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アイヌ文化継承へ政府が基本方針 推進法踏まえ新交付金手続き記載

2019-07-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/29 21:03

アイヌ政策推進本部の初会合であいさつする菅官房長官(手前から2人目)=29日午後、首相官邸
 政府は29日、アイヌ政策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)の初会合を首相官邸で開き、アイヌ文化継承や観光振興のための基本方針案をまとめた。5月施行の「アイヌ施策推進法」を踏まえ、市町村を対象に給付する新たな交付金の申請手続きなどを記載。パブリックコメント(意見公募)を経て8月中にも閣議決定する。菅氏は「民族としての誇りが尊重される社会の実現に向け、積極的に取り組んでほしい」と述べた。
 交付金は、市町村が作成した「施策推進地域計画」に基づき、政府が認定の可否を判断する。
 推進法がアイヌ民族の儀式で用いる樹木の国有林での採取や、伝統的なサケ漁許可の簡素化を盛り込んだ点に触れ「アイヌの人々の視点に立ち、制度の円滑な運用に努める」と明記した。
 来年4月にオープンする北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(愛称ウポポイ)」について、年間来場者の目標を100万人と設定。菅氏は会合で「国内外の多くの方々にアイヌ文化の素晴らしさを体験してほしい」と強調した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/329969

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政府がアイヌ文化継承へ基本方針とりまとめ 新交付金手続き記載

2019-07-30 | アイヌ民族関連
産経新聞 2019.7.29 21:27
 政府は29日、アイヌ政策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)の初会合を首相官邸で開き、アイヌ文化継承や観光振興のための基本方針案をまとめた。5月施行の「アイヌ施策推進法」を踏まえ、市町村を対象に給付する新たな交付金の申請手続きなどを記載。パブリックコメント(意見公募)を経て8月中にも閣議決定する。菅氏は「民族としての誇りが尊重される社会の実現に向け、積極的に取り組んでほしい」と述べた。
 交付金は、市町村が作成した「施策推進地域計画」に基づき、政府が認定の可否を判断する。
 推進法がアイヌ民族の儀式で用いる樹木の国有林での採取や、伝統的なサケ漁許可の簡素化を盛り込んだ点に触れ「アイヌの人々の視点に立ち、制度の円滑な運用に努める」と明記した。
https://www.sankei.com/politics/news/190729/plt1907290033-n1.html

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文化継承など方針案決定 アイヌ政策推進本部「民族誇り持てる社会を」

2019-07-30 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年7月29日 23時16分(最終更新 7月29日 23時16分)
 政府の「アイヌ政策推進本部」(本部長・菅義偉官房長官)の初会合が29日、首相官邸で開かれ、アイヌ文化の継承や観光振興を推進する基本方針案を決定した。市民らから意見を聞く「パブリックコメント」を経て8月に閣議決定する。
 アイヌの独自文化を守るため、サケ漁や樹木伐採などについて法令上の特例措置を設ける…
この記事は有料記事です。
残り203文字(全文353文字)
https://mainichi.jp/articles/20190729/k00/00m/040/301000c

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アイヌ施策推進法が施行 地域振興策など基本方針案取りまとめ

2019-07-30 | アイヌ民族関連
NHK 2019年7月29日 17時53分
アイヌ民族を法律で初めて「先住民族」と明記したアイヌ施策推進法が施行されたことを受けて、政府は、関係閣僚による推進本部の初会合を開き、アイヌ文化を生かした地域振興策を行うための交付金制度の創設などを盛り込んだ基本方針案をまとめました。
推進本部の初会合ではアイヌ政策を効果的に推進するための基本方針案を取りまとめました。
それによりますと国有林での樹木採取や、川でのサケ漁など、アイヌの独自文化が継承されるよう、アイヌの人々の視点に立って国と自治体が連携していくことや、アイヌ文化を生かした地域振興策を計画する自治体を対象に、国から交付金を支出することなどが盛り込まれています。
また、来年4月の開業を目指して整備が進められているアイヌ文化の発信拠点=「ウポポイ」の年間の来場者数について、100万人を目指すとしています。
本部長を務める菅官房長官は「従来の福祉施策や文化振興に加え、産業振興、観光振興、地域振興などを政府一体となって総合的・効果的に推進していく」と述べました。
政府は29日取りまとめた基本方針案を、来月中にも閣議決定することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190729/k10012012851000.html

