先住民族関連ニュース

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アイヌ文化歌い笑う大会 8月25日、出場者募集 民話漫才や翻訳カラオケ披露…

2019-07-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/17 05:00
 アイヌ民族の民話や風習を取り入れた漫才を披露したり、日本のポップスや歌謡曲をアイヌ語で歌ったりするユニークな大会が8月25日、札幌市内で開かれる。主催団体は「歌やお笑いを通して、アイヌ文化に詳しい人もそうでない人も一緒に楽しんでもらいたい」と出場者を募集している。
 アイヌ文化の担い手を育てる一般社団法人「札幌大学ウレシパクラブ」(札幌)が昨年から開催しており、今回で2回目。大会名「ミナアンロー!」は、アイヌ語で「笑いましょう」を意味する。今年は同クラブ設立10周年も記念する。
 大会は2部構成で、第1部のお笑い大会は、アイヌ文化を紹介する漫才やコントの腕を競う。第2部のアイヌ語カラオケ大会は、日本語の歌詞をアイヌ語に翻訳して歌い、歌唱力やアイヌ語力、表現力などで勝負する。
 大会は25日午後1時から札幌大(札幌市豊平区西岡3の7)で開催。同クラブ代表の本田優子・札幌大教授は「元来、笑いを尊んできたアイヌ文化をそのままに、出場者にも来場者にも存分に楽しんでもらえれば」とPRする。
 出場希望者は8月4日までに、同クラブの(電)011・852・9335かメール(urespa@sapporo-u.ac.jp)まで申し込む。(斉藤千絵)
※「ウレシパクラブ」のシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/325787

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トムラウシ

2019-07-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/17 05:00
「山を下りて、湖のあたりでふりかえると、雲の切れ目から光の柱が立って見えた。あの光の射(さ)す場所で、神さまたちがきっと遊んでいるのだと思う。まぶしくて、健やかで、神々しい場所」▼アイヌ語でカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれる山々に、作家の宮下奈都さん一家が別れを告げる場面だ。2014年春までの1年間、宮下さんは夫と子どもの家族5人で十勝管内新得町トムラウシで暮らし、その様子を「神さまたちの遊ぶ庭」(光文社)につづった▼この中で、近所の人が「あの日はここも寒かったのよ。異常気象だった。七月なのに冬のセーターを出して着てたぐらいだから」と、夏山史上最悪とされる事故について語っている。8人が死亡した大雪山系トムラウシ山での遭難事故。惨事からきのうで10年がたった▼犠牲者は中高年。暴風雨の中、避難小屋を出発し、雨や寒さで体温を奪われる低体温症で亡くなった。ガイドの判断ミスが原因とされ、予備日のない無理な日程も含め、多くの教訓を残している▼残念ながら、この悲劇以降も、道内の夏山遭難は後を絶たない。事故の記憶が風化し、低体温症への警戒が薄れつつあることも懸念される▼深田久弥が「日本百名山」に「威厳があって、超俗のおもむきがある」と記したトムラウシの人気は高い。神々の庭が突然、人間に牙をむく死地に変貌することを胸に刻みたい。2019・7・17
※「カムイミンタラ」のラは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/325828

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笑顔で居られる場所、カフェ「ミナパチセ」 アイヌの女性、文化を発信-白老

