NHK 06月24日 19時26分

北海道大学が研究目的として長年保管していた旭川のアイヌ民族の遺骨3体が24日、地元のアイヌ協議会に返還されました。
遺骨の返還を受けたのは旭川アイヌ協議会と、協議会の川村兼一会長です。
北海道大学の長谷川晃副学長が旭川市を訪れ、木箱に入れられた遺骨3体と小刀などの副葬品を返還しました。
旭川アイヌ協議会によりますと、遺骨は昭和初期に市内の墓地から掘り出され、北海道大学に研究目的で保管されていたものだということですが、返還を求めた裁判で先月、北海道大学との間で和解が成立していました。
アイヌ協議会の人たちは、返還された遺骨を確認すると先祖の霊を慰める伝統の儀式を行い、その後アイヌ民族の墓地に改めて遺骨を埋葬していました。
旭川アイヌ協議会の川村兼一会長は「ようやくふるさとに遺骨が帰りました。早く土に返してあげたいです」と話していました。
北海道大学によりますと、大学には、まだおよそ1000体ものアイヌ民族の遺骨が保管されているということで、長谷川晃副学長は「誠意を持って遺骨の返還に努めていきます」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180624/0000993.html

北海道大学が研究目的として長年保管していた旭川のアイヌ民族の遺骨3体が24日、地元のアイヌ協議会に返還されました。
遺骨の返還を受けたのは旭川アイヌ協議会と、協議会の川村兼一会長です。
北海道大学の長谷川晃副学長が旭川市を訪れ、木箱に入れられた遺骨3体と小刀などの副葬品を返還しました。
旭川アイヌ協議会によりますと、遺骨は昭和初期に市内の墓地から掘り出され、北海道大学に研究目的で保管されていたものだということですが、返還を求めた裁判で先月、北海道大学との間で和解が成立していました。
アイヌ協議会の人たちは、返還された遺骨を確認すると先祖の霊を慰める伝統の儀式を行い、その後アイヌ民族の墓地に改めて遺骨を埋葬していました。
旭川アイヌ協議会の川村兼一会長は「ようやくふるさとに遺骨が帰りました。早く土に返してあげたいです」と話していました。
北海道大学によりますと、大学には、まだおよそ1000体ものアイヌ民族の遺骨が保管されているということで、長谷川晃副学長は「誠意を持って遺骨の返還に努めていきます」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180624/0000993.html