日本橋室町は、昔ながらの江戸情緒を残しています。
量り売りのお茶屋さんまであります。
お煎茶もたくさんの種類があるし、ほうじ茶、お抹茶、さまざまなお茶が、私が子どもの頃、お茶屋さんで売っていたお茶箱に入って売られています。
子どもだった頃、祖母はいつも、秩父神社の隣にあった、高山お茶屋さんに行って、お茶を買っていました。
足腰が痛くて、いけない時は、そこのおじさんに配達してもらっていました。
毎日、無意識にお茶を飲んでいましたが(そういえば、昔の子どもは、お茶をよく飲んでいました)おいしかったような記憶があります。
スーパーなどがなかった時代、それぞれのお店が、それぞれの品物に、暖簾に誇りを持って、売っていた時代です。
その時代のお茶箱が、今でもあることに、なつかしさと郷愁を覚えました。