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アイヌ政策で基本方針案決定=政府、推進本部が初会合

2019-07-30 | アイヌ民族関連
JIJI.com 2019年07月29日18時55分
 政府は29日、首相官邸でアイヌ政策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)の初会合を開催し、地域・産業振興などに使える新たな交付金制度に関する基本方針案を決定した。菅氏は会合で「交付金制度などを活用し、産業、観光、地域の振興などを政府一体となって総合的、効果的に推進していく」と強調した。
 基本方針案には、来年4月に開館するアイヌ文化を発信するための国立施設「民族共生象徴空間」(北海道白老町)について、年間来場者数「100万人」を目指す目標も盛り込んだ。政府は同案を来月中に閣議決定する予定だ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072900897&g=pol

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<書評>手仕事の帝国日本

2019-07-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/28 05:00
池田忍著
劣位に置かれた「工芸」の復権
評 水溜真由美(北大大学院准教授)
 「美術」という言葉から、著名な芸術家が制作した絵画や彫刻ではなく、名もなき人々の手になる調度品、食器、装身具などを連想する人はあまり多くはないだろう。通常、我々(われわれ)がそうした工芸品に出会うのは、美術館ではなく、郷土資料館や民俗博物館などにおいてである。
 とはいえ、本書によれば、「美術」と「工芸」のヒエラルキーを含む差別化が生じたのはそう遠い昔のことではない。それどころか、両概念は近代に流入した西洋文化の圧倒的な影響の下でほぼ同時に成立した。その後まもなく、若い美術家によって、劣位におかれた「工芸」の復権が試みられた。
 本書では、そのような芸術家として、富本憲吉、藤井達吉、山本鼎(かなえ)の三人に焦点が当てられる。彼らは、日常生活に根ざし、美的趣味の涵養(かんよう)に役立つ工芸に注目し、ユニークな実践活動を試みた。彼らの活動は、美術の革新を目指す美術界の動向や産業化による消費文化の発展とも結びつきながら、同時代の社会に大きな影響を与えた。
 ところで、工芸の復権を目指す動きは、女性、農民、異民族の間に培われた手仕事をめぐる文化の発見と評価を伴うものだった。たとえば、藤井達吉は姉妹や姪(めい)と共に工芸品を制作しながら、「家庭手芸」の普及に関わった。山本鼎はロシアの農民美術に示唆を受け、神川村(現・長野県上田市)で農民美術運動を展開した。
 ただし著者は、こうした活動が庇護(ひご)者然とした姿勢と、劣位に置かれた人々を「他者」化する「帝国」の視線と無縁でなかったことも指摘する。とりわけ女性の手仕事に対する注目は、近代化が推し進めた女性を家庭的役割に固定化する動きと不可分だった。もっとも著者は、藤井の姉妹(すず、くわ、房子)と姪(悦子)が自立した「協働者」であったことも再評価している。
 北海道では、アットゥシ織、刺繍(ししゅう)、木彫りなどアイヌ民族の手工芸品の展示を目にする機会が多い。本書は、アイヌの手仕事の復権をめぐる歴史について考察する上でも有効な示唆を与えてくれる。(岩波書店 2700円)
<略歴>
いけだ・しのぶ 1958年生まれ。札幌出身。千葉大文学部教授、日本美術史。著書に「日本絵画の女性像」など
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/329762

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アイヌ文化核にまちづくり 町まち・ひと・しごと創生有識者会議-白老

