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実写映画『ゴールデンカムイ』インタビュー入り“徹底紹介”映像公開

2023-12-29 | アイヌ民族関連

シネマカフェ12/28(木) 19:00配信

『ゴールデンカムイ』ⓒ野田サトル/集英社 ⓒ 2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

実写映画『ゴールデンカムイ』の新たな映像“ストーリー篇”が公開された。

本作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載された野田サトルによるベストセラー漫画の実写映画化。主人公の元陸軍兵・杉元佐一を山崎賢人、相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、柳俊太郎、玉木宏、舘ひろし、高畑充希ら豪華キャストが発表されている。

【写真】山崎賢人演じる主人公の杉元佐一『ゴールデンカムイ』

今回東宝MOVIEチャンネルにて公開されたのは、ストーリーにフォーカスをあてた作品紹介映像。キャストインタビューも収録されたこの映像が公開されると、「ヒグマのCGがリアルでスゴイ!!」、「情報が解禁されてく度に期待度が増していく!!絶対に劇場でみる!!めちゃめちゃ楽しみ!!!!」、「次々公開されてく予告などを見てたらすっかり楽しみになってきた!」、「グルメシーン、はよ見たい~!」、「早く観たいです」、「楽しみ~~~2作目3作目と続いてくれるといいな」、「アクションも素晴らしいけどアシリパさんのヒンナするシーンを実写で見られて嬉しい」などと、公開に期待を寄せるコメントが多くみられる。

ストーリー篇のほかにも、メイキング篇やキャラクター篇が公開中だ。

『ゴールデンカムイ』は2024年1月19日(金)より公開。

※アシリパの「リ」は小文字が正式表記

※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dda56f654c043c6b5f53a97b8b524ffc0f3f1d5


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1~6月 /北海道 一部

2023-12-29 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/12/29 地方版 有料記事 2887文字

 2023年も幕を閉じる。道内でこの1年に起きた出来事を、2回に分けて振り返る。(肩書は当時)

・・・・・・

 ◆5月

・・・・・・

  8日 オーストラリアの博物館が保管するアイヌ民族の遺骨4体が帰国。遺骨は日本の研究者が1910~30年代、研究目的で豪の先住民族アボリジニの遺骨と交換するなどして豪側に提供。2017年に豪側から返還の申し出があり、国が手続きを進めてきた。1体は樺太(現サハリン)で収集された記録が残り、樺太アイヌ(エンチウ)の遺骨が返還されるのは初めて。

https://mainichi.jp/articles/20231229/ddl/k01/040/032000c


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なぜ手話歌にモヤモヤする? 手話文化の前提を知るため、ろう者に聞いた

2023-12-29 | アイヌ民族関連

日本財団ジャーナル2023.12.28

「手話歌(手話ソング)」というジャンルの動画があることをご存知でしょうか?

人気曲の歌詞を手話で表現するというもので、YouTubeやTikTokなどで「手話歌」と検索すると、数多くの動画が投稿されています。

しかし、ろう者(※)の立場からは、違和感を覚えるようなものもあるそうです。


  • 日常的に手話を母語、もしくは主なコミュニケーション手段とする人や、聴力損失が大きい人などを指す。逆に聴覚に障害のない人は「聴者」と呼ぶ

情報・コミュニケーションのバリアを解消して、一人一人の価値を最大に発揮できる調和した社会をつくることを目的に掲げる団体、NPO法人インフォメーションギャップバスター(外部リンク)の代表であり、自身もろう者である伊藤芳浩(いとう・よしひろ)さんは、自身のnote(外部リンク)で手話歌に感じるモヤモヤを綴っています。

その理由として「違うコンテクスト(背景や文脈)・文化が混沌としている」「音声言語と対等な日本手話の理解・普及を阻害する」「文化の盗用の可能性がある」と指摘しています。

これらの背景には総じて「手話文化に対しての無知さ」があるのではないでしょうか? 今回、その伊藤さんに「聴者が学んでおきたい“手話の前提”」をテーマにお話を伺いました。

手話は主に2種類。それぞれの手話は全く違う言語

――手話をちゃんと理解するために、前提を学びたく取材を申し込ませていただきました。まず、手話にはいくつか種類があるとお聞きしました。

伊藤さん(以下、敬称略):さまざまな解釈があるのですが、手話には大きく分けて「日本手話」と「日本語対応手話」の2種類があります。

「日本手話」はろう者のコミュニティで育ってきた独自の言語で、主に幼少の頃に獲得した人が使うものです。日本で多くの方が使用している日本語とは別の文法や構造となっています。私も「日本手話」を使っています。

一方の「日本語対応手話」は、主に病気や加齢などにより途中で聴覚障害になった中途失聴者や、難聴者に多く使われているコミュニケーション手段で、日本語と同じ語順で、発声しながら~、手話単語や指文字を並べて表現します。「日本語対応手話」は、日本語の文法に沿って表現されるため、「手指日本語」と呼ばれる場合もあります。

「日本手話」は手以外も使って表現しますが、「日本語対応手話」は基本的に手と口形のみで表現しています。

――手話って手の動きだけで伝えるものではないんですね。「日本手話」は手以外のどの部分を使っているのでしょうか?

伊藤:「日本手話」は手の動きだけでなく、NM表現(※1)と呼ばれる顔や肩などの動き、眉の動き、目の開き方や視線などが重要な役割を果たします。

例えば、手話単語で同じ「お米」を表していても、NM表現によって「お米なの?」とも、「お米はどこ?」にもなるんです。

その他、CL表現(※2)と呼ばれる大きさや厚さなどを表すジェスチャーのような表現などもあって、手で表す手話単語以外にもさまざまなルールや表現が「日本手話」にはあるんです。


  • 1.NMはNon-Manualの略。日本語では非手指表現とも呼ばれる

  • 2.Classifierの略。日本語では分類詞と訳される

日本手話における「お米なの?」と「お米はどこ?」の違い


  • イラストの手話表現は会話の一部を切り取ったものを想定。前後の文脈や、話者の状況によって表現が異なる場合がある

――全く知りませんでした……。ということは、同じ文章でも「日本手話」と「日本語対応手話」で表現方法が変わるんですね。

伊藤:そうですね。例えば、「今日は雨が強い」ということを表現したい場合、「日本語対応手話」の場合は、「今日」「雨」「強い」の順番で手話単語を示します。

「日本手話」の場合は「今日」「雨」の順番で手話単語を表し、「雨」の強さは眉や口などを使用したNM表現と、激しく雨が降る仕草のCL表現の両方を同時に使用します。

NM表現には、強さ、激しさだけでなく、時間や空間も表すことができ、さまざまな情報を並列的に表すことができるのが「日本手話」のすごいところであり魅力だと思っています。

――では、手話話者同士でも使っている手話の種類が異なれば、意思疎通ができないということになるのでしょうか?

伊藤:部分部分は分かるけれど、全体を把握できないという感じですかね。例えるなら、「少し日本語を学んだ外国籍の方が、片言の日本語で話しているような感じ」でしょうか。伝えようとしている内容を誤解して受け取ってしまうこともあると思います。

注意しなくてはいけないのが、「混成手話」や「中間型手話」とも呼ばれる、両者の境目の手話を使用している人もいることなんです。

また、日本手話と日本語対応手話の両方をシーンによって使い分けている人もいますし、また、人によっては日本手話を使っているつもりでも、周りの人が「日本語対応手話だ」と、指摘するケースもあるんです。

――「日本手話」と「日本語対応手話」は、どちらを利用する方が多いのでしょうか?

伊藤:「日本手話」を使う人は非常に少ないです。

ろう者の9割は親が聴者というデータがあります。聴者の親が子どもとのコミュニケーションのために手話を学ぼうとすると、「日本語対応手話」の方が習得しやすいので、こちらを学ぶ方が多いです。その結果、家族内で使う言葉は「日本語対応手話」が多くなっていきます。

しかし、日本語対応手話はろう者にとって単語しか分からなく、断片的な情報とならざるを得ないので、日本手話の使用をお勧めします。

――……ということは、「日本手話」という文化が廃れてしまうということが危惧されているということでしょうか?

伊藤:そうですね。聴者が「日本手話」を学べる場や、ろう者が「日本手話」を使用して勉学できる場はどちらも非常に少なく、「日本手話」を使用している人にとっては大きな課題となっています。

当事者不在のまま、パフォーマンス化して広がる手話歌

――では、SNS等で見かける「手話歌」についてお伺いしたいと思います。伊藤さんのnoteも拝見したのですが、ろう者の方からするとやはり違和感があるものなのでしょうか?

伊藤:賛否両論あると思います。賛成の意見としては、「手話に興味を持ってもらえてうれしい」「手話が普及するきっかけになる」というもの。あとは、カラオケに行って手話歌を見て一緒に楽しむろう者もいるという意見もあります。

――違和感を覚える人の意見としてはどのようなものがありますか?

伊藤:多い意見としては「手話がパフォーマンス化してしまっている」ということです。そしてもう1つが「『手話歌』に使われている手話の意味が分からない」ということですね。いずれにせよ、手話歌はろう者を蚊帳の外に置き去りにしているのが現状です。

普段から手話を使って生活している人からすると、「手話を言語としてではなく、振り付けのように扱い、聴者が楽しむだけのために使われている」と、感じるからではないしょうか。

――確かにそうですね。手話歌をする前に、その手話表現について、ろう者の意見を伺う場がないと、その手話表現の良し悪しは不明のままになってしまい、言葉からかけ離れたただの振り付けになってしまいます。その結果、手話やろう文化を理解することにはつながらないですね。

伊藤:手話を知るきっかけになってくれるのはうれしいのですが、私としては「手話話者であるろう者を理解し、尊重していただきたい」というスタンスです。

歌詞の意味や音楽の音色、リズム等を踏まえた上で、伝わる手話を使用し、ろう者が見ても楽しめるような内容になるといいなと思います。

メディアが発信する情報には当事者性が必要

――他にも、手話になじみのない人に、手話について知られていないことはありますでしょうか?

