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人間に協力しハチミツに導いてくれる野鳥。アフリカのハニーハンターと鳥の関係

2023-12-28 | 先住民族関連

カラパイア2023年12月28日(木)8時10分 

人間をハチの巣に導いてくれる野鳥 / image credit:Brian Wood

 アフリカ、タンザニアやモザンビークでハチミツ狩りをするハニーハンターたちは、野生の鳥をパートナーにしてミツバチの巣を探し出す。

 その鳥の名を「ノドグロミツオシエ(Indicator indicator)」という。ハニーハンターたちは、その地域ならではの呼びかけ声でこの鳥とコミュニケーションを交わし、ハチミツ狩りの成功率を大幅に上げている。

 『Science』(2023年12月7日付)に掲載された新しい研究によれば、ミツオシエたちは地元の言葉か外国の言葉かを区別して、主に地元のハニーハンターと協力しようとするのだという。

 自己強化によって形成されたらしきこの興味深い現象は、人間の言語の形成についても重要なことを告げているようだ。

・野鳥に協力してもらいハチミツを探す先住民族

 タンザニア中北部の先住民族「ハヅァ族」とモザンビーク北部の「ヤオ族」にとって、鳥のミツオシエは欠かすことができないハチミツ探しのパートナーだ。

 彼らは独特の呼びかけ声でミツオシエと会話しながら、ミツバチの巣があるところまで案内してもらう。

 人類学者のブライアン・ウッド氏(現カリフォルニア大学ロサンゼルス校)らによる2014年の研究によるなら、ハヅァ族のハニーハンターはミツオシエと協力することで、ハチの巣の発見率が560%もアップするという。

 ハヅァ族の1年間の食事の8~10%がこの鳥の助けによって得られたものであることを考えれば、彼らにとってミツオシエがどれほど大切なパートナーかわかる。

 もちろんハチミツ探しを手伝うミツオシエの側にもメリットがある。人間がハチの巣を壊してくれれば、巣や幼虫というおこぼれを頂戴できるからだ。

 それは人間にも鳥にもウィンウィンな、互恵的な素晴らしい関係なのである。

野鳥と協力関係を築くハチミツハンター / image credit:Claire Spottiswoode・地元の”言葉”を聞き分け、協力してくれるミツオシエ

 面白いことに、ハズァ族とヤオ族とでは、鳥に語りかける”言葉”が違う。ハヅァ族がミツオシエと会話するときは鳥のような口笛を鳴らす。

 一方、ヤオ族はもっとワイルドな、「ブルルッ、フンッ!」という、どこか動物の鳴き声を思わせる独特の呼びかけ声だ。

 今回の研究では、数理モデルや実験を通じて、こうした呼びかけ声が、彼ら自身や鳥にどのような効果を持つのか調べている。

 するとノドグロミツオシエ(Indicator indicator)は地元の”言葉”で語りかけた方が、よく協力してくれることがわかったのだ。

 たとえば、タンザニアのミツオシエは、”外国語”であるヤオ族の呼びかけに比べて、地元ハヅァ族の口笛で語りかけたときの方が3倍もよく協力してくれる。

 一方、モザンビークのミツオシエは、地元ヤオ族のワイルドな呼びかけに、ほぼ2倍の確率で協力してくれる。

 このような人間と鳥のコミュニケーションは、正のフィードバックによって強化されたものであるようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=YBxmNHkqrNM

Successful honey-hunters know how to communicate with wild birds・成功体験を経て協力し合う野鳥と人間

 最初はたまたまの成功かもしれない。だがミツオシエは、ある決まった呼びかけで語りかけてくるハニーハンターは腕がいいということを学ぶ。それ以外の呼びかけは、腕が悪いかもしれないので、協力するメリットがない。

 一方、ハニーハンター側もその呼びかけ声なら、ミツオシエが協力してくれることを学ぶ。それ以外では協力してもらえないので、呼びかけを変えるメリットがない。

 このようにお互いが学習することで、その部族ならではの伝統的な呼びかけ声が形成されていく。

 こうしたところは、人間の言語にも共通している。

 私たちが話す言葉の音自体には、本来意味がない。だが、何かのきっかけでその音の意味について人々が共通の認識を持つようになると、その地域ならではの言語になっていく。

ヤオ族のハニーハンター、カルヴァーリョ・イッサ・ナンガーがミツバチを収穫する煙と斧の巣 / image credit:Cambridge University・呼びかけ声には習慣の影響もある

 また両部族の呼びかけ声の違いは、両者の習慣の違いも反映されているようだ。

 たとえば、ハチミツ狩りに出れば、ハヅァ族もヤオ族も動物に遭遇することがある。違うのは、ハヅァ族がそうした動物を弓矢で狩ることがある点だ。

 このとき控えめな口笛ならば、狩りの邪魔にならない。

 ハヅァ族のハンターとのインタビューで、彼らは「口笛は鳥のように聞こえる」ため、獲物に気づかれずにすむのだと説明している。

 ウッド氏によるなら、ハヅァ族に限らず、狩猟文化がある地域では、獲物に気づかれずコミュニケーションを交わすために口笛が使われるのだという。

 それとは逆に、ヤオ族の呼びかけ声は、危険な動物を追い払うのに役立つ。出会った動物を狩ることのない彼らにとっては、あえて気づかせて、立ち去らせた方が都合がいい。

 こうした人間と鳥の不思議な協力関係は、どちらにも新しいシグナルを学習する能力があるから可能になっている。

 だが、何よりもお互いを信頼し、ギブアンドテイクの関係が成立しているからこそ、鳥と人間とコミュニケーションという伝統がずっと続いているのだ。

References:Wild birds lead people to honey – and learn from them | UCLA / Successful honey-hunters know how to communicate with wild birds/ written by hiroching / edited by / parumo

https://news.biglobe.ne.jp/trend/1228/kpa_231228_0114061227.html


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アマゾン 二つの世界を生きる

2023-12-28 | 先住民族関連

ナショナルジオグラフィック2023.12.28

伝統的な暮らしを守るため、立ち上がった先住部族たち
アマゾン川流域で最も孤立した地域の一つであるジャヴァリ渓谷で、塊茎のキャッサバを収穫する先住民、カナマリの女性たち。彼らは土地の恵みを主な糧として生きているが、天然資源を狙う外部の人間によって、先住民の暮らしと森が脅かされている。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)
この記事は雑誌ナショナル ジオグラフィック日本版2024年1月号に掲載された特集です。定期購読者の方のみすべてお読みいただけます。