2019-07-18 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/7/17配信

「人と人がつながる場を目指しています」と話す田村さん(左)=「ミナパチセ」店内で
 アイヌの血を引く女性が2017年、白老町社台に開店したコミュニティーカフェ「ミナパチセ」。子ども時代に受けたいじめ、夫の暴力と離婚、3人の子どもを育てながらの苦しい生活、そしてがんの発症―。次々と試練に襲われる中、ふと自分が笑顔で居られる場をつくりたいと思い立ち、小さなカフェを生まれ故郷の社台に開業した。オープンから2年余り、ルーツのアイヌ民族の文化を発信する店は軌道に乗り、いろんな人生を背負う人たちの居場所になっている。
 女性は田村直美さん(48)。自宅に併設したカフェでは、化学調味料を使わず、手作りみそ、こうじなど発酵食品を生かした体に優しい食事を提供。地元産シカ肉使用のカレーライスや丼物、アイヌ伝統料理のセットメニュー(予約制)もある。コースターなどアイヌ刺しゅうの商品も店内に並べ、販売している。
 田村さんは25歳の時、苫小牧の勤務先の同僚と結婚。3人の子どもを授かったが、夫の激しいDV(配偶者暴力)に耐えきれず、幼い子どもたちと逃げるように家を飛び出し、04年に離婚。子育てしながらパートの仕事で必死に生きた。ようやく正社員の仕事を見つけ「これで生活も安定する」と思った矢先、胃がんを発病。医師の告知に目の前が真っ暗になった。7年前の41歳の時だった。
 胃の3分の1を切除する手術を経て闘病生活。振り返れば、試練の連続のような人生だった。アイヌの血を引くという理由だけで中学生の時、ひどいいじめを受けた。自分のルーツやふるさと社台に誇りなど持てず、白老の町から離れたかった。だが、高校を終えて苫小牧に出てからも、つらい日々が待ち受けていた。
 笑うことも忘れる苦しみを味わい、病とも闘う中でふと、ある思いが心によぎった。「もう、やりたいことをやろう」。素直な気持ちになって自分を見詰め直した中、思い立ったのは、自らもいろんな人も笑顔になれるカフェの開業だった。
 目標を得て生きることへの希望が湧き、準備を進めるうち、捨てるように離れた社台で店を開くことを決めた。「苫小牧で長く暮らす中でふるさとの良さに気付いたから」。自分のルーツ、アイヌ民族の文化も発信したいと思うようになった。
 開店から2年が過ぎ、店には障害のある人、子育てに悩みを抱える母親、がんと闘う人などさまざまな境遇の人々が集い、小さな空間の中でほっと心を解放させている。定期的に開くイベント「ママカフェ」には各地から育児中の親が集まり、つながりを得ている。
 「ここに来れば誰もが自然体になれる、自分を取り戻せる。人と人がつながる。そんな場として続けていきたい」と田村さんは笑顔で話した。店名の「ミナパチセ」は、アイヌ語で「みんなで笑う家」という意味だと言う。
 店の営業時間は午前11時から午後5時まで。定休日は月曜日。イベントや予約が入っていない土・日曜日は休みになる。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16741/

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阿寒湖の森で幻想的な冒険に出かけよう!アイヌ文化をデジタルアートで体験できる「KAMUY LUMINA」が開催中

2019-07-18 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース 2019/07/17 11:00IRORIO
阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社(北海道釧路市阿寒町)が、アイヌの人々との共同制作による体験型デジタルコンテンツ「阿寒湖の森ナイトウォーク『KAMUY LUMINA』(カムイルミナ)」を開催中です。
アイヌ文化と「自然との共生」がテーマ