伊藤:手話にも方言ともいうべき、地域によっての表現の違いがあります。

例えば「名前」という手話単語。関東の場合は手のひらにもう片方の親指をつけますが、関西の場合、親指と人差し指をくっつけた形を胸のあたりに持ってくることで表現します。

――「手話は言語の1つ」という認識があれば、そういった地域差もあって当然だと考えられますが、そういった認識がないとなかなか気付きにくいことですね。

伊藤:そうですね。話すのにも得意・不得意があるように、手話にもあります。見ていてとても美しい、非常に魅力的な手話表現をする方もいるんですよ。

――とあるドラマにおいて、「ろう者役の方の手話が下手で変だ」という意見をSNSで見たことがあります。ただ、それって聴者は気付かずにドラマを楽しんでしまいますよね。手話歌と同じく、そこに当事者性がなく、エンターテインメントとして消費されてしまうことは危険だなと、お話を聞いていて思いました。

伊藤:そうですね。聴者がろう者役を“ろう文化やろう者のアイデンティティを踏まえながら”演じるというのは、非常に難しいことだ思います。また、それを見た聴者が、「ろう文化」に対して間違った認識を持ってしまうことも避けたいです。

そういった現状に一石を投じるべく、インフォメーションギャップバスターでは、全米ろう協会が発行した「メディアのろうコミュニティ描写をめぐるガイドライン」(外部リンク)というものの日本語訳を2023年の7月に公開しました。

メディアが当事者性の必要な情報を発信する際は、より正確に理解される機会を得られるよう「当事者による表象(※)」を適切に行っていただきたいですね。


  • 特定の出来事や状況に関与している人々が、自分たちの経験や感情・意見を伝えること。当事者自身が自己の立場や経験を表現し、メディアが正確に描写することで、より正確に理解される機会を得ることができ、社会的な変化や政策決定のプロセスにおいて重要な要素となる

公用語がない日本。マイノリティ言語にも公的な権利を

伊藤:話は変わるんですが、日本の公用語は何かご存知でしょうか?

――日本の公用語? 日本語じゃないんですか?

伊藤:実は法律の中に「日本の公用語は日本語である」という規定はないんですよ。多くの人が日本語を使用している事実があるので、わざわざ公用語にするまでもないんでしょうね。

ただ、私たちのような手話話者からすると、自分たちの使用するマイノリティ言語が認識されていないという形になります。アイヌ語や琉球語も同様かと思います。

公用語として認められていないということは、当然、さまざまな場面で使う権利が保障されていないということになります。

――確かにそうですね……。

伊藤:ニュージーランドでは、2006年に公用語としてニュージーランド手話が追加されているんですよ。英語と先住民族が使用しているマオリ語、そしてニュージーランド手話の3つです。

日本においても日本語と合わせて日本手話が公用語に規定されれば、不公平な扱いを受けにくくなると思っています。

――手話についての認知が進んでいないことは大きな課題だと思います。その課題解決のため、読者一人一人ができることはどんなことでしょうか?

伊藤:相手のことを「理解する」「関心を持つ」「思い込みを持たない」。この3点が大事なことだと思います。

日本手話は「音声言語としての日本語」より劣っているとか、日本語に付随した言語であるとかというような誤解もあるので、それもなくなっていけばいいな、と。

――それぞれ独立した言語ですもんね。日本手話の魅力にはどうすれば触れられるでしょうか?

伊藤:ろうの俳優を見ていただくとその魅力は理解できると思います。

2023年12月にNHKで「デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士」(外部リンク)というドラマが放送されました。このドラマにはろう者の俳優が20人程度出演していて、これは日本ではとても珍しいことです。ぜひご覧いただきたいと思います。

これが日本手話を学ぶきっかけになればうれしいですし、手話話者が増えることで、ろう者のだけでなく、誰もが暮らしやすい社会にもつながっていくと思います。

編集後記

国連の障害者権利条約の標語に「Nothing About Us Without Us.」という言葉があります。「私たちのことを私たち抜きで決めないで」という意味ですが、当事者抜きに当事者のことを決めている現状が多数存在しています。自身の言動を今一度戒めたくなる取材となりました。

今回、お伺いした話でろう文化を理解した気にならず、あくまで前提の1つで、多数の意見を伺うことが重要だと思いました。

撮影:十河英三郎

〈プロフィール〉

伊藤芳浩(いとう・よしひろ)

1970年、岐阜県生まれ。日本手話を第一言語とするろう者。名古屋大学理学部を卒業後、大手総合電機メーカーにてデジタルマーケティングなどを担当する傍ら、仲間とともにコミュニケーションバリアフリーを推進するNPO法人インフォメーションギャップバスターを立ち上げる。現在は同法人代表を務め、電話リレーサービス法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式放送への手話通訳導入などに尽力した。著書に、「マイノリティ・マーケティング(ちくま新書)」
インフォメーションギャップバスター 公式サイト(外部リンク)


  • 掲載情報は記事作成当時のものとなります。

https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2023/97273/disability


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【北海道/層雲峡】層雲峡氷瀑まつり+温泉♪「冷と温」を楽しもう!!

2023-12-29 | アイヌ民族関連

冬の観光はこれで決まり!「層雲峡温泉氷瀑まつり」へカイロ片手に遊びに行こう♪

野口観光マネジメント株式会社2023年12月28日 16時44分

層雲峡 朝陽亭/層雲峡温泉 朝陽リゾートホテルでは、2024年1月17日~2024年3月17日まで開催される氷瀑まつりに合わせた宿泊プランをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。

野口観光マネジメント株式会社  層雲峡 朝陽亭
(北海道上川郡上川町字層雲峡温泉 全252室)

1976年から始まり、2024年で第49回目となる層雲峡温泉氷瀑まつり!

北海道三大冬祭りにも数えられ、日本夜景遺産の認定地でもある歴史あるお祭りが2024年1月27日から3月17日まで開催されます!

北海道の美しい冬を満喫するのに断然おすすめ!の一大イベントに合わせ、層雲峡 朝陽亭/層雲峡温泉 朝陽リゾートホテルでも特別プランをご用意致しました♪

★朝陽亭

氷瀑まつりの入場券と寒い氷瀑まつりに必需品のカイロを一人5枚も用意致しました。

首・背中・お腹・腰・足の5大ポイントを温め、風邪予防・冷え対策を行い、氷瀑まつりを楽しみましょう!

さらに、もっと温まりたい方には・・・

★朝陽リゾートがおすすめです♪

入場券とカイロ5枚にプラス、岩盤浴と貸切風呂が共に50分が付いてくる超!お得なプランをご用意しております。

岩盤浴でじっくり50分温まり汗をかいた後は、プライベート空間の貸切風呂も50分楽しめる冬イベントの観光にはぴったりのあったかプランです。

氷瀑まつりで氷とゆきを楽しんだ後は、温泉・岩盤・サウナで体の芯から温まりましょう。

<第49回 層雲峡氷瀑まつり>

【開催日】2024年1月27日~3月17日

【場 所】上川町 層雲峡温泉(特設会場)

【時 間】 17:00~21:30

▼層雲峡 朝陽亭『氷瀑まつり特別プラン』

・氷瀑まつりチケット(お一人様につき1枚)

・使い捨てカイロ(お一人様につき5枚)

▼ご予約はこちら▼

https://book.noguchi-g.com/booking/result?type=plan&code=f26a04f5c37ba85f90aba754c58fc6f2&is_including_occupied=true&hotel_plan_code=10101408

▼層雲峡温泉 朝陽リゾートホテル『氷瀑まつり特別プラン』

・氷瀑まつりチケット(お一人様につき1枚)

・使い捨てカイロ(お一人様につき5枚)

・貸切風呂 50分(ご予約1部屋につき、1室)

・岩盤風呂 50分

▼ご予約はこちら▼

https://book.noguchi-g.com/booking/result?type=plan&code=8fbd1a4b43d5ed2dd3b1e33291cec4b3&is_including_occupied=true&hotel_plan_code=11681000

毎年、寒冷な気候を利用し、石狩川の水を氷点下の中で丸太の骨組みに吹きかけて作る氷像や、氷のトンネル、アイスドーム、氷のオブジェなど大小の造形物が立ち並び、七色の光でライトアップ!神秘的な光に彩られ、圧巻の風景が臨めます。

また、氷で作られた氷瀑神社も設置され、神社の中には氷で作る神玉(かみたま)が鎮座。その神玉にお賽銭が張りつくと御利益が!?

他にも地元上川の地酒が楽しめる「北の氷酒場」や氷点下の中来場したお客様に盛大に祝福して頂く「氷瀑ウェディング」「幸運の餅まき」「アイヌ民族舞踊」「太鼓演奏」など多種多様なイベントが催されます。

さらに、花火も打ち上げられ氷の世界を美しく彩るひとときを演出♪

今年のメインの氷瀑が特に大きく、目を引くものになるとの情報が観光協会のSNSで発信されており、いっそう楽しみが増しますね!

