先日、NYから帰ってきたばかりの友人から電話があり話していたら、ひょんなことからパンの話に。
「いつも近くのパン屋さんに焼きたてのバゲットをお願いしているの。仕上がり時間を教えてもらい、また買いにいってるのよ」
毎日食べるパンを、焼きたてにこだわるなんて、まるで友人はパリジェンヌのようです。
息子が話していましたが、パリの人たちの朝一番の仕事は、焼きたてのパンを、パン屋さんに買いに行くことだそうです。
パンといえば、夫も友人と同じくらいの、無類のパン好きです。
土日に夫と出かけると、彼はドイツのライ麦パンのような、どすんと重たい感じのパンばかりを買いたがります。
お店にもうるさいです。
その重たそうなパンを、「ホラ、これ食べてごらん。おいしいよ」と、眼を細め、朝ひとりで食べています。
なんどかおつきあいをしましたが、やはり好みではなく・・・。
だから、そう言われても、「ふ~ん」と軽く受け流し、私は軽い全粒粉の食パンを食べています。
日ごろ、食の好みは比較的似通っていて、外食などで食べたいものも意見が一致することが多いのですが、結婚してこれだけの年数が経つのに、どうもパンだけは未だ好みが合いません。