童話作家・詩人として知られる宮沢賢治は、故郷・岩手の自然や動物に親しみ、自然とのふれあいのなかから数々の作品を生みだしました。
なかでも大空を自由に飛びまわり、美しい声でさえずる鳥は、賢治にとって、見知らぬ世界にいざなってくれる案内役であり、異界と現実世界を行き来する使者、あるいは、奏でる音楽で想いを分かち合う大切な仲間でもありました。
そして、鳥たちに願いや祈りを託し、童話や詩に登場させています。 本展では、「よだかの星」た「二十六夜」「銀河鉄道の夜」などの鳥が描かれたおはなしを、絵本や紙芝居の原画によってご覧いただきます。
また、鳥の特徴や習性を図鑑の原画によってご覧いただきます。
また、鳥の特徴や習性を図鑑の原画やバードカービングによってご紹介します。
彩り豊かな絵が織りなす美しく幻想的なおはなしの世界と、不思議な魅力をもつ鳥たち。
この夏は、町田市民文学館に現れたイーハトーヴに迷いこんで、賢治の世界を楽しんでください。
- 会期:2015年7月18日(土曜日)から9月23日(水曜日)
- 休館日:毎週月曜日(ただし、7月20日、9月21日は開館)、第2木曜日
- 会場:町田市民文学館2階展示室
- 観覧時間:10時から17時
- 観覧料:無料
- 監修:国松俊英
- 協力:林風舎、宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館、くもん出版、童心社
後援:日本野鳥の会
なお、9月5日(土)には、国松俊英さんの講演会があります。
ぜひたくさんの皆さまのご参加を、お待ちしております。