氷像やイベント内容、花火の日程などは開催年ごとに変更があります。

詳細はイベント公式ホームページよりご確認ください。

▼第49回 氷瀑祭り▼

https://sounkyo.net/hyoubaku/

層雲峡の雄大な自然と北海道らしい冬の氷の世界を間近でご覧いただける特別な機会!

迫力ある美しさに心が躍ること間違いなしです♪

寒さ厳しい北海道だからこそ、冬の魅力を存分に味わえるこのプランで、素敵な冬の思い出を作りませんか?ご予約はお早めに!

冬の北海道でしか味わえない特別な時間をお約束いたします。

【本件に関するお問い合わせ】

層雲峡 朝陽亭

代表TEL 0570-026572(10:00~17:00) FAX  01658-5-3054

〒078-1795 北海道上川郡上川町層雲峡温泉

朝陽亭公式HP  https://www.choyotei.com/

朝陽リゾートホテル公式HP  https://www.choyo-resort.com/

朝陽亭公式エックス(旧ツイッター) https://twitter.com/choyotei

朝陽リゾートホテル公式エックス(旧ツイッター) https://twitter.com/Choyo_Resort

層雲峡公式インスタグラム   https://www.instagram.com/noguchi_sounnkyo/
層雲峡公式フェイスブック   https://www.facebook.com/Choyoresort

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000955.000019483.html


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VOGUEが選ぶ、2023年ベストドレッサー15人

2023-12-29 | 先住民族関連

VOGUE2023年12月28日

全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)ストライキによって、多くのプレスツアーなどが中止となった2023年。レッドカーペットイベント自体の数は例年に比べて少なかったが、セレブたちの多彩なルックは、ファッションウィークやツアーなどあらゆる場面で見られた。1年を通して最もスタイリッシュだったのは誰か? ハンター・シェイファーからビヨンセジェイコブ・エロルディまで、US版『VOGUE』が今年のベストドレッサーにふさわしいと思う15人のセレブを厳選。

BY CHRISTIAN ALLAIRE

TRANSLATED AND ADAPTED BY ANZU KAWANO

アワードシーズンメットガラファッションマンス。そして、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)ストライキ終了後にかつての華やかさを凌ぐ勢いで復活したハリウッド作品のプレミアイベントの数々。2023年も記憶に残るレッドカーペットスタイルが豊作だったが、今年は特にフレッシュで斬新なテイストのファッションをものにしているセレブが多かった。

特に印象的だったのは、リアーナティルダ・スウィントンなどといったベストドレッサー常連、2024年の賞レースの有力候補に躍り出ているリリー・グラッドストーングレタ・リージェイコブ・エロルディトロイ・シヴァンをはじめとしたメンズセレブたち。スタイリッシュであることはもちろん、その全員に共通しているのは、「自分らしさ」を前面に押し出したスタイルを確立していったという点だ。

映画や音楽、さまざまな場面でファッションを極めた15人のセレブたちを一挙ご紹介。

1. テイラー・ラッセル

昨年、映画『ボーンズ アンド オール』のプロモーションでファッションシーンに突如として現れたテイラー・ラッセルは、2023年も一歩先を行くルックを多数披露。ジョナサン・アンダーソンロエベLOEWE)のミューズでもある彼女が纏ったコーデの多くは、ロエベらしいものではあったが、それ以上にラッセルの個性が光っていた。全面クリスタルに覆われたボディスからテイラードスーツ、フリンジ付きのマキシドレスまで、スタイリストのライアン・ヘイスティングスとともに作り上げたルックに身を包んだラッセルは、どこへ行ってもスポットライトを独占した。

2. ハンター・シェイファー

ダラ・アレンをスタイリストに指名するハンター・シェイファーのルックといえば、ビビッドなプリントや奇抜な装飾、メタリックなフィニッシュに露出度高めのシルエット。「ハンターと一緒に、レッドカーペットファッションの限界に挑みたかった」と今年11月、『ハンガー・ゲーム0』のプレスツアー敢行中にアレンは話した。実際にシェイファーが着用したルックを振り返ると、アップサイクルメタルから作られた花が咲き乱れるマルニMARNI)のアンサンブル、スキャパレリSCHIAPARELLI)のハンドペイント風ドレス、そしてプラダPRADA)のゴールドフォイルのセットアップなどがあり、二人が目指したレッドカーペットに新しい風を吹き込むルックが勢揃いだ。

3. イズールト

過去にはアレキサンダー マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)バレンシアガBALENCIAGA)などといったブランドのランウェイを歩いたこともあるフランス人シンガーのイズールトは、まさにおしゃれ玄人。今年の彼女は真のレッドカーペット・スターとしての資質も垣間見せ、「強さと弱さ、その両方を感じさせてくれる服を着るのが大好き」と自身のスタイルについて『VOGUE』に語っている。その言葉通り、2023年の彼女ファッションはパワフルなムード漂うものが目立つ。フィットしたレザーのミニドレス、流線型のラインが美しいタキシード、エレガントなケープドレスなどを見事に着回した。

4. エマ・コリン

ハリウッドでドレスアップする場合、煌びやかなガウンがマストだと思われがちだが、エマ・コリンはその逆を行く、一風変わったレッドカーペットスタイルで異彩を放つ。「エマはリスクを恐れないので、彼女のためにルックを作るときはとてもワクワクします。彼女はファッションを楽しく、刺激的なものだと思っていて、物怖じません」とコリンのスタイリストのハリー・ランバートは昨年、『VOGUE』に語った。2023年はタキシードジャケットにシアーなスカートを合わせたり、ミュウミュウMIU MIU)のブリーフにカーディガンを合わせたりと、話題の“ノーボトム”トレンドも誰よりも小粋に着こなした。

『ソルトバーン』と『プリシラ』を筆頭に、2023年は数多くの作品に出演し、映画界に旋風を巻き起こしたジェイコブ・エロルディ。その活躍と比例するかのように、レッドカーペットルックのおしゃれ度も急激にアップ。堂々とハリウッドのベストドレッサーの仲間入りを果たした。ウェンディとニコル・フェレイラ姉妹のスタイリストデュオが組んだコーデは、シックなテーラードパンツにリボンブラウスを組み合わせたりと、毎回な意外性あるアクセントに富んでいる。彼が纏う、クラシックとコンテンポラリー、マスキュリンとフェミニンの絶妙なバランスを保ったモダンなスタイルは必見だ。

6. リアーナ

今年のメットガラに大遅刻したリアーナ。ライブ配信には間に合わなかったが、ヴァレンティノVALENTINO)のシルクドレスと巨大なカメリア付きのケープを着た彼女は、いつも通り期待を裏切らず、数時間の遅れも許されるようなインパクトを残した。思えばリアーナとスタイリストのジャーリール・ウィーバーは、ここ1年、「インパクト」を大切にしたファッションをあらゆる場面で披露してきている。スーパーボウルではロエベの赤いジャンプスーツを着てパフォーマンスを行い、アカデミー賞にはアライアALAÏA)のタイトドレスで出席。エイサップ・ロッキーとの第2子を妊娠している間も、記憶に鮮明に残るコーデを謳歌し、マタニティ・ファッションを再解釈したリアーナだった。

7. ティルダ・スウィントン

常に我が道を行くティルダ・スウィントンは、2023年も自分らしさを貫いたレッドカーペットスタイルを見せた。ジャンポール・ゴルチエ・バイ・ハイダー・アッカーマン(JEAN PAUL GAULTIER BY HAIDER ACKERMANN)の巨大なホワイトコートに、洗練されたシャネルCHANEL)のツイード。しなやかで優美なハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)のパンツスーツ。周りのセレブがドレスに身を包んでいても、スウィントンはシャープなテーラードアイテムを着用し、長年の担当スタイリストのジェリー・スタッフォードと選んだルックは、ほかとは一線を画す存在感を放つ。

8. エイサップ・ロッキー

パートナーであるリアーナと登場することが多いエイサップ・ロッキーは、『Fashion Killa(ファッション・キラー)』と題した曲をリリースした頃からファッショニスタとの呼び声が高く、そのセンスは今でも健在。今年はマシュー・ヘンソンにスタイリングのほとんどを任せ、ストリートウェアやスーツをメインにした「クールなパパ」スタイルを作り出した。メットガラでは、派手なビジュー付きのデニムとタータンチェックのスカートを合わせた全身グッチGUCCI)のカスタムルックだったが、オフのときはカジュアルなスウェットからドレッシーなブレザーまで何でも着る。その多くが、最近キャンペーンにも出演したお気に入りのブランド、ボッテガ・ヴェネタBOTTEGA VENETA)のものだ。

9. リリー・グラッドストーン

マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でブレイクし、2024年のアワードシーズンで受賞の期待が高まっているリリー・グラッドストーン。モンタナ州ブラックフット族の出身である彼女は、ジェイミー・オクマやジェニファー・ヤンガーなど、先住民族にルーツを持つデザイナーに光を当てる機会としてレッドカーペットを活用している。そんな彼女はハイブランドのグラマラスなスタイルも着こなし、スタイリストのジェイソン・レンバートが用意したルックの中にはルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)、マルニ、ヴァレンティノなど、メゾンがランウェイで発表したばかりの新作がたびたび登場する。