*   *   *

この記事は、地球資源の保全に取り組んでいる非営利組織ナショナル ジオグラフィック協会の資金協力によってつくられています。

伝統的な暮らしを守るため、アマゾンの先住部族たちは外の世界からもたらされた道具を手にして、立ち上がった。

 ブラジルとペルーの国境を隔てながら、アマゾンの森の奥深くへと流れるジャヴァリ川。ペルー側にはボートや船着き場を見かけるが、ブラジル側には、ここがジャヴァリ渓谷先住民保護区であると告げる標識が立っているだけだ。この一帯には、外部と接触せずに暮らす先住部族が世界で最も多い。立ち入りは禁じられているが、豊かな鉱物資源や木材、野生動物を目当てに侵入する者が後を絶たない。

 この保護区はほぼ手つかずの原始の森で、ポルトガルほどの広さに約6000人が暮らすという。もっともその数は、外部と接触があった7部族の人口の合計にすぎない。ここでは今、違法な伐採や漁業、採掘をする外部の人間が増えていて、私は、先住民たちがどう立ち向かっているかを取材しに来たのだ。

 アタライア・ド・ノルテという町からジャヴァリ川を300キロほど遡った地点にある、サン・ルイス村の人口は約200人。私と撮影隊は8日間にわたり、マウロ・カナマリを部族長とする、この村に滞在して取材を進めた。

先住部族のカナマリがブラジル政府と最初に接触したのは1972年だったが、それ以前から、ゴム樹液の採取者たちと遭遇していたようだ。数十年に及ぶ外部との接触は、生活の多くの面に影響を及ぼしたが、サン・ルイス村の人々は今でも、大半のことを共同で行う。彼らは自分たちよりも孤立した状態で暮らす近隣部族の様子を知りたがっている。なかには15キロしか離れていない森に住む部族もいて、あえて接触しようとはしないものの、その暮らしぶりをうかがうために、ドローンを手に入れたいと考える村人たちもいる。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)

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マウロ・カナマリ部族長の妻テレサが、孫のペルメロに伝統的な羽根飾りをかぶせ、化粧を施してやる。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)

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歌や踊りを交えた、ラグビーに似たゲームに、若者たちが興じる。盛り上がってくると、途中から格闘になってしまうことも多いという。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)

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 私たちが行く先々で目にしたのは、森への侵入者に不安を抱く先住民が、自分たちの土地と生活様式を守ろうと、新しい方法を見いだしていく姿だった。「以前は、違法な侵入者や漁業者、伐採業者は、ごくわずかだったのに、今は日に日に増えています」と部族長は話す。

炎を見守るカナマリの子どもたち。村では、開墾や草木の乾燥、土壌の活性化を目的とする焼き畑農業が、伝統的に行われてきた。アマゾン川流域には、先住民が1万年以上も前から耕作していた痕跡が残っている。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)

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食事の準備をするテレサ。サン・ルイス村には電気が通っていないため、暗くなるとヘッドランプの明かりが頼りだ。現代の道具を取り入れつつ、昔ながらの暮らしを続ける。それがカナマリ流だ。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO)

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次ページ:何度も脅迫されてきた

ここから先は、「ナショナル ジオグラフィック日本版」の
定期購読者*のみ、ご利用いただけます。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/122000646/


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中国の接待旅行参加 台湾・国民党議員側に疑い

2023-12-28 | 先住民族関連

毎日新聞 2023/12/28 東京朝刊 有料記事 644文字

に出馬している最大野党・国民党のベテラン議員の事務所関係者らが、有権者約20人と共に中国当局による接待旅行に参加した疑いがあり捜査していると発表した。立法委員選と同時に行われる総統選でも、中国当局による接待旅行に台湾の有権者が参加したとされる事件が相次ぐ。与党・民進党政権は中国が中台統一につながる台湾の政治状況を作り出そうと選挙に介入しているとみている。

 検察の発表などによると、捜査されているのは先住民から選ばれる選挙区の孔文吉氏(5期目)の事務所責任者ら。中国内陸部・重慶市政府で台湾関係事務を担当する台湾事務弁公室から委託を受け、今年5月に同市で行った中台の少数民族による交流行事の参加者を集めた疑いがある。

 検察によると、8日間の旅行の宿泊費や食費は中国側が負担し、参加者が支払った額は市価より格安だった。滞在中の食事には重慶市関係者が同席し、「両岸(中台)は一つの家族だ」と強調。孔氏も支持を訴えるあいさつをしたという。

 ・・・・【台北・林哲平】

https://mainichi.jp/articles/20231228/ddm/007/030/103000c


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<小笠原愛の今日はおでかけ日和>タンチョウの親子

2023-12-27 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月27日 05:00

 12月も半ばになると、日中の最高気温が氷点下を下回る日が続き、しばれる厳冬期の到来です。あっという間に傾いていく日にどこか寂しさを感じながらも、冷たく凜(りん)とした空気に気持ちが引き締まるのも確か。

 日没までの短い時間を満喫しようと、ドライブに出発することに。今日のおでかけ先は釧路市のお隣、鶴居村です。

 車を走らせると、村内の畑や道沿いにちらほらと見えるものが。純白と黒の見事なコントラスト、頭頂部の赤が目立つ美しい鳥は、鶴居村の「村の鳥」であり、特別天然記念物でもあるタンチョウです。

 翼を広げると2メートルを超え、その大きさと迫力に、あらためて驚かされます。独特の鋭い声で鳴き交わす様子は、威厳さえ感じさせ、アイヌ語で「サルルンカムイ(湿原の神)」と呼ばれて神聖視されてきた理由がよく分かります。

 一時は乱獲や湿原の開発で生息数が激減し、タンチョウは絶滅したとまで考えられていました。鶴居村をはじめとする各所での給餌などの成果により、現在は1800羽ほどまで数が回復しています。あちこちでその姿を見られるようになった背景に、これまでの長い保護活動の努力があったことを忘れてはいけないなと感じます。

・・・・・・・

(おがさわら・まな=看護師、釧路市在住)

 道東を中心とした道内各地の風景や野生動物の水彩画を制作する釧路市の看護師・小笠原愛さんによる、鮮やかな作品と文をお楽しみください。毎月第4水曜に更新します。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957404/


