苫小牧民報 2018/8/29配信
若者たちが披露した踊り
白老でアイヌ文化の伝承活動に取り組む若手有志によるイベント「シラウォイ・クンネ~白老ナイト」が26日、しらおい創造空間「蔵」で行われた。アイヌ民族文化財団の職員と伝承者育成事業の担い手の有志5人が白老に伝わる口承文芸や踊り、歌を披露。普段はなかなか見ることのできない貴重な場となり、来場者たちは魅了されていた。
今年3月末にアイヌ民族博物館が閉館したことにより、町内では定期的に古式舞踊などを観覧したり披露する機会がなくなったため、担い手4期生の米沢諒さんが、白老に住む若者有志でのイベントを企画。担い手卒業生でもある山丸賢雄さん、山道陽輪さん、新谷裕也さん、山田美郷さん、担い手4期生の川上さやかさんがステージに立ち、踊りや歌、口承文芸を披露した。
山丸さんは口承文芸のユカラ、カムイユカラ、ウェペケレの三つのジャンルを披露。拍子を打ちながら独特なメロディに乗せて語るユカラなどを解説を交えながら紹介した。
川上さんは、ウポポ(座り歌)を中心に平取や帯広に伝わる歌として、地域によってメロディーが異なるピリカの歌を紹介したり、出演者による踊りを加えた平取に伝わるツバメの踊りなども演じた。まるでフチ(おばあさん)が歌っているかのような歌声で来場者たちを魅了。また、男性陣が「ク リムセ」、「エムシ リムセ」などを披露した。
米沢さんは「博物館が閉館したことで白老でアイヌ文化が見られなくなり、民族共生象徴空間開設までの空き期間を使って発信できれば」と話した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14556/
若者たちが披露した踊り
白老でアイヌ文化の伝承活動に取り組む若手有志によるイベント「シラウォイ・クンネ~白老ナイト」が26日、しらおい創造空間「蔵」で行われた。アイヌ民族文化財団の職員と伝承者育成事業の担い手の有志5人が白老に伝わる口承文芸や踊り、歌を披露。普段はなかなか見ることのできない貴重な場となり、来場者たちは魅了されていた。
今年3月末にアイヌ民族博物館が閉館したことにより、町内では定期的に古式舞踊などを観覧したり披露する機会がなくなったため、担い手4期生の米沢諒さんが、白老に住む若者有志でのイベントを企画。担い手卒業生でもある山丸賢雄さん、山道陽輪さん、新谷裕也さん、山田美郷さん、担い手4期生の川上さやかさんがステージに立ち、踊りや歌、口承文芸を披露した。
山丸さんは口承文芸のユカラ、カムイユカラ、ウェペケレの三つのジャンルを披露。拍子を打ちながら独特なメロディに乗せて語るユカラなどを解説を交えながら紹介した。
川上さんは、ウポポ(座り歌)を中心に平取や帯広に伝わる歌として、地域によってメロディーが異なるピリカの歌を紹介したり、出演者による踊りを加えた平取に伝わるツバメの踊りなども演じた。まるでフチ(おばあさん)が歌っているかのような歌声で来場者たちを魅了。また、男性陣が「ク リムセ」、「エムシ リムセ」などを披露した。
米沢さんは「博物館が閉館したことで白老でアイヌ文化が見られなくなり、民族共生象徴空間開設までの空き期間を使って発信できれば」と話した。
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