©Moment Factory 出典元:プレスリリース
Moment Factory(モーメント・ファクトリー、本社・カナダケベック州モントリオール)と提携。
同社は、スペインの世界遺産サグラダ・ファミリアのプロジェクションマッピングやシンガポール・チャンギ国際空港の空間演出、安室奈美恵ファイナルツアーの演出などを手掛けたマルチメディア・エンターテイメント・カンパニー。
カムイルミナは、同社が土地の文化と自然をもとに創る「ルミナ・ナイトウォーク」シリーズの世界10作目の作品です。
阿寒湖温泉地区はアイヌ民族と和人(アイヌ以外の日本人)がともに暮らしてきた土地であり、阿寒のアイヌコタン(村)では、古式舞踊と呼ばれる伝統的な踊りや演奏など代々受け継がれてきた文化を発信する活動を行っています。
舞台となる阿寒摩周国立公園は、火山と森と湖が織りなす原生的な自然にあふれた神秘的な場所。今回のカムイミルナは「自然との共生」というテーマをどのように伝えるか、阿寒アイヌの人々と何度もディスカッションして作り上げられました。
叙事詩「フクロウとカケスの神の物語」
カムイルミナは、アイヌの人々が古くから語り継いできた「大飢饉から人々を救ったカケスの神の物語」を題材にしています。
アイヌの世界には、動物たちの魂を神の国へ送る、とても大切な儀礼や作法が存在します。それをないがしろにし、動物を敬わなくなった人間たちにアイヌの神カムイは怒り、食料となるシカや魚を人間の世界に送ることをやめてしまいました。
そんな中、村の守り神であるシマフクロウは、人間たちにもう一度チャンスをあげたいと考え、小鳥のカケスにカムイの世界へのメッセージを託します。
しかし、めんどうなことがひとつだけありました。それは、カケスが森一番の美声の持ち主にもかかわらず、リズムをはずしてしまうことでした。みんなのサポートがなければ、カケスはリズムを刻み続けることができないのです。阿寒湖の森に動物たちが戻ってきてくれることを願い、カムイの世界への冒険の旅に出かけましょう。
(発表より引用)
参加者は、アイヌの杖をモチーフに作られたリズムスティックを持ち、阿寒湖の森に動物たちが戻ってきてくれることを願って、カスケを助けるため、リズムを刻みながらカムイの世界に向かいます。
各ゾーン間の遊歩道は、自然環境に配慮して電灯などを設置していないため、リズムスティックの光が足元を照らしてくれます。
▼ゾーン1「守り神 – THE PROTECTOR – 」
▼ゾーン4「マリモのメッセージ」
▼ゾーン6「警告 – A WARNING – 」
同事業の収益の一部は自然環境保護活動、アイヌ文化振興に寄付され、この森と湖の保全とアイヌ文化の発展に活用されます。
【開催概要】
会場:阿寒摩周国立公園内・阿寒湖温泉ボッケの森遊歩道
期間:2019年7月5日(金)~2019年11月10日(日)
7月=19:30~22:30
8月=19:00~22:30
9月=18:00~22:30
10月=17:30~22:30
11月=17:00~21:30(予定)
所要時間:約45分(歩行距離 約1.2キロ)
※日没30分後からスタート、日ごとに若干の時間変動あり
入場料:
大人(中学生以上):前売2,700円 当日3,000円
子供(小学生):前売1,350円 当日1,500円
予約・購入先:
・KAMUY LUMINA公式サイト(http://www.kamuylumina.jp)での事前購入
・KAMUY LUMINAチケットブース
・阿寒湖地区各ホテルのフロント
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5660175

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若者に漂うあきらめ感の正体は 難民問題に希望を探して

2019-07-18 | 先住民族関連
朝日新聞 2019年7月18日05時00分 聞き手・仲村和代
 若い世代にあきらめが漂うのはなぜなのか。難民と社会をつなぐ活動をするNPO代表の渡部清花さん(28)は、「成熟した社会からこぼれ落ちないことが最低ラインで、自分たちが社会をつくると思えないから」とみる。沈み行く船の希望はどこにあるのか。
 ――格差が広がり、多くの人が将来に不安を抱えています。ただ、若い世代にはあきらめ感が漂い、政治への関心も低いといわれます。どうしてなのでしょう。
 「7月上中旬に1週間、米フォーブス誌の『アンダー30サミット アジア』に参加するため、香港に滞在しました。デモにも遭遇したし、同世代と対話もしました。返還からまだ20年。自分たちが自由を守り、国をつくる担い手になるという責任感が、抗議活動につながっていると感じました」
 「大学時代にNGOの駐在や国連インターンとして、バングラデシュの先住民族の村に滞在しました。紛争が続き、村が焼かれたり、女性が襲われたりという状況でしたが、そこで暮らす若者も、『自分たちの未来』を語っていた。これから社会をつくる、という思いがあるんです」
 「でも日本では、その実感は持ちづらい。社会が成熟し、大人が何十年もかけてつくったところから、いかにこぼれ落ちないかが、最低ラインになっている。だから、自分の一票に意味があると思えないのも、無理ないのかもしれません」
 ――自己責任論も強まっています。
 「自己責任という言葉は、一度…
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残り:3314文字/全文:3899文字
https://www.asahi.com/articles/ASM7K3RS0M7KUPQJ003.html?jumpUrl=http%253A%252F%252Fdigital.asahi.com%252Farticles%252FASM7K3RS0M7KUPQJ003.html%253F_requesturl%253Darticles%252FASM7K3RS0M7KUPQJ003.html%2526amp%253Brm%253D585

