北海道新聞06/25 05:00
【旭川】北大が研究目的で保管していたアイヌ民族の遺骨3体と副葬品が24日、5月の返還訴訟での和解を受け、旭川アイヌ協議会(川村兼一会長)に返還された。協議会は1985年に北大から返還され、保管していた遺骨4体と合わせて計7体を同日、旭川市内の墓地に埋葬した。
北大の長谷川晃副学長らが旭川を訪れ、遺骨3体を協議会に引き渡した。長谷川副学長は「アイヌ民族の思いに応えることができた。これからも誠意をもって対応したい」と述べ、川村会長は「先祖は研究材料にされた。アイヌ民族は土に返さないと、神の国へ行けない」と訴えた。
協議会は、かつて旭川市内から持ち出され、85年に北大から返還された遺骨5体を保管。このうち身元確認の可能性がある1体を除く4体と、今回返還された3体を墓地に埋葬した。協議会と旭川アイヌ協会の関係者ら約30人が先祖の霊を供養した。(山村晋)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/202525
【旭川】北大が研究目的で保管していたアイヌ民族の遺骨3体と副葬品が24日、5月の返還訴訟での和解を受け、旭川アイヌ協議会(川村兼一会長)に返還された。協議会は1985年に北大から返還され、保管していた遺骨4体と合わせて計7体を同日、旭川市内の墓地に埋葬した。
北大の長谷川晃副学長らが旭川を訪れ、遺骨3体を協議会に引き渡した。長谷川副学長は「アイヌ民族の思いに応えることができた。これからも誠意をもって対応したい」と述べ、川村会長は「先祖は研究材料にされた。アイヌ民族は土に返さないと、神の国へ行けない」と訴えた。
協議会は、かつて旭川市内から持ち出され、85年に北大から返還された遺骨5体を保管。このうち身元確認の可能性がある1体を除く4体と、今回返還された3体を墓地に埋葬した。協議会と旭川アイヌ協会の関係者ら約30人が先祖の霊を供養した。(山村晋)
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