先日から天候待ちの7MHz帯のアンテナの輻射器取付作業が今夕に漸く終了した。今日は朝からアンテナ作業を遣らねばと待ち構えて居たのだが残念ながら時々風が強く吹き16時頃まで待機して居たが風は余り収まらず夕凪を待たずしてタワーに登って作業を始めた。最初にタワーに仮固定して居た輻射器を外して引き上げブームに固定までは作業はスムーズに進んだが今回アンテナの重心点を少しずらしたのでバランの取付場所が無くなり(ダブルのブームパイプを連結するステンの金具が邪魔)反射器側にずらして取付けた後にスタブとバランからの給電線を接続した。
後はステー線の取付作業に成ったがフロント側は少し距離が長くなったがワイヤークリップの位置を変えて問題なく順調に進んだが反射器側からのステー線は長すぎたので同じくワイヤークリップの固定位置で調整しようとしたが固定するナットが錆び付き上手く外れないのでステー線を已む無くワイヤーカッターで切断し短くし新品のワイヤークリップで固定しターンバックルを掛けて張力を調整して居たらワイヤークリップの仮締めが甘かったのか?ステー線が逃げて反射器側に飛んで行ってしまった。「あぁ~あぁ~」と思わず声が出たが万事休す!ステー線を手繰り寄せる道具が無いので如何する事も出来ず今日の作業は諦めて仕方なくタワーを降りる事と成ってしまった。夕方で写真の様に周囲は既に暗かったので思わぬ失敗の巻、しかし動作上は何の問題も無いので良かったのだが此の様な時間帯まで作業を粘ったのが問題の元で有った。
シャックに入って早速SWRを測定したら共振点は7.060MHz辺りにあり下のバンドエッジで1.2程、上の方は思ったより早くSWRが立ち7.125MHz辺りで1.5を上回ってしまう。矢張り7MHz帯の上の方(SSBのDX周波数辺)での運用は以前と同じで可也厳しい状態、受信面での確認ではアンテナを北東方面に向けて7~8エリアの局を受信して15mHの7MHz帯の逆Vアンテナと3エレ八木を切替えて受信するとトランシーバーのSメーター表示で10~15db程違っている。矢張りビームアンテナ効果は確実に有る様で流石にワイヤーアンテナとは別格の感じ3日間で13時間ほど掛けたアンテナ・メンテナンスは保々終了した。