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知里幸恵の通学路歩き20年 旭川で1月14、15日に記念の催し

2023-12-27 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月26日 21:14

2005年に対談した知里むつみさん(右)と三浦光世さん=中島さん提供

 大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵(1903~22年)の通学路を自分の足でたどる催し「知里幸恵が歩いた道のりの20年」が、来年1月14、15の両日に旭川市で開かれる。来年で20周年を迎えるのを記念し、過去に招いたゲストの対談映像を上映する。

■過去のゲスト対談上映

 上映会は14日午後1時半から、まちなかぶんか小屋(7の7)で過去のゲスト同士の対談を二つの映像で振り返る。一つは知里のめい、知里むつみさんと小説家三浦綾子(1922~99年)の夫で歌人の三浦光世さんが2005年に対談したもの。もう一つは知里に神謡を文字に残すべきだと助言した言語学者金田一京助(1882~1971年)の孫で国語学者の金田一秀穂さんと、知里の文学碑設立の中心となった荒井和子さんが語り合ったものだ。

 15日は午後2時に旧市立北都中(7の16)に集まり、知里の誕生日に合わせて通学路を歩く。知里の戸籍上の誕生日は6月8日だが、母ナミの記録では1月15日とされる。在籍した旭川区立女子職業学校からの帰り道を想定し、自宅が近くにあった北門中(錦町15)までの約6キロの道のりを約2時間かけてたどる。

 催しは、・・・・・

 2日間とも参加無料。問い合わせは中島代表にメール(pisikan115@gmail.com)する。(和泉優大)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957973/


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北海道アイヌ工芸品アンテナショップの開設について

2023-12-27 | アイヌ民族関連

北海道2023年12月26日 16時28分

 道では、アイヌ工芸品の認知度向上や販路拡大に向けた取組として、アンテナショップを開設し、アイヌ工芸品等のPRを行います。

 首都圏でのアイヌ工芸品アンテナショップの開設は、今回が初めてとなります。

・日時:令和6年(2024年)1月8日(月・祝)令和6年(2024年)2月6日(火)

    11:00~20:00

・場所:有楽町マルイ 2階 コンセプトショップス

    (東京都千代田区有楽町2丁目7-1)

・内容:アイヌ工芸品の展示

 また、特設webサイトも併せてご覧ください。

 URL:https://with-ainu-crafts.jp/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000088209.html


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世界で広がる先住民族への謝罪 政府見解示さず 紙議員へ答弁書

2023-12-27 | アイヌ民族関連

赤旗2023年12月26日(火)

 岸田文雄内閣は22日、日本共産党の紙智子参院議員の「先住民族政策の世界の流れとアイヌ施策推進法施行後の施策の検証に関する質問主意書」への答弁書を決定しました。

 国連「先住民族権利宣言」採択(2007年)以来、メキシコ大統領やデンマーク首相が先住民族に謝罪し、オーストラリアは同化政策による被害への賠償を決定しています。質問主意書は「世界で広がっている謝罪の動き」への見解を求めましたが、答弁書は「各国の内政等に関する事項」だとの理由で回答を拒否しました。

 日本政府は、アイヌ民族への謝罪もせず、同化政策や強制移住を強い、サケなどの資源を奪った歴史も明らかにしておらず、その後進性が問われます。

 同宣言を受け19年に成立した「アイヌ施策推進法」は来年5月以降見直すことになっています。紙氏は同法見直しにアイヌの団体や個人が幅広く参加できる仕組みを要求。答弁書は「御指摘の点も検討する」としています。

 同法は都道府県が基本方針を定めるよう求めていますが、答弁書は、基本方針を策定したのは北海道だけだとしています。

 参院が採択した同法の付帯決議は「不当な差別的言動の解消に向けた実効性のある具体的措置」を政府に要求しています。紙氏は、頻発する差別的な言動やネット投稿に対して政府が取った措置を質問。答弁書は「関係省庁と連携して、教育活動の推進、各種人権啓啓発活動や人権に関する相談などを実施している」と答えるにとどまりました。

 紙氏は、無年金の長老(エカシ・フチ)の生活保障が課題だとして、アイヌ施策推進法成立以来、生活実態調査を行ったかと質問。答弁書は9月からの北海道による調査以外「実施していない」と回答しました。

 答弁書で、国立大学や博物館などにアイヌの遺骨316体のほか62箱分の遺骨(人数不明)が存在することも明らかになりました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-12-26/2023122602_03_0.html


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『Lパチスロゴールデンカムイ』などパチスロ2型式、パチンコ7型式が検定通過

2023-12-27 | アイヌ民族関連

グリーンベルト2023年12月26日

高知県公安委員会は12月26日付けの検定通過型式を公示。『Lパチスロゴールデンカムイ KR』(銀座)などパチスロ2型式、パチンコ7型式が検定を通過した。

「ゴールデンカムイ」は漫画作品が原作で、、明治時代末期の北海道を舞台に、退役軍人とアイヌ少女が、アイヌ少女の祖父が隠したとされる金塊を巡る秘密と伝説を追う物語。作品は緻密な歴史背景と文化、生存技術、そして人間の欲望や絆を描き出し、アクション、冒険、ドラマといった要素が融合した壮大な物語で、商業的にも成功を収めており、コミックスの売り上げは高く、アニメ化されたことも人気をさらに後押しした。なお同作品の遊技機化は初となる。

検定通過機種の詳細は以下の通り。
◆パチスロ
・L南国育ちS3(オリンピアエステート)
・L パチスロゴールデンカムイ KR(銀座)

◆パチンコ
・PAフィーバーパワフルS(SANKYO)
・Pこの素晴らしい世界に祝福を!L2(豊丸産業)
・Pこの素晴らしい世界に祝福を!LT3(豊丸産業)
・PわんニャンアドベンチャーHBF(サンスリー)
・P咲-Saki-全国編HBB(三洋物産)
・P化物語2GRPA(銀座)
・P七つの大罪2GRPH(銀座)

https://web-greenbelt.jp/post-79367/


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日本にはまだ国家人権機関がないという後進性

2023-12-27 | 先住民族関連

alterna12/26(火) 9:01配信

「国連ビジネス人権の作業部会」が2023年夏に初めて公式来日し、ジャニー性加害問題を調査したことで、日本でも「ビジネスと人権」への関心が一気に高まった。同部会は「日本には独立した国家人権機関がないことを深く憂慮する」と指摘。24年6月に最終報告書を提出する予定だ。(オルタナ副編集長・吉田広子)