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在福ネパール人50人が献血 地震支援の恩返し

2019-07-18 | 先住民族関連
西日本新聞 2019/7/18 6:00
 福岡に住むネパール人約50人が、福岡市博多区内の献血ルームで献血をした。福岡にある13のネパール人団体がメンバーらに呼び掛けた。ネパールでも献血は一般的だが、日本では初めて挑戦した人ばかり。「ネパール地震支援の恩返し」「日本の役に立ちたい」など、それぞれの思いを込めて腕を差し出した。
 主催はネパール人団体「在日ネパール先住民族連盟九州支部」。会長のグルン・ビム・バハドゥルさん(32)は「日本で役に立てることは何かを考え、互いに助け合える献血がいいと思った」と説明した。県赤十字血液センターと交渉し、2カ所の献血ルームを予約。日本語が得意な人が仲間の問診票記入を手伝い、手が空いた人が子どもの世話をするなど協力し合った。
 3年前の熊本地震でボランティア活動をしたラナ・ディパックさん(36)は「ネパール地震では日本によく支援してもらった。献血のように僕たちができることで、継続して恩返ししたい」。母国では誕生日や祝い事のたびに献血をしていたというバンダリ・サシラムさん(32)は「日本ではどこで献血ができるのかと思っていたので、いい機会だった」と笑みを見せた。
 6日の献血に集まったのは福岡市やその近郊からで、5年以上日本で暮らす人が大半だった。取りまとめたグルンさんは「幸い僕たちは元気な人が多いので、これからも献血を続けていきたいですね」と話した。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/527870/

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「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」がユネスコ世界文化遺産に登録決定!(オーストラリア・ビクトリア州)

2019-07-18 | 先住民族関連
地球の歩き方 2019年07月17日

世界文化遺産に登録された「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」 ©Visit Victoria
世界文化遺産に登録された「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」を紹介します。オーストラリア・ビクトリア州のバジ・ビムは、世界最古といわれている水産養殖地です。ビクトリア州では、2004年に登録された「ロイヤル・エキシビジョン・ビルとカールトン庭園」に続き、2つ目の世界遺産です。オーストラリア全体では20番目の登録となります。
「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」とは!?
2019年6月30日(日)~7月10日(水)、アゼルバイジャン共和国の首都バクーで開催された国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、オーストラリア・ビクトリア州の「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」を世界文化遺産に登録することを発表しました。
ビクトリア南西部「世界で最も美しい海岸線」といわれるグレート・オーシャン・ロード近郊に位置するバジ・ビムは、オーストラリアの先住民グンディッジマラ族(Gunditjmara)の人々によって6,600年前に開発された世界最古の水産養殖地です。
「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」の特徴
バジ・ビムは、ほぼ100平方キロメートルにわたりウナギ漁の仕掛けや堰など複雑なシステムを用いていた歴史があり、遺跡からは一般的に考えられているアボリジニの遊牧生活とは異なることがわかっています。
マウント エクルズ(Mt. Eccles:現在は死火山)の玄武石を利用し、石造りの円形住居を築き定住していたことや養鰻のために川の流れを変えるなどの工事も行っていたといわれています。
今回、グンディッジマラ族の子孫によって10年以上にわたり伝えられ、文化的景観の価値が認められることとなりました。
「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」の観光施策
グンディッジマラ族の人々は、過去5年間、バジ・ビムの世界遺産リストに登録された候補の開発において、ビクトリア州政府およびオーストラリア政府と密接に協力してきたそうです。今後は、バジ・ビムを世界的に有名な観光地として発展させ、文化的景観を共有していきます。
ビクトリア州政府は、観光インフラプロジェクトを支援し、バジ・ビムマスタープランを実施するため、Gunditj Mirring Traditional Owners Aboriginal Corporationに総額1,300万ドルの公約について支持を示しているそうです。
マスタープランでは、今後10年から25年の間に年間15万人以上の来場者を集めるという最終目標を掲げて、3段階にわけて達成していきます。また、マスタープランのなかで観光客の増加が地域に悪影響を及ぼさないように、持続可能な形で迎え入れの必要性を認識しているといいます。このプランは、今後数年間継続する予定だそうです。
バジ・ビム(オーストラリア・ビクトリア州)への行き方
バジ・ビム(オーストラリア・ビクトリア州)へ行くには、自動車を利用します。ビクトリア州・メルボルン市内から自動車で約4時間30分です。もしくは、近郊の空港(ワーナンブール、ポートランド)まで小型機(チャーターフライト)を利用してアクセスする方法があります。
■ビクトリア州政府観光局(Aboriginal Victoria)
・URL:http://bit.ly/Budj-Bim-Aboriginal-Victoria
いかがでしたか。世界文化遺産に登録された「バジ・ビム(Budj Bim)文化的景観」を紹介しました。世界最古の水産養殖地を観に、バジ・ビム(オーストラリア・ビクトリア州)へでかけてみませんか。
https://news.arukikata.co.jp/column/sightseeing/Oceania/Australia/MELBOURNE/133_551287_1562898516.html