PHOTO: GETTY IMAGES

10. ケンダル・ジェンナー

業界屈指のトレンドセッターであるモデルのケンダル・ジェンナー。ダニ・ミシェルやマルニ・セノフォンテなどの人気スタイリストに信頼を寄せる彼女は今年、ノーボトムとクワイエット・ラグジュアリーという2023年を象徴する2大トレンドをいち早く取り入れ、前者においては火付け役にもなった。そんなジェンナーはひと捻り効かせたファッションが得意で、メットガラにはカール・ラガーフェルドのスイムウェアからインスパイアされた、マーク ジェイコブスMARC JACOBS)のボディスーツで参加。一方、オフデューティでは誰もが羨むほどリュクスなコートの数々に身を包み、クワイエット・ラグジュアリーを後押しした。

11. ジョディ・ターナー=スミス

ジョディ・ターナー=スミスほどファッションを楽しんでいるスターはいない。ウェイマン・バナーマンとミカ・マクドナルドのスタイリストデュオが作り上げる彼女のルックは、遊び心を第一にし、フェザーをあしらったプレイフルなドレスや、この上なくセクシーなノーボトムルックなど、どれをとっても目にも鮮やか。決まったパターンのスタイルを繰り返し着るセレブもいるが、ターナー=スミスは冒険することを恐れない。彼女のファッションは常に予測不能で、2024年も想像の斜め上を行くルックを魅せてくれるに違いない。

12. グレタ・リー

映画『Past Lives(原題)』で主演を務めたグレタ・リーは、2024年の賞レース有力候補にふさわしいコーデを披露してきている。スタイリストのダニエル・ゴールドバーグとともに確立してきた独自のレッドカーペットスタイルは、ロエベ、グッチ、フェラガモ(FERRAGAMO)などといったブランドのランウェイルックも取り入れていて、彫刻的なフォルムや、体のラインを引き立てるソフトなシルエットがシグネチャー。纏うアンサンブルは比較的控えめだが、周囲の視線を釘付けにするものばかりだ。

13. メイジー・ウィリアムズ

2023年、ハイウッド1位“エキセントリック”なベストドレッサーは、間違いなくメイジー・ウィリアムズだろう。『ゲーム・オブ・スローンズ』のアリア・スターク役で知られる彼女は、今年最もエキサイティングで型破りなファッションを披露し、見る者を大いに楽しませてくれた。ファンタジーあふれるシモーン・ロシャSIMONE ROCHA)」のガウンからスマートなトム ブラウンTHOM BROWNE)のスーツ、近未来的なイリス ヴァン ヘルペンIRIS VAN HERPEN)のアイテムまで、ありとあらゆるテイストを自分のものにする彼女は、どんなにアバンギャルドなルックでも難なく着こなす。

14. トロイ・シヴァン

アルバム『Something to Give Each Other』をリリースしたシンガー・ソングライターのトロイ・シヴァンは、キャリアもファッションも絶好調な1年だった。マーク・フォルネによってスタイリングされたレッドカーペットルックは、どれもエレガントでありながらどこまでも魅惑的。9月にパリで開催されたラバンヌ(RABANNE)の2024年春夏ショーには、デニムセットアップとクリスタルのブラトップという胸もとが大胆にはだけたコーデで出席し、ネットを大いに騒がせた。

15. ビヨンセ

 

レッドカーペットスタイルでこそないが、ビヨンセの「ルネサンス」ツアーに触れずして2023年を語ることはできない。今年最も話題となったツアーのために、ビヨンセとスタイリストのKJムーディーは、ミュグレーMUGLER)、バルマンBALMAIN)、リック オウエンスRICK OWENS)など、思いつく限りすべてのラグジュアリーメゾンに声をかけ、ファッションウィーク級の唯一無二のワードローブを各公演でお披露目した。中でもツアーの顔ともいえるルックが、ロエベが手がけたシュールなハンドモチーフが目を引く、燦然と輝くボディスーツ。

Text: Christian Allaire Adaptation: Anzu Kawano
From VOGUE.COM

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観光と人権の対立:“世界遺産を守るため”地元民の生活が排斥されている

2023-12-29 | 先住民族関連

TABI LABO2023/12/28

先日報じられた、アンコール遺跡周辺住民がカンボジア政府から立ち退きを迫られているという問題。

アムネスティが提出した「強制退去は人権法違反」とする報告書に対し、政府は「根拠のないもの」として却下、国連機関からの是正措置にも応じない姿勢を示している。

事態は硬直しているが、解決の糸口はあるのだろうか。

重要な世界遺産としての地位を守るため

アンコール遺跡を管理するアプサラ当局は、立ち退き要請については一貫して「ユネスコの規定」に則ったものであると主張している。

先日開催されたアンコール国際調整委員会(ICC)の会議で、当局のHang Peou事務局長は「私たちは現場を管理し、違法な居住地がないことを確認する必要がある」と改めて正当性を強調。

当局はこれまでも、遺跡の現状について「不法占拠者の集落でごみ問題や水資源の乱用が浮上しており、環境が破壊されている」と説明してきた。景観の悪化や歴史的価値の喪失を理由に、アンコール遺跡が世界遺産リストから削除されることを危惧していると考えられる。

ユネスコの作業指針には、「保護と管理」の項目に以下のような規定が存在している。

立法措置、規制措置、契約による保護措置

98. (中略)顕著な普遍的価値に対して負の影響を及ぼす可能性のある社会的、経済的、その他の圧力もしくは変化から、確実に資産を保護するための立法措置、規制措置を国及び地方レベルで整備することが求められる。また、締約国は、それらの施策を十分かつ効果的に実施する必要がある。

──「世界遺産条約履行のための作業指針」より抜粋(環境省仮訳

ちなみに、アンコールはかつて危機遺産に登録されていたのだが、修復にあたって「アンコール遺跡公園」として周辺地域を含むように範囲が拡大されたことで、文化遺産への登録に至ったという経緯がある。

上記の指針は立ち退きを正当化するものではないが、アプサラ当局は住民を不法居住者と見做しているため、「規制措置」に値すると考えているのだろう。

1992年に登録されて以来、年間約200万人が訪れるカンボジア最大の観光名所。管理当局は、なんとしてもその地位を保持したいはずだ。

浮かび上がる「観光」と「人権」の対立構造

大切な観光資源を守る為とはいえ、「世界遺産の存続が危ぶまれるので、住民は新たな土地に移り住んでもらいます」という当局のスタンスは、人権を蔑ろにするものと認識されても仕方がないだろう。

ただ、遺跡や観光地における環境維持も、国や地域にとって重要な課題だ。生活で発生する廃棄物などが景観を乱すという主張自体は、一概に「間違っている」と言えるものではない。

「ここに住む我々ことを、ユネスコは“不衛生”だと言い、当局は“社会に影響を与えている”とテレビで言っていた。もしそれが問題なのであれば、どうか私たちの住まいを確立させてください」

『VOA』の取材に答えたのは、アンコール遺跡周辺で観光客に絵を描いて生計を立ててきたアーティストの男性。長年この地域に住んできたが、仕事や住居を手放し、年末までに立ち退くことに応じたという。

最大の問題は、(アムネスティの調査が正しければ)彼らが送られる移住先が、家もきれいな水も整備されていない極めて劣悪な環境であるということ。景観維持のためだとしても、これでは住人の人権が尊重されているとは言い難い。

ユネスコの方針にも「締約国は、必要に応じて、(中略)地域コミュニティー、先住民族、権利所有者及び資産管理関係者との緊密な連携を図ること」とまさにこうした問題に対するアプローチが示され、双方の理解によって保全に努める必要性が明記されている。

アプサラ当局は、一方的な追放にならぬよう、移住する人々にとっても利点のある(少なくとも基本的人権が侵されない)生活を提案することが不可欠だろう。

世界遺産としての観光資源を守りつつ、国際人権法と基準が定める義務に従う。倫理的な視点を見失うことなく、これらの両立を実現する方法が見出されることを願いたい。

Reference: Cambodia Dismisses Amnesty Report on Evictions at World Heritage Site

https://tabi-labo.com/308478/angkor-wat-human-rights


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ガザ衝突「来年は終息せず」 祈祷師が年末恒例の占い―ペルー

2023-12-29 | 先住民族関連

時事通信2023年12月28日20時31分

27日、リマで来年の世相を占う儀式を行うペルーの祈祷(きとう)師(AFP時事)【リマAFP時事】南米ペルーの首都リマにある「聖なる丘」で27日、国内各地から集まった先住民の祈祷(きとう)師14人により、来年の世相を占う年末恒例の儀式が執り行われた。パレスチナ自治区ガザで続く武力衝突については、来年は終息しないとのお告げがあったという。

米欧にウクライナ停戦論 交渉視野に防衛転換か

 ただ、昨年の占いでは、ロシアのウクライナ侵攻が今年で終結すると出ていた。

 伝統衣装をまとった祈祷師は、内外の指導者らのポスターの上にコカの葉や花びらをまき、大地の女神パチャママや太陽神タイタインティに祈りをささげた。祈祷師の一人は「(ガザの)紛争は続くが、激しさは少しずつ和らぐ」と指摘。中東和平を祈念したものの、早期決着に関して「吉」とは出なかったと説明した。

 また、アルゼンチンで12月に誕生した右派ミレイ政権について、別の祈祷師は「始まりも終わりも良くない。最後は危機に陥るだろう」と暗い一年を予言。サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)では、アルゼンチンかウルグアイの優勝を見通した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023122800647&g=int


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「くそ…本物過ぎる…ずるい…」玉木宏が演じる鶴見中尉にSNS騒然。『ゴールデンカムイ』実写映画版のキャスト【2023年回顧】

2023-12-29 | アイヌ民族関連

BuzzFeed2023/12/27 11:00

2023年にBuzzFeedで反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:8月30日)