国立ビジネスと人権の作業部会は、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」(UNGPs)のもと、世界各国で調査を行っている。UNGPsは、2011年に国連人権理事会で合意した国際基準だ。

責任あるビジネスを推進するため、企業に対して、人権リスクを特定し、対策や予防策を講じる「人権デュー・ディリジェンス(DD)」を求める。

欧州や米国では、人権DDを義務付ける法制化が進む。

英国では15年に現代奴隷法が施行した。米国では、新疆ウイグル自治区が関与する産品輸入を原則禁止するウイグル強制労働防止法を22年に施行。欧州議会は23年6月、企業のサステナビリティ・デューデリジェンス指令案のドラフトを採択し、最終合憲に向けて議論を進める。

早ければ26年にも企業への適用が開始する見込みだ。

(この続きは)

■超党派の議連、24年に人権DD法案提出を目指す

■日本政府の施策に「大きな穴」

■「LGBTQ」「障がい者」「先住民族」に高い人権リスク

https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb96fa39600fc07f0de22788b07894deffb83ae


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この台湾産コーヒー豆がすごい! 水害機に誕生した嘉義「青葉珈琲荘園」オーナーが語る「各賞総なめ」への道のり

2023-12-27 | 先住民族関連

The News Lens Japan原文] (中国語取材者:洪塵)

Dec. 26, 2023, 03:00 PM

3種の精製方法が味わえる青葉コーヒー農園のドリップバッグ。

青葉珈琲荘園提供

注目ポイント

台湾の「青葉 珈琲荘園」をご存知だろうか?

行政院農業部(旧農業委員会)土壌水利局が推進する「初めての珈琲」キャンペーンを機にその名が知られ、産出するコーヒー豆の品質の高さは日本のカフェでも注目されている。

現地コーヒー農園のコンテスト「阿里山荘園珈琲精英交流賽」では2019年にウォッシュドプロセス(水洗式精製)、ハニー(半水洗式)プロセス、ナチュラル(乾式)プロセスの各精製部門で入賞を果たし、21年には乾燥式精製部門の特等賞を受賞。

ウォッシュドプロセス(水洗式精製)のコーヒー豆では台湾史上最高の販売価格で取引された農園だ。編集部では農園オーナーの葉世遠さんを直撃し、上質のコーヒー豆を生み出す秘訣についてインタビューした。

「八八水害」機にコーヒー豆栽培へ

もともとは観光茶園を経営していたで「青葉」だが、転機は2009年の8月の台風8号がもたらした。同月6日から10日にかけ中南部および南東部で発生し、未曽有の爪痕を残した「八八水害」だ。青葉のある嘉義県梅山郷でも大規模な土石流が発生し、それまで茶園とともに経営していた観光施設・青葉山荘と民宿が2年間休業を余儀なくされたことが契機となった。

休業期間中に友人とコーヒーを飲む機会が増え、コーヒーに興味を持った。施設再建の際には敷地内にコーヒーを栽培するだけの充分なスペースがあることに気づき、自家栽培のコーヒーを販売しようと、「青葉珈琲荘園」ブランドを立ち上げる決心をし、コーヒー豆の栽培から焙煎までを手がけるようになった。

コーヒー栽培を決心したものの、当初葉さんにはノウハウが一切なく、ゼロからのスタートだった。だが茶葉栽培とコーヒー栽培には共通する点も少なくない。それまでの豊富な茶葉栽培の経験が結果的に役に立ち、さほどの苦労もなくコーヒー栽培への切り替えに成功したという。

顧客獲得に苦慮した黎明期

しかし最大の難関は、新規事業の経営と、販売ルートの開拓だった。当初は自分の農園で作ったものだけでなく、仲間の農家と協力して他の栽培農家からコーヒー豆を仕入れ、それを自家焙煎していた。

大量のコーヒー豆を扱うことにはなったものの、業界に関する知識に乏しかったため、経営を支えるだけの顧客網ももたず、販売面においては手も足も出ない状態だった。のちに青葉珈琲荘園は、現在台湾で最も優れた業界団体「嘉義県珈琲産業発展協会」に加入し、コーヒー豆の栽培や精製技術を研究。協会の仲間と情報を共有しながら、多くのことを学んだ。

この協会は2010年に設立され、高品質なコーヒー豆の栽培を専門とする200人以上の会員を擁する。

葉さんは2019年の現地コーヒー農園対象のコンテスト「阿里山荘園珈琲精英交流賽」に出品し、一年目にウォッシュドプロセスで金賞、ハニープロセス(パルプドナチュラル)で銀賞、ナチュラルプロセスで銀賞を受賞した。21年にはウォッシュドプロセス部門の最高賞である「特等賞」にも輝いた。

コーヒーの主な精製法としては、すっきりと爽やかな味わいを演出することで一般的なウォッシュドプロセス(水洗式精製)をはじめ、フルーティな風味を生むナチュラルプロセス(乾式精製)、両者の中間にあたり甘さや質感に富むハニープロセス(パルプドナチュラル=半水洗式精製)などが挙げられるが、同コンテストでも全5部門のうちこの3部門が主流で、初参加でこの3部門で入賞した快挙により、業界で注目を集め、多くのコーヒー生産者やバイヤーと交流を広げるきっかけとなった。

品種へのこだわり

「青葉珈琲荘園」は台湾で根付いた豆のみを栽培・仕入ている。当初、葉さんは阿里山での栽培に適し、収穫量が多く、手入れが簡単な品種「SL34」と「SL28」というケニア種を仕入れていた。

その後、葉さんは次第に品種を厳選する重要性を理解するようになった。現在、農園で栽培されている品種のほとんどは、台湾産出の「SL34ケニア種」と「コーヒーの宝石」とも呼ばれているゲイシャ種である。

大学進学した愛娘がコーヒー栽培の同志に

ところで葉世遠さんには葉氶君さんという孝行娘がいる。彼女は地元の国立中正大学法学部に進学したが、独学でコーヒー栽培を研究する父親を手伝うために、卒業後は家に戻り、家業を手伝うことになった。

