさや子供たちの堂々とした態度、曲目の多様さなどが評価されたという。
(唐佩君、魯鋼駿/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201806040008.aspx

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『ゴールデンカムイ』第9話「煌めく」より先行場面カット公開!

2018-06-05 | アイヌ民族関連
アニメイトタイムス 2018/6/4 19:05

杉元の背後から、殺人衝動に突き動かされた辺見の凶刃が!?
6月4日(月)放送のTVアニメ『ゴールデンカムイ』第9話「煌めく」より、あらすじ&先行場面カットが公開となりました!
鶴見中尉(CV:大塚芳忠)らと遭遇し、戦闘状態となってしまう杉元(CV:小林親弘)たち。そんな中、辺見(CV:関俊彦)は負傷してしまう。杉元たちは舟で逃げようと浜辺を走るが、その背後から、殺人衝動に突き動かされた辺見が……!? 今回も気になる展開です。
第九話「煌めく」
●あらすじ
辺見に誘われ、ニシン番屋で馳走に預かる杉元とアシㇼパ。そんな中、アシㇼパに隠した死体を発見されそうになった辺見は、杉元を外へと連れ出す。そこに第七師団の兵士が現れたことで、二人はニシン場の親方が住む豪邸に身を隠すことに。しかし、建物内にいた鶴見中尉らと遭遇し、戦闘状態となってしまう。負傷した辺見と建物を脱出した杉元は舟で逃げようと浜辺を走るが、背後から殺人衝動に突き動かされた辺見の凶刃が迫るッ!
●STAFF
脚本:吉永亜矢
絵コンテ:沖田宮奈
演出:深瀬重
作画監督:日向正樹/袴田裕二
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1528104705

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北海道のアドベンチャー観光にJTBやJALなど15社が出資、総額4億円、アイヌ文化や自然のデジタルアート展開も

2018-06-05 | アイヌ民族関連
トラベルボイス 2018年6月4日
JTBは2018年5月末、阿寒アドベンチャーツーリズム社に対する追加出資を行なった。
JTBは2016年から、地域DMOのNPO阿寒観光協会まちづくり推進機構の観光地づくりに対して、DMOの戦略策定や新事業の創出、観光コンテンツの開発、プロモーション運営支援などを行なってきた。阿寒アドベンチャーツーリズムはこの流れの中で、2018年4月に地域づくりの新事業の創出と運営を担うDMCとして設立しており、JTBも発起人として出資していた。
今回の追加出資は、阿寒アドベンチャーツーリズムで行なうアドベンチャーツーリズム事業の本格稼働と、国立公園でアイヌ民族の文化と阿寒の自然や動植物との共生を体感するデジタルアートの展開を目的に行なうもの。JTBのほか、日本航空(JAL)、阿寒湖旅館出資組合、日本政策投資銀行など、道内外の民間・団体あわせて15社が出資し、総額は4億円。
なお、JTBは今回の出資を通し、阿寒エリアの持続的発展と、国策である「国立公園満喫プロジェクト」「観光立国ショーケース」の目標達成に貢献するとしている。

https://www.travelvoice.jp/20180604-112101

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