野田サトルさんの大ヒット漫画『ゴールデンカムイ』の実写映画のキャストと予告映像が8月30日、公式サイトで 発表されました 。主人公の杉元佐一は山﨑賢人さん、その相棒のアイヌの少女「アシㇼパ」は山田杏奈さんが演じます。

主人公らと敵対する陸軍中尉・鶴見篤四郎を玉木宏さんが特殊メイクで演じることが判明。「玉木さんの鶴見中尉かっこ良すぎ」「くそ…本物過ぎる…ずるい…」「オタクの斜に構えた態度に正拳突きしてくる…!」「美しく狂気な雰囲気がハマり役」など、ファンの間でSNSが騒然としています。

玉木さんは公式サイトに寄せた文章で『ゴールデンカムイ』のファンと明かした上で「今回いただいた鶴見中尉という役は、とてもやりがいのあるキャラクターなので、演じることができて嬉しいの一言です」と コメントしています 。

原作は日露戦争後の北海道を舞台に、アイヌが隠した埋蔵金をめぐる争奪戦を描いた内容で全31巻の累計部数は2500万部を突破。テレビアニメも第4期まで放送されています。実写映画の公開日は2024年1月19日となっています。

出演キャスト一覧

公式サイトによると、役名と演者の一覧は以下の通りです。
杉元佐一:山﨑賢人
アシㇼパ:山田杏奈
尾形百之助:眞栄田郷敦
白石由竹:矢本悠馬
月島基:工藤阿須加
二階堂浩平/洋平:栁俊太郎
谷垣源次郎:大谷亮平
牛山辰馬:勝矢
永倉新八:木場勝己
フチ:大方斐紗子
後藤竹千代:マキタスポーツ
大叔父:秋辺デボ
鶴見篤四郎:玉木宏
土方歳三:舘ひろし

https://www.buzzfeed.com/jp/kenjiando/tsurumi-tamaki-2


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アイヌ語教室 万感の150回 岩見沢の杉山さん指導、1月7日で終了 生徒の泉さん引き継ぐ

2023-12-28 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月27日 18:50

アイヌ語教室を150回続ける杉山さん(左)と、教室を引き継ぐ泉さん

 【岩見沢】市内の元高校教諭・杉山四郎さん(76)が、2011年から自宅で続ける無償のアイヌ語教室が来年1月7日で150回目を迎える。杉山さんは節目となる今回で教室を終える予定で「学びたい人がいるから続けてこられた」と話す。杉山さんの教室に通っていた元道職員の泉裕さん(54)が22年から市内でアイヌ語教室を開いており、杉山さんの生徒は泉さんの教室に引き継ぐ。

 高校の社会科教諭だった杉山さんは、芦別に赴任した約40年前に産炭地の歴史を調べる中で、アイヌ民族の歴史に興味を持ち研究を始めた。定年まで勤務した苫小牧では、地元のアイヌ協会が主催する教室に8年ほど通い、本格的にアイヌ語を習得した。

 退職後に自宅のある岩見沢に戻ると、近所の女性から「アイヌ語を教えて」と頼まれ、教室を開くように。17年に悪性リンパ腫の治療のため半年ほど教室を中断したが、それ以外は続けてきた。これまでに20人弱が杉山さんの自宅でアイヌ語やアイヌ文化を勉強。現在の生徒は5人で、1回目から参加し続ける人もいる。

 杉山さんは「もう十分やり切った」と話し、150回を節目に教室を終える。生徒の一人が「アイヌ文化はすばらしいね」と言ったことがうれしかったといい、「アイヌ民族への理解を広められた。続けてきてよかった」とほほえむ。

 ・・・・・・

次回は1月6日午前9時半~正午、いわなびで。受講料は中学生以上1人千円(半年)。小学生以下無料。問い合わせは泉さん、電話090・3772・8160へ。(高木緑)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/958252/


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<哲さんと行く 北の山旅>芽室岳(1754㍍)楽あれば苦あり⁈ 台風被害から復旧した北日高の名峰へ

2023-12-28 | アイヌ民族関連

北海道新聞2023年12月27日 10:00

 険しい稜線と山深さ、そして今なお登山道の整備されていない山が多い日高山脈。特にカムイエクウチカウシ山(1979㍍)やペテガリ岳(1736㍍)をはじめとする主稜線上の山は、体力的にも技術的にも決して簡単とはいえず、ハードルの高さを感じている人も少なくないでしょう。

 そんななか芽室岳は、主稜線上にありながらアプローチが簡単で、登山道の状況も比較的良好。日高山脈の中では登りやすい山といえます。2016年の台風によって林道や登山口周辺が大きな被害を受けましたが、関係機関やボランティアらの尽力によって、ほぼかつての状況にまで復旧しました。今回は感謝の気持ちを込め、状況を確かめるべく訪れてみました。

<祝・復旧 想像以上の人気にびっくり>

 「よく晴れてますね」「今日は一日大丈夫でしょう」。日勝峠を越えながら同行者の山脇景子さん(58)と話します。実はこの5日前、微妙な予報のなか登山口まで行ったのですが、大木をも揺らす爆風と断続的な強い雨に車を降りるまでもなく中止。かろうじてピークの見えていた近くの剣山に予定を変えたのでした(その模様はまたの機会に)。

 その後も天気予報サイト「Windy」をチェックし続け、広範囲で雲の消えたこの日、リベンジにやってきた、というわけです。今回は山脇さんの学生時代のスキー部の先輩にして山仲間の柳瀬ひろしさん(67)もご一緒します。

 清水町の町営牧場を抜け、両側から迫る山に吸い込まれるように登山口へと続くオマベツ林道に入ります。このあたりは前述の台風の翌年に様子を見に来ましたが、徒歩でも通行困難なほど崩壊し、絶望的な気分になったものです。あれから6年、道はきれいに直され、また崩壊地には若木も育って、言われなければ分からないほどに復旧していました。

 登山口に到着したのは午前7時。15台ほど止められそうな駐車場は、残り2、3台分しか空いていません。登山靴に履き替える間にも、後続車がやってきます。皆、復旧を待ちわびていたのでしょうか。人気のほどがうかがえます。

 準備が整ったところでさっそく出発です。つい1週間ほど前に架けられたという鉄製の新しい橋で芽室川を渡り、河原を少し歩いて登山道に取り付きます。アカエゾマツの植林帯から針広混交の森に入ると、徐々に斜度が増してきました。足元にはまだ香りが漂ってきそうな刈ったばかりのササの葉。有志の方々によるものと思いますが、ありがたいことです。

 道は多少の緩急はあるものの、基本的に急な直登が続きます。キツイといえばキツイですが、こうした道は高度の上がるペースも早く、出発時に見上げていた周囲の山々が気づけば肩を並べるまでになっています。

 標高1200㍍を過ぎたあたりでいったん傾斜が緩み、歩きやすい尾根道になりました。左前方には目指す芽室岳が見えています。「まだ遠そうですね」と山脇さん。しばらく進むと今度は右手に芽室岳西峰(1746㍍)も現れました。

 地図を見ると、この先稜線に向けて再び急登が待っています。ちょうどよい小広場を見つけたところでひと休み。汗をかいた背中に吹き抜ける風が心地よい―と言いたいところですが、秋も深まったこの時期はもう寒く、一枚羽織らないと身体が冷えてきます。先ほどから足元には霜柱も見られ、実際、気温も低いのでしょう。

 息が整ったところで標高差200㍍ほどを登り切り、1690㍍標高点下、芽室岳と西峰の分岐に着きました。少し進んだところで、先行する柳瀬さんが足を止め「おぉ~、これは!」と声を上げます。急いで追いつくとそれまで見えなかった南側の展望が一気に開けていました。襟裳岬に端を発する長い長い日高山脈の主稜線。簡単には人を寄せ付けない道なき山並みを、せめて目だけでもとたどってみます。

 周囲はハイマツ帯ということもあり、目前の山頂までは登るほどに展望が広がっていきます。振り返ると夕張岳や芦別岳、さらに札幌近郊の山々までも。10時15分、テンション最高潮のまま芽室岳に到着。すでに多くの先行者が写真を撮ったり岩陰でくつろいだり、思い思いに秋の山頂を楽しんでいました。

<これぞ日高の稜線 芽室岳西峰へ>

 15分ほど休んだ後、もう一つのピーク、西峰へ向かいます。実は以前から西峰への道はササやブッシュが濃い悪路で知られ、最近のネット情報を見ても変わりはない模様。状況はある程度予想はつきますが、日高山脈初体験の山脇さんは少々不安な表情です。「まぁ、多くの人が歩いていますから」と適当にごまかし、1690㍍分岐を西へ。

 しばらくは足元に枝がはびこって歩きにくいハイマツ帯を進みます。とはいえ、まだどうってことはありません。やがてあん部に向けて下りに入ると、道は尾根上から右側の斜面に移り、積雪でひん曲がった低木が行く手を遮り始めました。手にしたストックがあちこち引っかかりどうにも邪魔。不安定な姿勢でザックにしまいます。

 やがて低木は斜面下側に向かってわん曲したササへと変わりました。踏みつけるように進みますが、これがやたらと滑ります! 両手でササをつかみ、時に足元をすくわれながら横歩きでズルズル。このとき山脇さんの頭の中には「インディ・ジョーンズ」のテーマが流れていたとか…。

 もっとも本当に厳しい部分は距離にして150~200㍍ほど。あん部からはハイマツの急な道となり、これを登りきって西峰の頂上に飛び出しました。こちらもまた本峰に引けを取らない素晴らしい展望です。特に芽室岳からは見えにくかった幌尻岳(2052㍍)が印象的。遠く冠雪した大雪山系も見えました。