気さくな氶君さんはコーヒー業界の仲間たちから評判が良く、みんなで一緒に研究に取り組むうちにコーヒーへの興味が一層強くなり、2022年に国際的な資格であるQグレーダー(コーヒー鑑定士)を取得した。強力な助っ人が加わったことで、葉さんはしばしば娘とコーヒーの栽培や焙煎法について話し合ったり、フレーバーを研究したりして、コンテストで入賞するための作戦を練っている。

海外へ!日本でも注目された台湾産コーヒー豆

2021年、当時の行政院農業委員会(現農業部)土壌水利局が「初めての珈琲」広報キャンペーンを開始し、「青葉珈琲荘園」の名も世に知られるようになった。今年、嘉義県政府では各農園の生産履歴やコーヒー豆の状態、工場設備などを基準に「五つ星コーヒー農園」を計9カ所選び、9月6日から4日間の日程で日本の沖縄・那覇で交流会を開催。葉さんも現地に赴いた。

交流会の開催前から、この「初めての珈琲」PRを手掛け、コーヒー農家やコーヒー愛好家、バリスタなどプロ向けにコーヒーのコンサルティングサービスを提供している業界団体「Taiwan Coffee Lavoratory 台湾珈琲研究室」の協力で、事前に出展農園の情報が広まっていたこともあり、那覇での交流会が始まると、買い付けを行っていた日本の地元バイヤーからすぐに葉さんに連絡が入ったという。

「チャンスは準備が出来ている人に訪れる。これからは海外でももっと売れることに期待しています」

と葉さんは笑う。

より魅力的な味とユニークな品種を発見したい

現在、葉さんはコーヒー豆の品質を向上させることに関心があり、精製方法を改善することよりも、より魅力的な品種開発に力を注いでいる。彼は、来年以降に自身が厳選した「So'ngna索恩娜(ソォウンナ)」という台湾独自の品種を発表するつもりだ。

原種のゲイシャ種とは異なる香りを持つ新品種「索恩娜」(先住民ツォウ族の言葉で「最も良い」という意味)は、同じ阿里山にあるコーヒー農園で、世界的なコーヒー品評会に度々入賞している「鄒築園」の「コーヒー王子」と呼ばれる方政倫さんが発見したものだ。

葉さんによれば、「索恩娜」はフローラル、シトラス、アプリコットのアロマを持ち、リッチでどっしりとした風味があるという。新たに商品化されるという話題性もあり、今後、日本向け販売の主力になる可能性が高い。

このようにコーヒーは、育てていく中で変異種が現れることがあり、この変異が栽培能力や風味の向上につながっていく。

台湾のコーヒー農家は今、第二の「索恩娜」を育てることを目指してカッピング(コーヒーの風味の総合的評価判断、ワインでいうテイスティング)を行っている。葉さんもしばしば農園に赴き、新品種や異なる風味を発見しようと苗木を採取し、カッピングテストに励んでいる。

土地と人に恵まれた阿里山コーヒー 行政のサポートと人材の還流

これからの青葉珈琲荘園について、葉さんは

「オーク樽加工や発酵といった収穫後の精製をつきつめるよりも、フレッシュで爽やかな阿里山の心を象徴するようなコーヒーを広く世界に紹介し、飲む人が高温、中温、低温で口に入れたときに異なる風味を味わえるようにしたい」

と語る。

青葉珈琲荘園をはじめとする阿里山のコーヒー農園はまさに天から選ばれたかのような栽培の適地に位置している。

コーヒー栽培は標高1,500メートル以上の土地では霜害が発生し、標高が低いと寒暖の差が少ないため、独特の風味が生まれない。阿里山のコーヒー農園はまさにその中間にあり、かつ栽培に適した気候に恵まれている。

人材もより良いコーヒー豆を生み出す原動力のひとつだ。

他の産地に比べ嘉義のコーヒー農家にはUターン組の若者が多く、大学などで身に着けた技術などをもとに、栽培や精製技術の研究、研鑽に熱心であり、こうした豊富な人材に支えられていることが、嘉義が台湾におけるコーヒー栽培地の先進地として君臨しているゆえんなのだ。

https://www.businessinsider.jp/post-280494


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手すりに立ち上がりボディーガードも困惑…20歳の新スター、ザ・キッド・ラロイが原宿で大はしゃぎ

2023-12-27 | 先住民族関連

フライディ2023年12月26日

イベントでファンに囲まれ超ノリノリのザ・キッド・ラロイ

すべての写真(全4枚)

12月上旬、原宿の街角で手すりの上に座り込む独特のパフォーマンスでファンと交流していたのはミュージシャンのザ・キッド・ラロイ(20)だ。

「オーストラリア先住民の血を引いたミステリアスな雰囲気を持つザ・キッド・ラロイ。デビューミックステープ『F*ck Love』(’20年)がオーストラリアのARIAチャートで1位を記録し、オーストラリア最年少のソロアーティストとしてトップに躍り出ました。米Billboard200では3位を記録。

今年8月にはサマーソニックに出演し、11月には待望のデビューアルバムをリリースしたばかりです。ジャスティン・ビーバーとも共演を果たすなど、今、世界で最も注目されるヒップホップアーティストです」(音楽雑誌編集者)

この日はラフォーレ原宿で開催された1日限定のポップアップストアに登場。日本の若者たちに取り囲まれた20歳のスターは階段の手すりの上に座り込んだり、手すりの上に立ってみたりと、自由奔放。手すりから落下しないよう、彼の足を支える黒人ボディーガードの虚ろな表情とは、なんとも対象的だった。

日本のオンラインメディア『ハイプビーストジャパン』のインタビューには、

「街も風景も綺麗で、楽しめることも場所も信じられないくらいあって、日本が世界で最高の国だ。本当は日本に引っ越したいくらいだよ」(’23年11月10日配信)

と、強烈な日本愛を語っていた。1週間の日本滞在中は毎日モスバーガーに行き、来世で生まれ変わるくらいチキンナゲットを食べまくっていたという。まさに新世代のスターに要注目だ。

※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。

情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips

公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit

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アルゼンチン・ミレイ新大統領、現実路線に転換か ベネズエラ、メキシコ大統領選も注目【2024年を占う!】国際:中南米

2023-12-27 | 先住民族関連

japan-indepth2023/12/26

山崎真二(時事通信社元外信部長)

