20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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万緑の候

2009年07月06日 | Weblog
 先日、時候の挨拶を考えていて見つけ出したのが、この「万緑の候」ということばです。

 春には、そこかしこにうつくしく咲き乱れていた花々が、夏にはすがたが消し、今度は木々のみどりが圧倒的な存在感であたりを支配しています。
 雨がおち、みどりはさらに色濃く、大地にしっかりと根づき・・・。

 これから夏にむけてのひととき、私たちはこの木々の木陰に癒され、みどりの風にやさしい微笑みをもらいます。

 みどりの海をたゆとう風。
 ものみなすべてが緑につつまれ、雨さえもみどりに感じる、梅雨のいま。
 万緑の候。
 まさに私たちは、そのことばを実感する季節のど真ん中を生きています。
コメント (2)
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