冬の水辺は、寒そうです。
昨日は、久しぶりに、ユリカモメが群れをなして、公園の水辺を占拠していました。
常連さんのカモたちは、遠慮しがちに隅の方で泳いでいます。
ユリカモメ、真っ白な体に赤い足と、赤い嘴。
見ているのには、優雅で愛らしくさえあります。
ところが、意外と獰猛。
カモたちから、餌を奪い取ったりします。
ところが、カラスの鳴き声がしたとたん。
身の危険を察知したのか、ユリカモメたちが一斉に飛び立ちました。
カモは、広くなった池を、どこ吹く風とばかりに、ゆうゆうと泳いでいます。
一方、すぐそばにいたアオサギ。
彼は、そんな騒ぎなど、微動だにしません。唯我独尊。
まるで老木のような細い足をふるわせ、水の岩の上に佇んでいます。
冬の水辺は、寒そうですが、物語もたくさんありそうです。