20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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リアル本屋さん。

2013年08月24日 | Weblog

         

 必要な本を探しに、ときどき写真↑の図書館に行きます。

 家の近くには、大きな図書館がふたつあります。

 でもちょくちょく行くのは、我が家から徒歩5分のところにある、この図書館です。

 夏休みは、子どもたちがたくさんやってきて本を読んでいます。

 夕方に行くと、大人たちも涼みながら、本や雑誌を読んでいます。

  図書館でむさぼるように本を読んでいる子どもたちや大人を見ると、うれしい気持ちになります。

 

 でも一転、近所のスーパーの3階に入っている本屋さんに足を運んでみると、いつも閑散としています。

 児童書の、夏の課題図書や推薦などの本がたくさん並んでいるところにも、人影はまばらです。

 本を探している親子は、せいぜい1組か2組。

 近頃は、ネットの本屋さんに行ってしまうのでしょうか。

 たしかに手軽に買えるので、私もついAmazonを利用してしまうこともあります。

 けれど、AmazonのCEOが個人的に業績悪化のワシントンポストを買収したという新聞記事を読んだりすると、その先に見えてくる文字活字文化の危機を感じてしまいます。

 図書館でリアルに本を手にとって読んでるように、本屋さんにも実際に足を運び、手に取り、好きな本を見つけてほしいと願ってしまいます。

 図書館で本を読んでいる子どもたちは、自分ですきな本を見つけ出す喜びや、ページを繰ったときの感触を知っています。

 ですからこんどは本屋さんに足を運び、新しい本のにおいを嗅ぎながら、本を見つける喜びを味わってほしいと思います。

 

コメント (2)
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