2019-07-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/7/29配信
 白老町まち・ひと・しごと創生有識者会議は26日、2019年度第1回会合を町役場で開いた。国の地方創生推進交付金を活用した同町の18年度地方創生事業について検証するほか、町が今年度策定する第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略(20~24年度)に関する議論を進めることも確認した。
 地方創生事業で町は18年度、国の交付金約4870万円を活用し、民族共生象徴空間(ウポポイ)開設前記念イベント、アイヌ工芸品・特産品の商品開発支援、ガイド人材育成事業、観光プログラム作り、教育旅行体験プログラム調査など、ウポポイ開設を見据えた16事業を展開。19年度も約5500万円の交付金活用で同様の事業を継続し、アイヌ文化を核とした観光のまちづくりに取り組む。
 今年度から2年間の新しい任期を迎えた有識者会議は26日の会合で今後、18年度事業の成果について検証していくことを決めた。さらに町が地方創生事業の方向性を示した現行の総合戦略(15~19年度)を改定し、20年度にスタートさせる第2期総合戦略に意見を反映していくことも確認した。
 町は、地方の人口減少に歯止めをかける「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて15年度に第1期総合戦略を策定。▽象徴空間を中心とした多文化共生のふるさとづくり▽観光による地域づくり・交流促進と移住定住の推進▽特色ある産業・地域資源を活用した仕事づくり▽結婚・出産・子育てが誇れる地域づくり▽絆が育む豊かな暮らしづくり―の5本柱に基づく地域活性、地方創生の事業を盛り、推進した。
 第2期策定に向けて町は、20年度から8年間を期間としたまちづくり最上位計画・第6次総合計画との整合性を図り、人口減少時代を踏まえた事業の方向性を検討。有識者会議の意見を取り入れながら、来年1月までに素案を固め、年度内に策定する。
 新しい任期に伴う有識者会議の委員は次の通り(敬称略)。かっこ内は所属団体。
 ▽委員長 牧野直樹(町内会連合会)▽副委員長 星貢(NPO御用聞き・わらび)▽委員、西尾圭史(町商工会)、岩田悦郎(とまこまい広域農協白老支所)、渡邊信吾(いぶり中央漁協)、蒲原亮平(白老観光協会)、古川良明(町教頭会)、臼杵誠(白老町)、廣瀬恵大(白老金融協会)、畑﨑稔(連合北海道白老地区連合会)、辻正則(編集工房KAZE)、野本晶子(NPOお助けネット)、手塚日南人(地域おこし協力隊)
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16823/

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夜空彩る大輪の花火 しらおい港まつり盛況、3万5500人が来場

2019-07-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/7/29配信

豪華な仕掛け花火を楽しむ来場客ら=27日夜
 白老町の夏のビッグイベント「2019元気まち しらおい港まつり」(実行委員会主催)が27、28の両日、白老港インカルミンタル前広場を会場に開かれた。2日間で町内外から3万5500人が来場し、多彩なステージプログラムや港の夜空を彩る打ち上げ花火などを楽しんだ。
 今年で21回目となる港まつりは、民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業1年前記念事業の位置付けで開催。初日の27日は、出店がずらりと並ぶ会場のメインストリートで伝統芸能・虎杖浜越後踊り、しらおい元気まち音頭パレードなどを華やかに繰り広げ、2日間にわたるまつりの開幕を飾った。
 ステージでは熊谷威二実行委員長の開会あいさつに続き、白老民族芸能保存会がムックリ演奏や伝統舞踊を披露。港では大小5000発を打ち上げるメインプログラムの花火大会を行い、夜空に咲く大輪の光やダイナミックな仕掛け花火が来場者を沸かせた。
 2日目の28日も引き続き、舞台で歌謡ショーやアイドルグループのライブ、ダンスショーなど多彩なイベントを展開し、白老牛や海鮮の炭火焼きを味わいながらステージを楽しむ光景が広がった。
 地元海産物の販売コーナーや、白老アイヌ協会による伝統料理オハウ(サケの汁物)の無料提供も大人気。ウポポイのPRブースでは、アイヌ民族の衣装を試着して記念撮影する来場者の姿も見られた。
 家族で訪れた札幌市の山田和夫さん(30)は「天気も良くて最高。白老牛の炭火焼きもおいしいし、また来年も来たいですね」とまつりを満喫していた。
 今回は2日間とも天候に恵まれたため、来場者数が昨年より6100人増えた。
https://www.tomamin.co.jp/news/main/16818/

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