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市民会館で31日まで国立アイヌ民族博物館PR展【登別】

2019-07-18 | アイヌ民族関連
室蘭民報2019.07.17
 国立アイヌ民族博物館PR展「ヤヨペヨペ」が16日、登別市富士町の市民会館で始まった。来年4月に隣の白老町でオープンする民族共生象徴空間・ウポポイ敷地内の国立アイヌ民族博物館の概要などをパネルで紹介している。31日まで。
 国立アイヌ民族博物館設立準備室と登別市教育委員会の共催。ヤヨペヨペはアイヌ語で自己紹介を意味している。会場に展示されたパネルは、国立アイヌ民族博物館の理念や工事の進捗(しんちょく)状況などを文章と写真で紹介。登別市内の小学校中学年が使う社会科の副読本から、アイヌ文化に関わる部分を抜粋するなどして、地元の先人たちの歩みも発信している。訪れた市民らは足を止め、パネルに見入っていた。
 市教委の菅野修広学芸員は「パネル展を国立アイヌ民族博物館や登別市内のアイヌ文化に興味を持つきっかけにしていただきたい」と願っている。
 27日には色紙を使った、アイヌ文様切り絵体験が行われる。無料。参加希望者は26日までに市教育部社会教育グループに電話(0143・88局1129番)で申し込むとよい。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/12583

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三浦春馬主演「TWO WEEKS」が2位ランクインの好発進【視聴熱TOP3】