 ところで、西峰は別名パンケヌーシ岳と呼ばれています。アイヌ語でパンケは「下流の」、ヌー・ウシは「豊漁の」を意味すると言われ、沙流川支流のパンケヌーシ川水源にあたることにちなみます。少し離れたところには、より上流の支流水源にあたるペンケヌーシ岳があり、ここからもその姿がよく見えます。台風で林道が壊滅的に崩壊し、登れなくなってしまいましたが、日高らしさがコンパクトにまとまった楽しい山でした。

 風のやんだ山頂でのんびり弁当を食べながらも、話題は先のブッシュ帯に戻ります。「想定外だったよ」と柳瀬さんが言えば、「いい経験でした」と山脇さん。短い距離とはいえ、二つのピークを結んでの〝主稜線縦走〟です。きっといい思い出になることでしょう。

 1時間ほどくつろいで下山することにしました。またあそこを通るのかと思うと気が重くなりますが、すでに様子は分かっています。なんとなくコツもつかみ、まずまずすんなりと通過。午後になって光の具合が変わったのか、ダケカンバの紅葉がひときわ輝いて見える尾根道をとんとん拍子で下りました。

 登山口に戻ったのは午後3時少し前。ひと風呂浴びたいところですが、このあたりは近くに適当な温泉がありません。残念ですが今回は我慢し、日勝峠途中のドライブインでジュースを買って帰途に付きました。

<登山メモ>

アクセス:マイカーに限られる。道東道十勝清水ICから道道清水大樹線、さらに十勝千年の森前を通って登山口へ通じるオマベツ林道へ。清水ICから約16㌔で登山口。15台程度駐車可能。簡易トイレあり。林道途中のゲート(無施錠)は、通過後に閉めておくこと。

 参考コースタイム:登山口(2時間30分)1690㍍分岐(30分)芽室岳(20分)1690㍍分岐(50分)西峰(40分)1690㍍分岐(1時間50分)登山口 計6時間40分

山行アドバイス:全般に急登が続き、時期によってはややササが被っているかもしれないが、芽室岳往復だけなら特に危険な箇所はなく、また十分に満足もできる。西峰は本文で触れた通りの悪路なので、行くか否かは各自判断のうえ決定を。

取材日:2023年10月8日

<文と写真>長谷川哲(はせがわ・てつ)

1964年長野県生まれ。山と溪谷社で「山と溪谷」「Outdoor」などの雑誌編集部に携わったのち、北海道に移住、フリーライターとなる。2014年より「夏山ガイド」(北海道新聞社)シリーズの取材・執筆陣に加わり、道内各地の山を歩いている。ただ今、来春の第6巻「道東・道北・増毛の山々」改訂に向けてデスクワーク奮闘中。

※<哲さんと行く 北の山旅>は、しばらく休載します。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/950074/


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止まらない杉田議員のアイヌ民族への“人権侵犯”「もはや自民党の責任」と専門家指摘

2023-12-28 | アイヌ民族関連

女性自身2023/12/28 06:00 最終更新日:2023/12/28 06:00

〈アイヌ民族衣装の着用を蔑んだり、揶揄する投稿に大きな怒りを覚えると同時に、同胞の失望と悲しみを思うとき胸が張り裂ける思いです。こうした発言は、アイヌの尊厳を著しく傷つけられるものであり、強く批判の意を表します〉

北海道アイヌ協会の大川勝理事は12月20日、協会のホームページで繰り返しアイヌ民族への差別的発言を行ってきた自民党の杉田水脈衆議院議員(56)に対して、上記のような怒りと悲しみを表明した。

杉田氏は落選中の2016年、自身が参加した国連の女性差別撤廃委員会について記したブログ記事で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアンやアイヌ民族を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐっては今年9月、札幌法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。

しかし杉田議員は、反省するどころか自身のX(旧ツイッター)で、〈人権侵犯の対象となったブログはアイヌ民族について書いたものでない。女子差別撤廃委員会に参加していた左派の活動家について書いたもの〉とまで言及。 

その後も、政府のアイヌ文化関連事業の関係者に対し、〈公金チューチュー〉と侮辱的な発言をしたり、〈(アイヌの)踊りを海外で踊るだけでお金が出る〉などと揶揄するネット言論人のYouTube番組を、自身のXで投稿。 

さらに、自身のYouTube動画でも、〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと投稿を続けている。 

「〈アイヌ民族のコスプレ〉なる表現は、アイヌ民族を辱めるものであって、たんなる誹謗中傷よりも、かなり雑な“差別・偏見”だと思います」 

そう指摘するのは、差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんだ。 

「〈アイヌを名乗ればさまざまな優遇政策がある〉〈アイヌ民族なんてそもそも存在しない〉などという認識を持った人たちが一部にいますが、“アイヌ民族”が歴史的に存在していることは日本政府が認めているわけです。

 さらに遡れば、先住民としてアイヌ民族が差別・搾取されてきた歴史があり、それを踏まえて成立したアイヌ施策推進法などを根拠に、さまざまな支援策が実施されるのは当然のこと。にもかかわらず、アイヌ民族の存在まで否定するのは差別や偏見以外の何ものでもありません」

■差別を正当化するために“特権”を生み出した

 杉田氏は、アイヌ協会が助成事業を不正に使用しているとして、〈公金チューチュー〉などと発言しているが、内閣府は「過去に一部、不適切な事業執行があった」とは認めたうえで、「再発防止策を講じた。現在、不正はない」と見解を示している。

 「そもそも、不正の問題と民族の問題は分けて語られるべきです」(安田さん、以下同)

 歴史的に虐げられてきたアイヌ民族への福祉政策として、生活困窮者への学費や生活に関する支援制度は存在する。しかし、それらはアイヌ民族というだけで支給されるものではなく、あくまでも困窮者への支援だ。

 「アイヌであるだけで、さも何か優越的な権利が自動的に発生するなんてことは存在しません。ありもしないデマを流布させることによって、アイヌに対する差別を正当化させているにすぎません。

 いかにして、差別を差別でないと言い張ることができるのか。そのために、“アイヌの特権”あるいは“在日コリアンの特権”というものが生まれてきた、僕はそのように思っています」

 大きな問題は、こうしたデマを振りまいて社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だ。なぜ、議員でありながら、差別を助長する発言を続けるのか。

 「一定の“お客さん”がつくからでしょう。つまり、それが票に結びつくと思っている議員もいるのです。むしろ自民党が、杉田さんのような議員を利用してきたことが問題です」

 加えて日本では、こうした差別発言に関してなんら罰則がないことも問題だという。

 「2016年にヘイトスピーチ解消法が成立しました。同法ではヘイトスピーチをなくすための努力義務が設けられていますが、罰則規定はありません。罰則がないから何を言ってもいいと考えている人は議員の中にも少なからずいると感じます」

マイノリティの権利を“逆差別”“特権”などと言って迫害する社会が助長されれば、やがてそれは自身の身にも降りかかってくるのだ。

https://jisin.jp/domestic/2278432/


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杉田水脈議員が拡散!「在日特権てマジであるの?」専門家はデマと断言

2023-12-28 | アイヌ民族関連

女性自身2023/12/28 06:00 最終更新日:2023/12/28 06:00

何となくネットをやっていたら目にすることがある“在日特権”という言葉。「あの評論家が言っているから」「国会議員も言っているから」と、素朴に信じている人もいるのでは?

実際のところを、長年、この問題を取材してきた識者に聞いた。

これまでも、SNSやブログで差別的な発言を繰り返してきた杉田水脈衆議院議員(56)。杉田氏は2016年、自身が国連の女性差別撤廃委員会に参加したことを記すブログ記事の中で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアン女性を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐって今年11月、大阪法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。

にもかかわらず杉田議員は、その後も自身のYouTubeで〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと言及。SNSでも、ネットの保守系言論人の動画を引用しつつ〈差別にかかわる特権は存在する〉と繰り返しているのだ。

“在日特権”とは、日本人以上に優遇された権利を有する外国人(ここでは在日韓国・朝鮮人)という意味だ。

■「ネッシーやツチノコと同じ“都市伝説”」

差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんは、開口一番、こう一蹴する。

「ネット上で流布されている“在日特権”と呼ばれるものに関して、私はこれまで散々取材してきました。しかし、どれもネッシーやツチノコなどと同様に、すべて“都市伝説”レベル。デマにすぎません。にもかかわらず国会議員である杉田氏が、こうしたデマをSNSなどで発信し続けていることに驚きを隠せません」

そもそも、“在日特権”の中身は、具体的にどんなものなのかーー。安田さんは、こう続ける。

「よく言われているもののひとつに、〈生活保護を受けやすい〉という言説があります。私は何度も、厚生労働省や社会保険事務所、ケースワーカーなどに取材しましたが、どこに聞いても“在日コリアン”であることが支給開始の条件ではないと否定されました。

受給資格を満たしているかどうかが大事なのであって、国籍うんぬんではないのです。実際に調べればすぐにわかることですが、生活保護を受給している9割以上が日本国籍です」

加えて、〈在日朝鮮人だけに“通名”が認められている〉という言説もある。

「“通名”は、在日コリアンだけでなく、すべての外国人に認められています。ただ、在日コリアンののなかで“通名”を使っている人が多いのは事実です。その背景には“差別”や“偏見”が蔓延している日本社会において、民族名を名乗ることを躊躇させている、という側面があることを忘れてはならないでしょう」

