buzzfeed.com 2019/07/20 19:23
2019年7月、阿寒摩周国立公園に新たな体験型観光スポットKAMUY LUMINA(カムイルミナ)がオープンしました。森の木々を使ったプロジェクションマッピングなど、神秘的な世界観のナイトウォークを楽しめます。
人々は妖しく光る杖のようなものを手にしています。一体何をしているの?
その名も「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」。
阿寒摩周国立公園の森を舞台に、光や音を使ったインタラクティブなアートを楽しめる、体験型コンテンツです。
世界各地で体験型デジタルアートを制作するカナダのMoment Factory社と、阿寒の人々の共同制作によって生まれました。
テーマは、アイヌの人々に伝わる伝説
カムイルミナは、物語に沿って森を歩いていく体験型アトラクションです。
フクロウの神が歌ったとされる謡「コンクワ」を題材に、アイヌ文化の根幹にある「自然との共生」というメッセージを伝える内容になっています。
森でまず出会うのは、村を守るシマフクロウとカケス
自然や動物への敬意を忘れた人間に対しアイヌの神が怒り、食料となるシカや魚を人間たちから取り上げてしましました。
しかし村の守り神(コタンコロカムイ)であるシマフクロウは、人間にもう一度チャンスを与えようとします。阿寒湖の森に動物たちが戻ってくるよう、参加者は小鳥のカケスとともに神秘的な冒険の旅に出かけます。
カムイルミナのストーリーだけでなく、登場する道具や音楽も、地元のアイヌの文化を反映しています。
制作を担当したMoment Factoryは、以下のようにコメントしました。
「ルミナナイトウォークシリーズは、ルミナをつくる環境やその土地にまつわる言い伝えに合わせて、それぞれの物語や製作方法を変えています。今回のカムイルミナは、阿寒湖のアイヌコタンに伝わる物語が元になっています。
阿寒湖のアイヌ文化やユーカラが大切にしている『自然と調和し共存する』という生き方をルミナという形でしっかりと表現するため、阿寒のアイヌの方々に様々な助言を頂きました」
森の中には、地形や自然の景観を活かしたプロジェクションマッピングなど、光と音を使ったインタラクティブな仕掛けが盛り込まれています。
また、最新のデジタル技術を使いながら、国立公園の環境に影響を与えないよう配慮したといいます。
森の木々をスクリーンとして投影されたシカや小鳥など。自然の造形を活かした演出がとても新鮮で幻想的。
神話の世界に入ったような没入感を味わえます。
海外からの観光客が300万人に届こうとしている北海道。カムイルミナは道東エリアの新たな観光コンテンツとして今後注目を浴びそうです。
阿寒アドベンチャーツーリズムは以下のようにコメントしています。
「”カムイルミナ”は、美しい阿寒湖の森に施されたライティング、自然の中に溶け込むサウンド、そしていくつものプロジェクションを駆使した幻想的なナイトウォークです。自然との共生の大切さを伝えるアイヌの叙事詩の世界をご体験ください」
カムイルミナのチケットは大人2700円(当日3000円)小学生は前売:1350円(当日1500円)、Webやホテルで販売しています。
https://www.buzzfeed.com/jp/shunsukemori/akan-kamuy-lumina
2019年7月、阿寒摩周国立公園に新たな体験型観光スポットKAMUY LUMINA(カムイルミナ)がオープンしました。森の木々を使ったプロジェクションマッピングなど、神秘的な世界観のナイトウォークを楽しめます。
人々は妖しく光る杖のようなものを手にしています。一体何をしているの?
その名も「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」。
阿寒摩周国立公園の森を舞台に、光や音を使ったインタラクティブなアートを楽しめる、体験型コンテンツです。
世界各地で体験型デジタルアートを制作するカナダのMoment Factory社と、阿寒の人々の共同制作によって生まれました。
テーマは、アイヌの人々に伝わる伝説
カムイルミナは、物語に沿って森を歩いていく体験型アトラクションです。
フクロウの神が歌ったとされる謡「コンクワ」を題材に、アイヌ文化の根幹にある「自然との共生」というメッセージを伝える内容になっています。
森でまず出会うのは、村を守るシマフクロウとカケス
自然や動物への敬意を忘れた人間に対しアイヌの神が怒り、食料となるシカや魚を人間たちから取り上げてしましました。
しかし村の守り神(コタンコロカムイ)であるシマフクロウは、人間にもう一度チャンスを与えようとします。阿寒湖の森に動物たちが戻ってくるよう、参加者は小鳥のカケスとともに神秘的な冒険の旅に出かけます。
カムイルミナのストーリーだけでなく、登場する道具や音楽も、地元のアイヌの文化を反映しています。
制作を担当したMoment Factoryは、以下のようにコメントしました。
「ルミナナイトウォークシリーズは、ルミナをつくる環境やその土地にまつわる言い伝えに合わせて、それぞれの物語や製作方法を変えています。今回のカムイルミナは、阿寒湖のアイヌコタンに伝わる物語が元になっています。
阿寒湖のアイヌ文化やユーカラが大切にしている『自然と調和し共存する』という生き方をルミナという形でしっかりと表現するため、阿寒のアイヌの方々に様々な助言を頂きました」
森の中には、地形や自然の景観を活かしたプロジェクションマッピングなど、光と音を使ったインタラクティブな仕掛けが盛り込まれています。
また、最新のデジタル技術を使いながら、国立公園の環境に影響を与えないよう配慮したといいます。
森の木々をスクリーンとして投影されたシカや小鳥など。自然の造形を活かした演出がとても新鮮で幻想的。
神話の世界に入ったような没入感を味わえます。
海外からの観光客が300万人に届こうとしている北海道。カムイルミナは道東エリアの新たな観光コンテンツとして今後注目を浴びそうです。
阿寒アドベンチャーツーリズムは以下のようにコメントしています。
「”カムイルミナ”は、美しい阿寒湖の森に施されたライティング、自然の中に溶け込むサウンド、そしていくつものプロジェクションを駆使した幻想的なナイトウォークです。自然との共生の大切さを伝えるアイヌの叙事詩の世界をご体験ください」
カムイルミナのチケットは大人2700円(当日3000円)小学生は前売:1350円(当日1500円)、Webやホテルで販売しています。
https://www.buzzfeed.com/jp/shunsukemori/akan-kamuy-lumina