来週は秋のお彼岸です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものです。
来週からは秋の高気圧が下がってきて、本来の気温にもどるそうです。
今日はこれから、お墓のお掃除と、お墓参りです。
そんな秋になると思い出すのが、萩の花。
私の秩父の父が好きだった花です。
茶の湯に凝っていた父は、庭から白萩を花ばさみで切ってくると、骨董品の一輪挿しに差し、花を愛でながらお茶を点てていました。
そのころは考えもしませんでしたが、いま思うと、なかなか風流な人でした。
お彼岸の今ごろはいつも、秋のおだやかな日差しにつつまれ、そんなむかしのことを、少しだけ思い出します。
(写真は、萩の花の写真サイトからお借りしました)