■差別を放置し続ける自民党は罪深い

このほか、〈年金を支払っていなくても受給している〉という言説も……。

「前提として、在日コリアンが国民年金に加入できたのは1982年から。この時点で60歳を超えていた人は救済の対象になりませんでした。

こうした経緯もあって、無年金でかつ生活基盤の脆弱な高齢の在日コリアンに対して各自治体が福祉給付金を支給していたということはあります。しかし、そもそも年金に加入できなかった時期が長いのですから、こうした措置は当然ではないでしょうか」

安田さんは、「常識で考えれば、日本に住む日本国籍の日本人以上に優越的な権利を持った外国人などいないことはわかるはず」としたうえで、「あえて特権を持っている外国人を挙げるなら、それはむしろ多額の思いやり予算(在日米軍駐留経費負担)などによって優越的権利を持っている“在日米軍”では」と指摘する。

このような、ありもしない“在日特権”というレッテル張りを行った差別は、いつ頃から始まったのか。

「私は“今世紀型”の差別だと思っています。“逆差別”とか“利権”などというレッテルをマイノリティの人たちに貼ることで当事者を非難し、その声や存在を封じ込めるやり方です。

〈マイノリティが差別を主張することで不当な利権を得ている〉とありもしないことを訴えてマジョリティの不安を煽る。これは、今の日本社会における差別先導の典型例だと感じています」

大きな問題は、こうしたデマを拡散して社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だろう。

「これは杉田議員自身というよりも、自民党の問題だと思います。差別をしたい人々、あるいは差別を正当化したい人々のマーケットを確保するための道具として、自民党は杉田議員を利用してきたのではないでしょうか。

だからこそ、さまざまな差別発言を繰り返しながらも要職に付けてきたのです。杉田さんは、“自民党らしさ”を象徴している存在だと感じています」

“在日特権”などというデマに煽られている間に、本来、目を向けるべき問題の本質から目を逸らされている可能性もあるのだ。

https://jisin.jp/domestic/2278426/


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アイヌ民族の神聖な儀式!イオマンテとは何なのか?

2023-12-28 | アイヌ民族関連

ナゾロジー2023.12.28 THURSDAY

漫画「ゴールデンカムイ」などで取り上げられていることもあり、近年注目を集めているアイヌ民族ですが、独自の風習が多くありました。

その中でも有名なのが「イオマンテ」であり、先述した「ゴールデンカムイ」の作中にも登場していましたが、果たしてイオマンテとはどのような風習なのでしょうか?

本記事ではイオマンテについて紹介しつつ、それが行われていた理由について取り上げていきます。

なおこの研究は『昭和女子大学大学院生活機構研究科紀要 』に詳細が書かれています。

ヒグマは神の化身、狩猟で捕獲したら神に感謝する

アイヌ民族は主にアニミズムを信仰しており、とりわけ彼らが狩猟の対象としている動物を神聖視していました。

特にヒグマは「山の神」であるキムンカムイとして崇められており、「神が肉と毛皮を携えて人間界に現れた姿」として捉えていたのです。

そのため普段の狩猟でヒグマを手に入れた際は、「自分を選んで現世にやってきたこと」に感謝の祈りを捧げ、頭骨に飾りをつけて祀っていたのです。

一方で、ヒグマだったら無条件で祀っていたわけではなく、例えば人間を傷つけたヒグマは悪い神と見なされました。

そのため狩猟の際にヒグマによって仲間が重傷を負った場合は頭骨を祀らず、逆に人間を殺したヒグマを捕まえた際は切り刻んでそのまま放置し、肉や毛皮を利用することはありませんでした。

一定期間愛情をこめて育てたヒグマを盛大に見送るイオマンテ

日本画家・村瀬義徳による「アイヌ熊祭屏風」、イオマンテでヒグマに矢を射ている場面である / credit:wikipedia

またアイヌ民族は狩猟で捕まえたヒグマを感謝してすぐ使うだけでなく、「イオマンテ」という儀式に使うこともありました。

イオマンテはヒグマの子どもを一定期間育てた後に食べる儀式であり、アイヌ民族では重要視されていました。

それではイオマンテはどのような流れで行われたのでしょうか?

イオマンテの始まりは冬の終わりに冬眠中のヒグマを狩るところから始まります。

冬眠中のヒグマを狩った際、穴の中に小熊がいた場合、その子熊は殺さずに集落に連れて帰って育てます

なお母熊は通常の狩猟と同じように殺し、その後感謝の祈りを捧げます。

小熊ははじめ家の中で育て、大きくなると屋外の檻に移し、贅沢な食事を与えます。

また小熊がかなり小さい場合は、人間の赤ん坊と同じように母乳を与えることさえありました

一定期間の育成後、集落で盛大な送り儀式が行われ、そこでヒグマは殺されることになります。

儀式が行われる祭壇には宝刀や弓矢などが飾られ、ヒグマに酒が供えられます。

そこでヒグマに矢を射って、最終的には丸太で首を挟んだのです

なおヒグマの命を最終的に奪うのが「弓矢で射抜く」「棒で首を挟む」のどちらの方法になるかはアイヌ民族内でも地域によって分かれています。

しかし弓矢で射抜いて殺す地域でも棒で首を挟む儀式は行われており、逆に棒で首を挟んで殺す地域でも弓矢を射抜く儀式が行われていることから、双方ともにイオマンテでは不可欠な儀式であることが窺えます。

そして殺したヒグマは解体し、集落の仲間全員に肉を分け与えました。

このような儀式を行っていた理由としては、ヒグマを神聖視していたことがあります。

先述したようにアイヌ民族はヒグマを「神が肉と毛皮を携えて人間界に現れた姿」として捉えており、ヒグマを育てることはまさに神に対するおもてなしと考えていました。

一定期間もてなしをした後盛大な「見送り」を行ってカムイを神々の世界に帰すことで、地上のすばらしさを知った神々が人間界に多く訪れてくれると考えられたのです。

クマだけでなく、フクロウやシャチでも行われたイオマンテ

イオマンテが行われたのは何もヒグマだけではなく、クマ以外の動物にも行われていました。

例えば、白い犬を狼神の子孫とみなして送る地域や、フクロウを送る風習がある地域が報告されています。

これらの儀式においても、「送る」という行為には動物によって差があり、それはアイヌの信じる神との関係に影響されています。

特にフクロウは集落の守り神として捉えられていたこともあり、ヒグマのイオマンテと同等に重要視されている地域もありました。

またイオマンテが行われていたのは陸上の動物だけではなく、ウミガメやシャチに対して行っていた地域もありました。

特にシャチは、襲ったクジラが海岸に打ち付けられることから、アイヌ民族はシャチを「巨大な肉の塊を人間にプレゼントしてくれる偉い神」であると認識していたのです。

それ故沖の神(レプンカムイ)としてヒグマと同じくらい神聖視しており、ヒグマと時のように盛大に見送りの儀式は行わなかったものの、イオマンテが行われていました。

アイヌの文化において、自然との調和や感謝の念が儀式を通じて表現され、その儀礼がコミュニティ全体で共有されていたことが窺えます。

https://nazology.net/archives/139447


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鈴木知事インタビュー  2023年を振り返る  目指す北海道は【全文掲載】

2023-12-28 | アイヌ民族関連

NHK2023年12月27日(水)午後1時30分 更新

ことし4月の知事選挙で2期目に入った鈴木知事。この1年は、Rapidus(ラピダス)の進出などで道央圏を中心に企業の誘致が相次ぐ一方で、深刻な人口減少や地域の衰退によるさまざまな課題にも直面しました。知事はどのように受け止め、そして来年以降、どんな北海道を目指すのでしょうか。(聞き手:道庁キャップ  桜田拓弥)

ーーーことしはコロナの5類相当への移行、Rapidusの千歳への進出、知事選など、さまざまな出来事がありました。この1年、どう振り返りますか?

いろいろな動きがあった1年だったなと振り返っています。新型コロナウイルスの対応も5類に移行して、初めての年末年始で、多くの方が集まって年を越されるという時間を過ごすのも久しぶりだなという方も多いんじゃないかなと思っています。

これから年が明けたら、大雪像を作った雪まつりもフルスペックで行われますし、そういった意味では、経済も活性化する中で、大きな節目を迎えた年だったなと思っています。3年以上の長きにわたって、道民の皆さんに感染対策、本当にお力添えいただきました。本当に皆さんに感謝を申し上げたいと思います。

ただ、今、冬に入って空気も乾燥していますし、コロナだけではなくて、体調を崩される方も多くなってきています。引き続き医療従事者の皆様が年末年始もご対応いただいているところもありますので、ぜひ、体調管理には、皆様ご注意いただいて、楽しい年末年始を過ごしていただければなと思います。

北海道もコロナだけではなくて、さまざま動きがありました。G7の環境大臣会合も、選挙直後にありました。「Team Sapporo-Hokkaido」ということで、今後、官民あわせて10年間で150兆の投資を創出すると政府が言っている中で、できるだけ多く、再エネのポテンシャルが高い北海道で、投資を獲得していきたいという動きにG7を契機につながりましたし、洋上風力の関係も、5か所が有望な区域として指定されるなど具体的な動きにもつながりました。

9月にはアドベンチャートラベルワールドサミットがありました。自然だとか身体的体験、アクティビティー、そしてアイヌ、縄文などの異文化体験、こういった要素を複数持つ旅行形態ですけども、今、コロナの段階が変わって、世界からお客様をお迎えできるタイミングで開催できた。これはすごくうれしいことでした。アジア初の開催になりましたので、アドベンチャートラベルワールドサミットを契機に、さらに北海道の観光をより魅力的なものにしていきたいと思います。

また中国の輸入停止措置、水産物に対する動きがありましたが、全国豊かな海づくり大会北海道大会も天皇皇后両陛下のご臨席をあおいで、38年ぶりに開催されました。図らずも厳しい水産業を取り巻く環境がある中で、豊かな海を次の世代にしっかり引き継いでいこうという北海道の魅力を皆さんと共有して、大切な海を守っていこうという機会にもなったと思っています。

そしてなんと言っても、2月にはRapidusの進出表明、9月には起工式があって、かなりのスピードで建設工事が進んでいます。年末には、ソフトバンク社が600億を超える投資で、日本最大級のデータセンターを北海道に立地する。こういったデジタル関連の企業進出の動きが加速した1年でもあったと思っています。大きな動きがあった1年でしたので、この動きをさらに来年も加速していくことが求められるかなと思っています。

ーーーRapidusやソフトバンクのデータセンターが進出する中で、今懸念されているのが電力需給の問題です。Rapidusは洋上風力を中心とした再生可能エネルギーを活用する考えを示していますが、大量の電力を使用することから、北海道電力・泊原子力発電所の再稼働が必要との声が経済界などから聞かれます。知事は現時点で、再稼働は必要だと考えますか?やむを得ないと考えますか?それとも不要だと考えますか?

