先日の、藤田嗣治の展覧会で、絵葉書を何枚か、買ってきました。
サロンの壁の額の、一つにかけてあるのは、篠崎三朗さんの、ガラス絵の「天使」。
もう一つの額に、モジリアニ風の少女二人の絵葉書を入れてみました。
来る日も来る日も、朝から夜まで、二つの賞の選考のための原稿読みをしています。
今回は、絵本テキスト(童心社)の応募数が、1756編でした。
たくさんのご応募をありがとうございました。
前回1073編でしたので683編増えたことになります。
ただ、お一人での複数応募がかなりあったようです。
数をたくさん出せば、その中からどうにかなるものを、見つけてもらえるかもしれないという発想ではなく、何を描きたかったのか、そこへの、独自な発想と切り込みへの作者としての戦いはあったのか。
「この世界を描きたい」という思いを深め、面白いものにするために、着地を工夫したか。
ページを繰った時の展開の、読者の子どもたちのワクワク感を、意識したか。
こうしたところが、大人の視点のままで安易になっているような気がします。
一編にかける思いへの、言葉や作りへの必死性をあまり感じられませんでした。
まだ読了し終えておりませんので、軽々なことは言えませんが、これまでで、そんな感想を持ちました。
絵本テキスト大賞は、作家への登竜門です。
そこをしっかり意識していただけたらと思いました。
例年でしたら、子ども創作コンクール(児文芸・日本公文教育研究会・児文協)の原稿読み(今回は794編のご応募がありました)と、絵本テキストの原稿読みは、重ならないのですが、今回は絵本テキストの原稿数が多かったので、ひと月、後ろに一次選考の締め切りをずらしました。
そのことで、子ども創作コンクールの二次選考の原稿読みと重なってしまったのです。
また、重なるときは、重なるもので、11月初めに締め切りと、11月末締め切りの依頼原稿が二つあります。
通信講座の受講生の方の短編は添削して送り終えましたが、同時に送られてきた、長編の添削一つが、まだ途中です。
休まずやっていますが・・・。とにかく期日までに終えなくては。
ご恵贈いただいているご本も、山積みになっています(涙)。
みなさん、もうしばらく猶予をください。
おかげさまで、咳は、昨日処方していただいた「滋隠至宝湯」を飲んで、すっかり治りました。先生からは「最初は、朝昼晩と飲んでください。そして治ったら、続けて飲まず、仕舞っておいてください。また咳が気になったとき、飲めばいいですから」と言われました。
一回で、こんなに効いたのですから、まさにベストチョイスです。さすが、S先生!