今朝は家の屋根の上に降ろしていた7MHz帯の反射器(メンテ作業中にエレメントを曲げてしまった)を6時過ぎに修正しタワーに固定したブームに取り付ける作業に入った。ブームはフロント部をタワーの上側にバック側を下に向けたので反射器を取付けるにはエレメント・クランプを下からブームに通しUボルトのナットを締める作業なのだがタワー上部のマストに取り付けた6m用の7エレヤギが邪魔に成ってタワーに沿わせたブームをタワーに完全な平行に固定する事が出来ずブームの下側先端はタワーから70cm位離れており作用中は体を安全ベルトで固定はしているが上半身は振り返った状態で作業するので重い反射器を片手で押し上げて固定し一方の片手でラチェットを使用するのは至難の技で何回か挑戦したが如何しても重くて無理、仕方が無いのでタワーの少し上からロープを張りマスト・クランプのUボルトをブームに通した後にエレメントを上からのロープで落ちない様に仮固定し後は手放しのアクロバット作業と成った。
作業中に台風の影響か?少し雨が降ってきたが遣り掛けた作業だけは終わらせねばと頑張って居たら雨は止み晴れ間が出たり雨が降ったりで不安定な天気、途中で作業を中止してタワーの側面にアンテナを仮固定し台風を遣り過ごすこ事も考えたが強風だと仮固定の状態ではアンテナが痛む可能性が大きいので取敢えずアンテナを引上げてマスト・ポールに取付ける作業までは遣り遂げる決心をした。
反射器の取付が終るとブームをタワーに固定した3箇所の番線を切断する為にタワーの上を上がり降りし(実は此の上がり降りの作業が体力を一番消耗する)最終的に電動ウインチでタワー上部まで引上げた。此の作業はラクチンな作業でリモコンのコードも10m程有るので(巻き取りワイヤーも10m程度)吊上げる物が突起物やタワーのジョイント部のナットの頭等に引っ掛かる可能性がある場合は吊上げ荷物の状況を確認しながら同時に人間も移動すれば即対応が出来るので結構な優れものである。
先日のブログにある様に電動ウインチ(作業性を考えず結果的に作業性が悪い方向に取付けた)の取り付け位置が悪かった為に巻上げた段階でアンテナ・ブームとマスト・ポールと距離は40cm程離れてしまいウインチ・ワイヤーは保々巻き取って居たので人力で其の距離を近付けブームをマスト・ポールにUボルトで固定する事は出来ず仕方が無いので「火事場のくそ力」を発揮して何とかタワーの天井部分に何とか人力で降ろし仮固定した後に まさかの時用に持って上がって居たシメラーをウインチ取付バーに取付けてレバーをカチャカチャと動かすと今まで「嫌々」とごねて居たアンテナ・ブームもスンナリとマストポールへと近付いて両手が空いている強みで簡単にUボルトで固定する事が出来た。
アンテナを固定して人力でアンテナを振り回してみると如何もフロント側につんのめった感が有りブームの重心点が合って居ない感じ・・・・以前はステーを張って居たので余り気に成らなかったのだが今日はステーは最後の作業で張る予定で居たので気付いた。此れも直そうと思ったらブームを垂直方向にダブルにする為のブーム結合金具が邪魔になってマストクランプ板が動かせない状態に・・・・悪い事は続くもので以前組上げた時に格好ばかりを気にして後先の事を考えずに御丁寧にもマスト・クランプの左右の5cm先に此の金具が取付けて有ったHi
ブーム結合金具のナットを緩めハンマーで金具を緩めてスライドさせブームを固定しているUボルトナットを8箇所緩めブームを移動させようとしたがブームに各エレメントの重力が掛かっているので曲がって簡単に移動せず、全体力を使って衝撃を加えたらタワーの揺れる事揺れる事、此のタワーには今まで数え切れない程上がったがこんなに気色の悪い経験は初めてであった。
大変な作業であったが台風が近付いている中で何とかアンテナをブームに固定する作業までは終わらせたが朝の8時過ぎにタワーに上がってから休みなしの作業で正午の知らせもタワーの上で聞き流石に体力尽きて下に降りる事を決断した。輻射器の取付とブーム・ステーの作業は残ってしまったが気力、体力共に尽きた感じで降りる為に踊り場で10分間ほど休憩して降りたが時計は13時30分を回ってタワー上の作業は5時間以上を経過していた。地上に降りると緊張感から解放された性か?全身の毛穴から汗が一気に噴出し気色が悪いので風呂に入ろうとしたが汗で衣服が纏わり付いて脱ぎ難い状況と体力の消耗で脱衣所で転倒しそうに成った。水風呂に近い温度の浴槽で20分くらい浸かり暑さと緊張感を取り風呂から出ると良く冷えた麦茶を何杯もお代わりして1.5Lが直ぐに無く成ってしまった。
此のアンテナはトラブル続きで過去に何回も修理や点検作業は行ったがアンテナをタワー中段まで下ろしたのは2005年の5月頃に上げてから11年目の初めての大きなメンテ作業と成ったが今後二度と遣りたく無いと思った。次にもし有るとするなら其れは全てのアンテナを撤去する時であろう。今回の昨日と今日の高所作業で年齢から来る気力と体力の限界を悟った感じ、開局50周年が終わり今回のアンテナの輻射器を取付ければ7Mhzから1200Mhzまで全て調整されたビーム・アンテナで迎撃出来るシステムが完成、後何年間アマチュア無線を楽しむ事が出来るかは解らないが私が長年に渡り計画して来た夢のシステムが9月中には完成しそうだ。
昨日はアンテナ・メンテの高所作業が長時間続いたので昨晩は何時に無く22時過ぎに布団に入った。当然に年寄りは睡眠時間が短いので4時前にパッチリと目覚め1週間振りに3.5~10MHz帯を聞いてみたが強い海外の局は殆ど聞えず7MHzと10MHz帯で蚊が鳴く程度の信号が数局聞こえるだけで此の時間帯のコンディションは良くない。念の為に太陽表面の黒点状況をインターネットで見たら濃くは無いが可也大きい黒点が見えてSSNも91を表示している。
連日、暑い日が続く毎日で昼間は夏を思わせる気配だが夜明けは随分遅くなり現在の04:53JSTでも未だ暗く周囲の状態が良く見えない状態で季節の移り変わりを実感する。今朝は7MHz帯の3エレ八木の反射器エレメントの曲がり(メンテ作業中に曲げてしまった)を朝の涼しい内に修正しようと考えていたが作業が出来るのは如何やら5時40分頃位から今、05:22JSTに成って漸く北海道の島牧村を移動中の8エリアの局の信号がQSBを伴いながら聞え始めた。
今日は04時ころから06:30JSTに掛けて各バンドを聞いて交信出来た海外局は3局のみで終った。其れにしても10MHz帯の海外局の信号の弱さには毎日首を傾ける状態???以前の傾斜型ダイポールを使用して居た時代では海外局とは稀にしか交信出来なかったのでビーム・アンテナにして少しは交信が出来る様に成ったのでアンテナ交換の効果は有る様に思えるのだがアンテナが正常に作動しているのか?心配に成って来る。
今朝の交信実績
E79D(7,CW) 9H3WF(10,CW) UK/R1ZY(10,CW)