2019-07-18 | アイヌ民族関連
ザ・テレビジョン 2019/07/17 16:00 配信
webサイト「ザテレビジョン」では、7月16日の「視聴熱(※)」ドラマ デイリーランキングを発表した。
1位「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」(NHK総合)6908pt
蝦夷地と呼ばれていた北の大地を幕末に調査し、“北海道”の命名者となった男の人生をドラマ化。明治2(1869)年に命名されてから150年を記念し、北海道で6月に先行放送されたのに続き、7月15日に全国放送となった。松本潤が主演し、脚本を大石静が担当した。
海外列強から開国を迫られ、未曾有の危機にあった江戸幕府。武四郎(松本)は蝦夷地をロシアから守らなければならないと決意し、調査を始める。そして、武四郎は調査の案内を務めてくれたアイヌの人々との出会いから、その文化の豊かさや人々のやさしさに共感していくが、やがて蝦夷地を経営している松前藩のアイヌへの搾取略奪の実態を目の当たりにするようになる。
美しく気高いアイヌの女性・リセ(深田恭子)との出会い、松前藩からの妨害工作、さらには命を狙われるといったなかで奮闘した武四郎を松本が力強く演じた。
放送時間85分に熱き思いのドラマが凝縮されていたが、アイヌの文化についての学びも多く、ワンクールでの放送や大河ドラマで「じっくり見たかった」という感想も上がる反響を呼んだ。
また、16日からはNHKオンデマンドでの配信がスタートした。
2位「TWO WEEKS」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)5113pt
三浦春馬主演の“火9”ドラマが7月16日にスタート。三浦は主題歌「Fight for your heart」も担当しており、歌のうまさも話題になっている。
人生に希望を持たず、毎日をただ刹那的に過ごしている結城(三浦)の前に、ある出来事により一方的に別れをつげたすみれ(比嘉愛未)が現れる。そして、結城との娘を産んでいたこと、8歳になるその娘・はな(稲垣来泉)が白血病であることを告げる。
結城はドナー候補として検査のために訪れた病院で初めてはなに出会い、父親としてのいとおしさを覚える。さらに、幸運にもドナーに適合したことで、再び自分が生きる意味を見いだす。
一方、楓(芳根京子)は、父親を死に追いやった8年前の事件の黒幕に復讐するため、検事の道に進んだ現在も、独自に捜査を進めていた。
そんな中、楓のスパイとして黒幕に迫った協力者が殺され、その遺体発見現場にいた結城は逮捕され、殺人のぬれぎぬを着せられてしまうが、手術を2週間後に控えているはなの命を救うため、決死の逃亡に身を投じる、という展開だった。
「生きる価値なんてない、無意味な人生」と思っていた結城。最初のやさぐれた雰囲気から、娘のために逃亡を決意するまでを、1話の中で三浦が見事に表現した。
3位「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15、NHK総合)3741pt
7月16日に第92話が放送された。なつ(広瀬すず)は、風車で働き始めた夕見子(福地桃子)から駆け落ちの相手、高山(須藤蓮)を紹介される。なつたちは高山と会話しようと試みるが、警戒心が強く、なかなか打ち解けられない。
翌朝、なつが出社すると、下山(川島明)が原画を手伝うと聞かされる。下山は、仲(井浦新)と坂場(中川大志)の対立が原因だと明かす。
クセのある高山の登場に視聴者が少々ざわついていたが、後半ではさらなる驚きが。なつは仲と対立したことを坂場に問う。坂場は仲の絵を認めつつ、子供のころに空襲にあった経験のある自分たちが、仲たちと違うものを作るのは「使命」であると語る。
そして、坂場は「僕はもっとあなたには仲さんたちとは違うアニメーターになってもらいたい」「世界の表も裏も描けるような、現実を超えた現実を見せられる、それを丸ごと、子どもたちに体験させることのできるようなアニメーターです」と言い、続けて「一緒に作ってほしいんです」「一生をかけても、あなたと作りたいんです」と告げた。
なつの亡くなった本当の父という設定で内村光良が担当する“語り”では「なつよ、古い人間の私は腰が抜けたぞ」と言ったが、SNSでも「私も腰が抜けたぞ」「まるでプロポーズ!」と騒然となった。
webサイト「ザテレビジョン」の「視聴熱」ページでは、4~10位のランキングやバラエティーランキング、またウィークリーランキングも発表している。
※SNSや独自調査を集計した、今熱い番組を計る新指標
https://thetv.jp/news/detail/197867/

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豊沢川沿いの集落跡、古墳テーマに 花巻・文化財センター 出土品や文献展示【岩手】

2019-07-18 | アイヌ民族関連
岩手日日新聞 7/17(水) 10:00配信
 花巻市の豊沢川沿いの集落跡、古墳をテーマにした企画展「豊沢川流域のエミシ」は、同市大迫町の市総合文化財センターで開かれている。古墳時代から奈良、平安時代の遺構や遺物を通し、律令(りつりょう)政府側から「蝦夷(エミシ)」と呼ばれた当時の人々を知る展示。豊沢川沿い遺跡に特化した企画展は同センター初の試みで、地域の歴史愛好家の関心を集めている。9月23日まで。
 エミシと国家側との関係は奈良~平安期前半を中心に移民や城柵設置といった記録が残るが、北上川西岸主支流「豊沢川」流域のエミシに言及した物はごく少なく、その動向は不明部分が多い。今展では市内遺跡からの出土品や文献資料を通し、花巻の先人の姿や周辺との交流を探ろうと企画された。展示に関連し、大迫ゆかりのアイヌ絵師・平澤屏山(1822~76年)の複製作品も鑑賞できる。
 会場には、同センター企画展初登場の個人蔵資料など50点以上が並ぶ。同市の古館と法領、万丁目、下坂井、熊堂古墳群から見つかった土師器(はじき)や土製紡錘車、勾玉(まがたま)といった出土品のほか遺跡地図や発掘調査時の写真、解説文もあり、見どころ豊富な展示となっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00010004-iwanichi-l03

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先住民族の聖地ウルルに押しかける観光客たち─「ここはテーマパークではなありません」

