「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、明日はその、秋の彼岸入りです。
あの暑かった夏は、お彼岸を待たずして、がらりと様子を変え寒さを運んできています。
こうした昔ながらの言い伝えも通用しないような、お天気になっているということでしょうか。
この季節、「ぼたもち」は「おはぎ」にネーミングがかわります。
子どもの頃、お彼岸の朝。
遠くから小豆をことこと煮ている匂いが漂ってきます。
それで目が覚めたものです。
起きていくと、ことことことこと、小豆が呼吸するようにお鍋の中で飛びはねています。
そんな母が作ってくれた「ぼたもち」は、秋でも春でもいつでも「おはぎ」というような上品なものではなく、あれは確かに母の「ぼたもち」でした。
今日はこれから、お墓のお掃除と、お墓参りです。