以前に観察した タヌキモ に花が咲いているのでは・・・・と思ってその場所に行って見た。
花は咲いていなかったが同好博識のＳさんと現地で一緒になった。
Ｓさんに タヌキモ の棲息をお話しして Ｓさんからは ヤナギスブタ を教えて頂いた。
小さな小さなその花を ここに咲いているよ・・・と案内までして頂いた。
これが 教えて頂いた ヤナギスブタ の花。花を見るのは勿論 草の名前を聞くのも初めてだった。
中央の白っぽい葉の株が ヤナギスブタ 手前に タヌキモ（の仲間）が浮遊している。
コナギ の若い株も ホッスモ も見える。 
赤土がむき出しの斜面に芽を出していた見慣れない草を採取して育ててみたのは１２年前のこと。
その年の秋 棚場で初めて咲いた ホトトギス を見て 更に１２年遡った現役時代を思い出した。
職場の山野草好きの人が見せてくれた 地元の山の ホトトギス の鉢植えのことを。
魚沼の山にも ホトトギス が生育しているんですよ・・・と教えられてびっくりしたものだった。
その ホトトギス も正しくは ヤマジノホトトギス だということを知ったのは ７・８年前のことだ。
中越地震のあと 更に崩れたその崖に今も 咲いているかどうかは分からない。
その後植生も大きく変わっているから消えてしまっているかもしれない。
花被片が下向きに反り返らないのが ヤマジノホトトギス だという。
反り返る ヤマホトトギス にはまだ出会ったことが無い。