2019-07-18 | 先住民族関連
COURRiER Japon 7/17(水) 15:00配信
ウルルへの登山が禁止となるまで、残り約3ヵ月
地平線が見える広大な大地に、どっしりと構える神秘的な一枚岩──、アボリジニーの聖地、ウルル(エアーズロック)。オーストラリアの世界遺産でもあるそれは、「人生で一度は登ってみたい場所」と、世界中の人々を魅了し続けてきた。
そんなウルルの登山禁止が決定したのは2017年のこと。禁止令が施行されるのは今年の10月26日からだ。
残りあと約3ヶ月となり、ウルルの絶景を最後に一目見ようと、観光客が世界各国から押し寄せている。
ゾロゾロと列になってウルルを登る観光客の姿は「まるでアリの大行進」などと、地元リポーターをはじめ、英BBCや米ABCなど、各誌がその様子を報じている。
地元リポーターのグレン・ミネット氏は、その様子を撮影しソーシャルメディアに投稿。ウルル=カタ・ジュダ国立公園の「近隣のキャンプ場は、はち切れんばかり」で「中には、駐車エリアでキャンプをしている観光客もいる」とBBCに語っている。
また、中央オーストラリア州観光局 最高責任者のステファン・シュワー氏は「キャンプをする観光客の増加に伴い、ゴミの量が増えている」と、ABCに語っている。
「フリーキャンピングをしても問題ない、どちらかと言えば良いことをしていると思っている人が多いようですが、それは保護地区への不法侵入です」。先住民族の聖地であるため「敬意を払ってほしい」と、幾度となくメッセージを発信してきたが「どうも理解されていないようです」。
24時間キャンプができるキャンプ専用のエリアと異なり、それ以外の場所での不法キャンプは「設備が整っておらず、キャンパーはゴミを然るべき場所に捨てることができません。そういった場所でのゴミの投棄は環境への悪影響にもつながります」。
「ここはテーマパークではありません」
そもそも、17年にアボリジニやオーストラリア政府関係者で運営される協議会の投票で登山禁止が決定された背景には、転落事故や熱中症による死亡事故や、観光客によるゴミの廃棄などがあった。
米ワシントンポストは、問題はアボリジニだけでなく、”他のグループ” からも崇められようになったことだと述べている。他のグループとは「インスタグラムに熱心な観光客」のことで、ウルルの神秘的な景色を背景に、キスをするカップルや、ヨガのポーズを決めてセルフィーをを撮る人、また、場違いなドレス姿でファッション撮影を行うインスタグラマーなどを例にあげている。
インスタ映えで有名になった結果、「悲惨なことになった」といわれる観光地は少なくない。ウルルもそうなのか。
17年当時、協議会の理事長を務めた先住民族のサミー・ウィルソン氏はこう語っている。
「ここは、私たちにとってかけがえのない場所。ディズニーランドのようなテーマパークや遊ぶための場所ではありません」
ここで少し歴史を振り返ると、アボリジニがウルル周辺に集落を構え始めたのは1万年以上も昔だと言われている。特に、この地区を管理する番人のような存在であった先住民族グループの一つ「アナング」は、ウルルを精霊が宿る聖地と崇め、また、生活の基盤として寄り添ってきた。
しかし、18世紀よりヨーロッパ諸国のオーストラリア上陸がはじまり、1870年代にはウルルの土地所有権が剥奪されてしまう。それとともに植民者たちは一枚岩に、当時の南オーストラリア植民地の首相であったヘンリー・エアーズの名前にちなんで「エアーズロック」という新しい名前をつけた。
以後、アナングたちは返還を求め続けるも、その声が届いたのは1985年。同国立公園のブログによると、その年にアナングたちに所有権は返還され、2084年までオーストラリア政府(「Australian National Parks」と「Wildlife Service」)に土地をリース(賃借)する契約に、彼らはサインをしたとのこと。
現在は土地のリース料や国立公園の入場料が先住民族たちに支払われているそうだ。
登山禁止が決定した17年頃の一日の登山人口は約140人だったのに対し、いまでは500人もが訪れており、10月までにその数はさらに増え続けるだろうと、米ワシントンポストは報じている。
上述の先住民族のサミー・ウィルソン氏は、登山は禁止するが「これからも、観光客を歓迎する」、また「登山禁止により、観光客は先住民族たちのより深いつながりや文化に触れることができるようになるでしょう」と語っている。
登るために訪れるのではなく、文化に触れるためにウルルを訪ねて欲しい。そんな想いが感じられる言葉ではないだろうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190717-00000002-courrier-int

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