ひと昔前、ISSEY MIYAKEのプリーツプリースに凝っていたことがあります。
赤やロイヤルブルーなど、いくつかのプリーツプリースを持っています。
旅行などにも、とても便利でした。
でもここ十年ほどは、デパートへ行っても足も運びません。
すっかり熱がさめたみたいです。
わがままな消費者心理なんて、そんなものです。
ところが、昨日blogに書いた江戸切り子のサラダボールの赤を見ていたら、突然また着てみようと思い、クローゼットの底から見つけ出し着てみました。(写真)
この酷暑。このプリーツプリース、やっぱり暑いです。
でもこれ一枚で過ごせるので、Tシャツ気分で着られるところが利点です。
ファッションの世界も、人気に流行廃りがあるのでたいへんです。
児童文学の世界も、ときに稀なる才能を感じさせる新人作家の本に出会ったりすると、驚愕することがあります。
けれどその作家が今後、たくさんの作品を生み出すかといったら、それは未知数です。
かつて、村田喜代子の『鍋の中』を読んだときも、そんな印象を抱きました。
彼女も決して多作な作家ではありません。
ですから、その後は少数厳選となってしまうかもしれません。そこが難しいところです。
しかし、そんな本に出会ったときの喜びと衝撃には計り知れないものがあります。