20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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水鳥たち

2017年01月15日 | Weblog

            

            

 冬の水辺は、寒そうです。

 昨日は、久しぶりに、ユリカモメが群れをなして、公園の水辺を占拠していました。

 常連さんのカモたちは、遠慮しがちに隅の方で泳いでいます。

 ユリカモメ、真っ白な体に赤い足と、赤い嘴。

 見ているのには、優雅で愛らしくさえあります。

 ところが、意外と獰猛。

 カモたちから、餌を奪い取ったりします。

 ところが、カラスの鳴き声がしたとたん。

 身の危険を察知したのか、ユリカモメたちが一斉に飛び立ちました。

 カモは、広くなった池を、どこ吹く風とばかりに、ゆうゆうと泳いでいます。

             

 一方、すぐそばにいたアオサギ。

 彼は、そんな騒ぎなど、微動だにしません。唯我独尊。

 まるで老木のような細い足をふるわせ、水の岩の上に佇んでいます。

 

 冬の水辺は、寒そうですが、物語もたくさんありそうです。

コメント
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