電力の問題と言うのは、暮らしで欠くことのできない基盤ですから、安定的に確保していかないといけないというのは重要な視点です。これは国としてしっかり確保していかなければいけないというのは、私が言うまでもないことだと思っています。しっかりその必要性については、知事として要請も行っているところです。

ただ、北海道の場合は、再生可能エネルギーのポテンシャルが我が国随一の中で、なかなかそのポテンシャルが発揮できなかったと。なぜかと言えば、道民が500万人しかいない。企業も大きく電力を消費するような企業の進出が相次ぐわけではなかった。その中で、電力は足りている。なので再生可能エネルギーがあったとしても、そこに投資して電気を生み出しても、使う人がいないので、なかなか進まないという「ニワトリ、タマゴ」の世界だったんですけども、私はそこで、本州は電気が足りないと言っているので、海底にケーブルを敷設すべきだと。電気を送るべきだという主張をしてきました。

これは政府が2030年度に海底に電力ケーブルを敷設して、北海道で余った分のエネルギーを本州に送っていきましょうという方針を決めましたので、先ほど申し上げたような洋上風力発電も具体的に進んでいけるような状況になりました。なので再エネのニーズというのは非常にあります。先ほどのデータセンターも、再エネ由来の電力を使ってやりたい。Rapidusもグリーン化ということで、再エネを使った調達でなければ、世界的な取引に支障が生じるということですので、しっかり進めていく必要があると思っています。

泊原発については、まさに規制委員会で審査が続いています。知事という立場で、最終的には議会や立地地域、周辺も含めた中で決定はしていきますけども、厳正な審査を行っているという状況でありますから、私としてコメントできる状況にはないかなと思っています。

ーーーいま深刻になっているのが、バスやタクシーの運転手不足です。観光地だけでなく、過疎地などでも移動手段の確保が課題となる中、政府は「ライドシェア」を、来年4月に一部で解禁する方針を示しました。道内では、観光地でも過疎地でも、移動手段の確保は課題となっていますが、知事として、ライドシェアの活用を具体的に検討していく考えはありますか?

ライドシェアについては、いわゆるフルパッケージという状況ではないわけですが、見直しの方向にはなっていますので、しっかり見ていきたいとは思ってます。交通手段が限られている地方、過疎地が、北海道には多いですから、まずは今回の国の方針を踏まえた中で、地域における調査を検討したいと思っています。ハイヤー協会や北海道運輸局とも調整しないとならないですが、国の新しい方針が出てきましたから。詳細はまだこれから詰めていくところはありますが、地域実情を確認する調査を行っていく必要性があるんじゃないかと思っています。いつ、どういう中身でやるかについてはここで申し上げることはできませんが、ハイヤー協会や北海道運輸局とも話をして、調査は検討していきたいなと思っています。

「ライドシェア」は一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶサービスで、政府はタクシー会社の管理のもとタクシーが不足している地域や時間帯などに限定して来年4月から導入する方針です。

ーーー今言及された「調査」とは、どのようなものをイメージしていますか?

今回、国が方針を示しましたので、例えば地域としてトライしていきたいとか、先進的な地域に対して、モデル的な事業を展開していこうか、とか。または、国の制度にあわせて、その時期を目指してうちはこういうことやっていきたいだとか、そういう実態をしっかり把握する必要があると思っています。交通手段が限られている地域は多いですし、今回、今までもやっていた、民間の有償での運送、一部NPOなどが行う手段についての見直しの話もあわせて出てきますから、実態を把握した上で、道としての政策全体の取り組み方を考えていきたいと思っています。

ーーー全179市町村に対して、意向があるかなどを確認する調査になるのでしょうか?

そうですね。今後、項目などは考えていきますが、いずれにしても地域でご検討されているかどうかを把握していきたいと思いますし、国が今回発表している内容についても、市町村それぞれの担当部署と情報を共有したいと思います。

ーーーことしクマの被害にあった人は全国で過去最悪となっています。道内でも、釣り客や登山中の大学生がクマに襲われて亡くなりました。札幌市内でも学校や住宅の近くで目撃情報が相次ぎ、不安の声が広がっています。道はこれまで保護に重点を置いてきましたが、駆除に積極的に取り組む時期に来ているのではないでしょうか?

来年は非常に重要なシーズンになると思っています。抜本的に強化、見直しをしていく、そういうタイミングになると思っています。ひとつは春期管理捕獲がありますけども、しっかり新たな制度を作った上で、市町村をしっかり支援していきたいと思ってます。また、指定管理鳥獣の話については、岩手の知事にも申し上げて、環境大臣に緊急の要請にも行きました。この指定管理鳥獣の見直しに対しては、当初はハードルが非常に高いと。なぜなら北海道や東北が中心の話であって、イノシシやシカの状況とは異なっているということから、全国一律の見直しという点で、課題があるというお話でした。そこで、私からも強く大臣に申し上げたのは、命に関わることでもありますし、特に秋田県などでは、かなり件数も激増しているという状況で、クマの専門家からもこういったトレンドについては、次のシーズンも大きく変更はないのではないかということも言われています。都道府県や市町村が対策するだけでは、財源やルールも含めて、なかなか対応できません。

指定管理鳥獣に新たにクマを加えていくことについては、今、有識者の会議も立ち上がりました。北海道からもメンバーが入っていますので、そこでしっかり議論した上で、指定する方向で検討を進めていただきたいと思っています。こうした、北海道で独自に取り組む制度を作って、しっかり春期管理捕獲を強化していく。さらには国に見直しを求めながら、指定管理鳥獣にクマを明確に位置づけた中での取り組みをしっかり構築していく。あらゆる手段を講じて、クマ対策についての抜本的な対策の強化を行っていきたいと思います。

ーーー知事としての1期目は、コロナ対策に追われた部分もあったと思います。2期目の残り3年余りの任期では、どの政策に力を入れ、どのような北海道を目指したいと考えていますか?

選挙戦でも、エネルギー、デジタル、食。この3つの分野で、北海道の価値を押し上げていきたいと訴えました。エネルギーで言えば再エネ、それに関連するGX投資。デジタルにおいても、半導体やデータセンターをはじめとする分野。さらには北海道の食。食料安全保障の観点からも北海道が果たす役割は大きいと思っています。この3つは、どれも生きていく上で欠くことのできないものです。エネルギーは暮らしの上で欠くことのできない基盤ですし、デジタルでは、産業のコメである半導体、さらには次世代半導体においては開発競争があります。そういった中で、拠点を北海道に立地していく。さらには食。人間食べなければ生きていけないわけです。3つの分野で、北海道がより役割を果たすことで、北海道総体の価値をあげていく。スピード感を持って、皆さんにとっても明るく将来を見通せるような取り組みを加速していきたいと思っています。いろいろな課題はありますし、やらなければならないこともたくさんありますけども、挑戦をしていくことで、見えてくるものが必ずあると思いますので、そのような取り組みを進めていきたいと思います。

https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n2af4e0405f6e


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ジンバブエの先住民族の知識の保存と普及における図書館員の役割(文献紹介)

2023-12-28 | 先住民族関連

current2023年12月27日

2023年12月21日付けで、図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”にジンバブエの先住民族の知識の保存と普及における図書館員の役割について調査した論文“Librarians’ role in the preservation and dissemination of indigenous knowledge”が掲載されました。

ジンバブエの図書館員20人を対象にインタビューなどの質的調査を実施した結果、図書館は土着の知識を詩、民話、演劇、工芸品などの形で保存していること、時にはライブセッションや特別コレクションを記録し、そうした知識を次の世代に伝えるための取組なども行っていることが明らかになりました。また、図書館が抱える課題として、知識を文書化する際の倫理的問題などが挙げられています。

Chigwada, Josiline; Ngulube, Patrick. Librarians’ role in the preservation and dissemination of indigenous knowledge. 2023, IFLA Journal.
https://doi.org/10.1177/03400352231217270

参考:
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、ネイティブ・アメリカン等のための図書館サービス支援プログラムに約570万ドルを助成 [2023年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/190943

米・カリフォルニア大学バークレー校ロースクール図書館における先住民族に関する資料の再分類(記事紹介) [2023年02月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/173151

https://current.ndl.go.jp/car/208116


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