【まとめ】

・12月に発足したアルゼンチンのミレイ新政権、急進路線を転換し、現実路線に転換か。

・ベネズエラでは2024年後半に大統領選実施の見込みだが、現政権が野党の立候補を禁止するなど選挙の行方は不透明。

・メキシコでは2024年6月大統領選が予定され、同国史上初の女性大統領誕生は確実。

■ ミレイ大統領、現実路線に転換か

2024年の中南米では年明け早々から、アルゼンチンのミレイ新大統領の動きに同地域各国が注目することになろう。12月10日に政権をスタートさせたミレイ大統領は中銀の廃止や経済のドル化に加え中国への露骨な非難など、過激な言動から「南米のトランプ」とも呼ばれるが、その主張通りの急進路線を突っ走るのかどうか。新政権の与党は議会で少数派であり、政策実現には、選挙協力で一致した中道右派政党と連携することが不可欠。連携がうまくいくかは不透明で、政権運営は難航が予想される。

公約の目玉である経済のドル化にしても、「現在のアルゼンチンの経済力では非現実的」(国際通貨基金=IMF=幹部)と否定的意見が多い。ブエノスアイレスのメディアの間ではミレイ大統領が現実的路線に転じる可能性を示唆する報道が相次ぐ。ミレイ氏が大統領就任式の演説で中銀廃止や経済のドル化政策について一切触れなかったことや、通貨ペソの大幅切り下げを柱とするカプト経済相の緊急経済対策にも盛り込まれなかったことがこうした報道が流れるゆえんだ。また、ミレイ大統領は選挙戦では中国との関係断絶に言及していたが、就任後は対中和解とも解釈されるメッセージを習近平国家主席に伝えており、外交面でも‟変身”の兆しがあるとの声も聞かれる。

■ 大統領選実施にはなお不安-ベネズエラ

もう一つ、中南米各国が強い関心を寄せているのが、ベネズエラの大統領選の行方だ。反米左翼のマドゥロ大統領が2024年に大統領選を実施するのかどうか、その場合、同大統領が再選されるか否かが注目点である。マドゥロ政権は国内で強権支配を強める一方、ノルウエーの仲介で野党勢力との交渉を断続的に行い、2024年後半に大統領選を実施することでひとまず合意した。

この合意には選挙監視団を受け入れることなどが含まれている。これを受けバイデン米政権はベネズエラに対する制裁の一部解除に踏み切った。

野党側はマリア・マチャド元国会議員を統一候補に選出しているが、マドゥロ政権は同候補が米国の経済制裁を支持したなどとして立候補禁止の方針を示す。バイデン政権はマドゥロ大統領に対し、野党の立候補禁止解除などを求めているが、まだ実現しておらず、大統領選実施に向けたプロセスが順調に進むかは分からない。

さらに大統領選の行方に影を投じているのが、ベネズエラと隣国ガイアナの領土紛争。ベネズエラは12月初め、ガイアナの国土の3分の2を占めるエセキボ地域の領有権が自国にあるかどうかを問う国民投票を実施し、9割の国民から支持があったと主張、両国間の対立が激化した。同地域では近年、油田の存在が相次いで確認されており、ベネズエラはここを自国領とすることで石油資源を確保する思惑があるとされる。また、マドゥロ政権が大統領選を控え国民の愛国心に訴え、政権への求心力を高めたい狙いもあるようだ。国民に不人気のマドゥロ大統領が大統領選で勝利できないと判断すれば、この領土紛争を口実に非常事態を宣言し、選挙中止という強硬手段に出ることも懸念される。

■ メキシコ史上初の女性大統領誕生へ 

中南米の大国メキシコにとって2024年は記念すべき歴史的な年になりそうだ。同国史上初の女性大統領の誕生が確実視されるからである。2024年6月2日に行われるメキシコ次期大統領選で与野党の女性候補同士の一騎打ちとなることはまず、間違いない情勢だ。

憲法の規定で大統領の再選が禁止されているためロペス・オブラドール現大統領は立候補できない。与党連合からは大統領の側近中の側近で前メキシコ市長のクラウディア・シェインバウム氏(61)が出馬する。これに対し野党連合は先住民出身のソチル・ガルベス上院議員(60)を擁立する。ロペス・オブラドール政権は2018年の発足以来、エネルギー分野を中心に国家の介入や最低賃金引き上げをはじめとする社会保障の拡充を図る左派色の強い政策を実施し、低所得層から高い支持を獲得してきた。シェインバウム氏は現政権のこうした政策を引き継ぐと表明している。

一方、ガルベス氏は上院議員として政治経験もあるが、先住民の貧困家庭で育ち苦学の末、ビジネスで成功を収めた実業家という別の顔もある。現政権の犯罪対策を厳しく批判、エネルギー部門の自由化や外国企業誘致に積極的姿勢を示す。現地の有力調査機関の世論調査によれば、10月末の時点でシェインバウム氏が支持率50%でガルベス氏の20%を大幅にリードし、11月末でも48%対24%とシェインバウム氏が断然優勢。選挙戦は2024年3月から本格化する見通しで、「ガルベス氏が徐々に追い上げる傾向が出ており、シェインバウム氏当選はまだ確実ではない」(メキシコ有力紙「エル・ウニベルサル」の政治アナリスト)との分析もある。

(了)

https://japan-indepth.jp/?p=80354


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【眞栄田郷敦インタビュー】実写版『ゴールデンカムイ』で演じた尾形百之助の魅力は「ミステリアスなところ」

2023-12-27 | アイヌ民族関連

MOR12/26(火) 20:00配信

実写映画『ゴールデンカムイ』公開直前! 人気キャラクター・尾形を演じる眞栄田郷敦さんに直撃インタビュー

実写映画化解禁のニュースから約2年。ついに、映画『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)が2024年1月19日に、公開されます! これに先立ち、劇中で“孤高の凄腕スナイパー”の異名を持つ、尾形百之助を演じる、眞栄田郷敦さんにインタビュー。

実写版『ゴールデンカムイ』の見どころや撮影エピソード、眞栄田さんから見た本作の魅力などをお届けします。

■眞栄田郷敦さんのプロフィール

まえだ・ごうどん:2000年1月9日生まれ。映画『小さな恋のうた』(2019)で俳優デビュー。『東京リベンジャーズ』(2021)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(2021)に出演し、「第34回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 石原裕次郎新人賞」を受賞。その後も精力的に俳優活動を続けており、映画『カラダ探し』(2022)、ドラマ「エルビス-希望、あるいは災い」(2022)、映画『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編』『-決戦-』、初主演映画『彼方の閃光』(すべて2023)が公開された。

役作りで大切にしているのは、役柄の人生をたどること

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――『ゴールデンカムイ』の実写化の知らせによって原作&アニメファンの間に激震が走りましたが、“尾形百之助”役のオファーを受けた時、眞栄田さんはどう思いましたか?

眞栄田さん(以下、敬称略):最初は『ゴールデンカムイ』が実写化することへの期待よりも、「実写化できるんだ!」という驚きが大きかったです。でも、今回、映画に参加している制作チームも、これまで“実写化不可能”と言われてきた作品を、次々と実写化してきた実績のあるチーム。「本当に実写化するんだ」「彼らと組めるんだ」と、すごくワクワクしました。

尾形を演じることに関しては、原作でも大好きなキャラクターだったのでうれしくもありつつ、アニメシリーズの尾形の声を津田(健次郎)さんが演じていて、その声がすごく魅力的なので、ちょっと不安もありつつ……。でも、楽しみな気持ちでしたね。

僕が思う尾形の魅力は、ミステリアスなところ。そして冷酷だけど可愛い一面もある、ギャップがあるところ、ですね。尾形の行動の目的って、最初はわからなかったりする部分が多いと思うんですけど、それも含めて、とてもやりがいのある役だと感じています。あと、単にすごくビジュアルも好きだったので、尾形になれてすごく光栄でした。

眞栄田さんが演じる尾形百之助 (おがた・ひゃくのすけ) (C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

――演じるにあたって、何か準備をしたことは?

眞栄田:尾形は陸軍のスナイパーなので、銃の扱いが大事になると思い、今まで扱ったことがほぼなかったのですが、銃が体の一部のように扱えるように練習しました。あとは、アクションシーンですね。今回は(主人公・杉元役の山﨑)賢人さんとのアクションシーンがあったので、二人でかなり濃く練習しました。ナイフを使ってのアクションシーンはあまり経験がなかったのですが、僕が好きな動きだな、という発見も。いろいろと勉強になりました。

北海道の雪中のアクションは、現場で調整しつつ、アクションや寒冷地のプロがたくさんいたので、その方たちから、その都度アドバイスをもらったという感じです。

――眞栄田さんは、『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)での身を切るような演技が印象的ですが、『カナカナ』(NHK)のようにコミカルな路線もハマるし、『プロミス・シンデレラ』(TBS系)のように観る人をキュンとさせる恋愛モノでも光るなど、演技のふり幅が広いです。役作りに関する、独自のお作法はあるのでしょうか。

眞栄田:撮影入る前の作業が一番大事なのかな、と。あとは、役に慣れるというか、役への想像を大事にしているので、脚本から読み取れるものをとことん掘り下げて、役を理解するようにしてます。もう少し具体的に言えば、そのキャラクターの行動の目的は何か。セリフひとつ、行動ひとつ、なぜそういう行動を取るのか。どうして、それを言うのか。キャラクターが歩んできた人生をたどる作業と言えるのかもしれません。

役作りの初期段階では書き出したり、打ち出すことが多いです。ある程度の形ができたら、頭の中で考えをめぐらせる。脚本ができたら、そこに書き込むということが多いです。デビュー当時は、ここまではできなかったんですが、ここ1、2年でこういう形になりました。

自分と尾形、“両方のいいところ”が撮れた作品

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――“尾形”、その役作りの具体的なプロセスを知りたいです。

眞栄田:オファーを受けた時点で、漫画とアニメの両方をチェック済みでした。今の尾形の人気は、原作で野田先生が作られた尾形のビジュアルやキャラクター像を土台に、(アニメ版の声優)津田健次郎さんの声で更に広まり、印象強くなった部分もあると思うんです

ちょうど撮影に入る前に原作が完結して、最終巻で初めて尾形の真の目的が明かされたんですよ。「すげえ引っ張るじゃん」と思いつつ(笑)、全部読み込んで、自分の中で尾形という人物を落とし込んで作り上げました。気持ち的には「いつでも続編できます」って感じです(笑)。

――愛読漫画の実写化ということで、“お作法”にも力が入ったのですね。

眞栄田:本当にそうですね(笑)。キャスティングの段階から、すごくワクワクしていましたから、仕上がったビジュアルを見た時、感動しました。自分が原作ファンであることで、役作りの時に原作を強く意識したんですが、実際に演じてみたら、自分の考えていた解釈と「違った」「合っていた」みたいなことは、多々ありました。今回演じてみて、尾形への理解がかなり深まったと思います。

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――試写を拝見しましたが、眞栄田さんと尾形、そして原作とのシンクロ率が非常に素晴らしかったです。どんなに丁寧に役作りをしても、限られた時間の中で印象付けるのは難しいと思うのですが、不安はありませんでしたか? また、監督も原作ファンと伺いましたが……。

眞栄田:ファンというより、オタクですね(笑)。いつだったか、監督が集めているフィギュアをいっぱい見せられて……、って、それは今は置いておきましょう(笑)。

「尾形の登場シーンは、原作の描写にこだわりたい」、という監督の思いが強かったし、僕も原作を参考にして演じました。尾形と僕自身、「両方のいいところが撮れているんじゃないか」と監督に言っていただいたので、自信にはなりましたね。というのも、尾形はセリフが少ない中で、ふとした仕草や行動ひとつで魅せる部分が多かった。その都度、意見というか、周りと相談をしながらやっていたんですが、監督のその言葉がうれしかったです。

――ちなみに、尾形はミステリアスな男ですが、可愛いところもありますよね。ご自身と重なるところはありますか?

眞栄田:どうですかね……。ギャップがあるところ、かな? 自分はけっこう、いろんな顔を持っている気はします、人間なので。例えばTPOに合わせて、かわいい自分が……、いや、例が出てこないな(笑)。すみません、ちょっと自分じゃわからないみたいです。

ゴールデンカムイ」 作品概要

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(c)野田サトル/集英社 (c)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

原作について

2014年から約8年間連載し、「マンガ大賞2016大賞」、「手塚治虫文化賞マンガ大賞」(2018)、「第51回日本漫画家協会賞大賞」(2022)といった多く受賞歴のある大人気漫画。全31巻でシリーズ累計2,600万部超(※2023年11月時点)のベストセラーとなっていて、2018年4月からはTVアニメの放送も開始(※現在は、TVアニメ第4期まで完結)。完結後の現在も熱烈な支持を集めています。

 

内容は、日露戦争後の北海道を主な舞台とした、金塊を巡って繰り広げられるサバイバル・バトル。主人公の“不死身の杉元(佐一)”とその相棒であるアイヌの少女・アシㇼパ、さらに大日本帝国陸軍第七師団や、戊辰戦争で戦死したはずの土方歳三など、歴史上の人物も加わって、埋蔵金戦線は大混戦! 複雑に絡み合う利害関係によって敵と味方が入り乱れる緻密で熱い物語は、読み始めたら最後、1ページたりとも読み飛ばせません!

作品の面白さに輪をかけているのが、メインストーリー以外の“その他”の要素。登場人物の生い立ちや、旅の途中でアシㇼパが腕を振るうアイヌ料理やサバイバル知識、ギャグ&パロディといったお笑い要素など、「そうくるの!?」「だと思った」という展開が随所にもりこまれているので、重めのテーマながらも、ポップに楽しめちゃいます。ちなみに、連載時のキャッチコピーは「冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・ホラー・GAG&LOVE!! 和風闇鍋ウエスタン!!」でした。

実写映画版キャストについて

主人公で“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を山﨑賢人さん、ヒグマに襲われる杉元を助けたことをキッカケに旅の相棒となるアイヌの少女・アシㇼパを山田杏奈さんが。天才脱獄犯・白石由竹役に矢本悠馬さん、“脱獄王”の異名を持つさらに杉元とアシリパが探す金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団中尉・鶴見篤四郎役に玉木宏さん、杉元&鶴見と同じく金塊を狙う元新選組“鬼の副長”土方歳三役に舘ひろしさんなど、豪華キャスト陣が集結しました。

なお、今回お話を伺った眞栄田さんは、第七師団上等兵の“孤高の凄腕スナイパー”と呼ばれる、尾形百之助役で登場します!

実写映画版あらすじ

北の大地・北海道が舞台。時代は激動の明治後期――。

日露戦争で最も過酷な戦場となった二〇三高地で、“不死身の杉元”という異名を付けられた日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、砂金採りに明け暮れていた。ある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男“のっぺら坊”は、捕まる直前に金塊を隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の体に彫って、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は24人全員で一つの暗号になるという。

そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、アイヌの少女・アシㇼパが救う。アシㇼパは金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは行動を共にすることに。

しかし、金塊を狙うのは彼らだけではなかった。日露戦争で報われなかった師団員のために北海道征服を目論む大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉、さらに戊辰戦争で戦死したとされていた新選組の鬼の副長・土方歳三が脱獄囚として現れる。自らの野望実現のため、杉元&アシㇼパVS陸軍VS幕末の志士という、三つ巴のサバイバル・バトルが、今始まる!

2024年1月19日(金)全国公開!

原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)

監督:久保茂昭

脚本:黒岩勉

音楽:やまだ豊

アイヌ監修:中川裕、秋辺デボ

製作幹事:WOWOW、集英社

制作プロダクション:CREDEUS

出演者:山﨑賢人、山田杏奈眞栄田郷敦、工藤阿須加、柳俊太郎、矢本悠馬、大谷亮平、勝矢、木場勝己、大方斐紗子、秋辺デボ、マキタスポーツ、玉木宏、舘ひろし、高畑充希、泉澤祐希

ジャケット¥88000 パンツ¥59400 シューズ¥41800/オニツカタイガージャパン お客様相談室(オニツカタイガー) その他/スタイリスト私物

【お問い合わせ先】オニツカタイガージャパン お客様相談室(0120-504-630)

撮影/アキタカオリ ヘアメイク/古久保英人(Otie) スタイリスト/MASAYA 取材・文/中川薫

(c)野田サトル/集英社 (c)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

https://news.yahoo.co.jp/articles/66cd4ba6470c226807e04352bd3a2bf5a430cffc


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<室蘭胆振>広がれ体験型観光 小沢弘和

2023-12-26 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月25日 09:42

 アクティビティや自然、文化体験を組み合わせた旅行「アドベンチャーツーリズム(AT)」が、西胆振で広がっている。

 昨夏には登別温泉の第一滝本館がツアーを企画販売する会社をつくり、今年11月には内航海運大手・栗林商船(東京)も登別で新会社を設立。洞爺湖周辺でも、観光ホテルがツアー販売に力を注ぐ。

 ATの市場規模は世界で70兆円とされる。9月には道内で国際イベント「ATワールドサミット」が開かれ、今後、訪日客の増加とともに日本でも大きく成長する分野とみられている。

 海外旅行先のツアーは未知との遭遇があり、旅行者にとってとても魅力的だ。記者も過去に旅先のタヒチ島で、島内を巡るツアーに参加したことがある。

 ・・・・・・

(小沢弘和)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957340/


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アイヌ伝統の保存食 サケのくん製づくり 白老・ウポポイ

2023-12-26 | アイヌ民族関連

NHK12月25日 18時40分

アイヌの人たちの伝統的な保存食で「サッチェプ」と呼ばれるサケのくん製づくりが、胆振の白老町にあるウポポイで行われました。
「サッチェプ」は、塩漬けなどにしたサケを外の冷たい空気にさらして乾燥させたあと、いろりの煙でくん製にするアイヌの人たちの伝統的な保存食です。
白老町にあるアイヌ文化の発信拠点ウポポイでは、25日、11人の職員が毎年恒例となる「サッチェプ」づくりを行いました。
職員たちは、2匹を尾で縛って1組にしたサケを、屋外に用意した木の柵に次々とつるし、身が乾燥しやすいようによもぎの枝を刺して腹を開くなどして、およそ1時間かけて130匹のサケを天日干しにしました。
来年2月中旬までサケをこのまま干したあと、さらに2か月ほど室内でいろりの煙でいぶすと「サッチェプ」が完成し、▼ウポポイの調理体験や、▼「カムイノミ」と呼ばれるアイヌの人たちの儀式の供え物として使われるということです。
ウポポイの職員の新谷モレウコンレクさんは、「この伝承を途切れさせることなく、次の世代やその次の次までずっと続いていくように行っていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231225/7000063562.html


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